身近な絶景 2022年9月25日

碑文谷公園の池に浮かぶ小屋は動物園の名残

東京都目黒区に位置する碑文谷は子育てのしやすい閑静な高級住宅街として知られている。大きな池のある碑文谷公園ではいつも子どもたちが遊んでおり、子育てのしやすさがうかがえる。

そんな碑文谷公園の池には他の公園では見かけない小屋が浮かんでいるのだが、そこで休む水鳥の姿が可愛すぎていつまでも見ていられるのだ。

 

1992年東京生まれ。普段は商品についてくるオマケとかを考えている会社員。好きな食べ物はちくわです。最近子どもが生まれたので「人間ってすごい」と本気で感じています。(動画インタビュー)

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水鳥たちの憩いの場

東急東横線の学芸大学駅から歩いて5,6分のところに碑文谷公園はある。ここにある碑文谷池(弁天池とも言う)は京急線の駅名にもなっている立会川の水源でもある。

池の真ん中には厳島神社があり小さいながらすごくいい雰囲気を醸し出している

 碑文谷池にくるとこの神社を見て満足してしまう人も多いと思うが、見どころはそこだけじゃない。池に浮かんでいる水鳥用の小屋をチェックするのを忘れないでほしい。

それがこちら。この日も多くのカモたちが小屋を利用していた。

小さな屋根の下で休む水鳥たちが可愛すぎるのだ。ずっと見ていられる。簡易的ながらちゃんと作られた屋根もまた良い。「水鳥のおうち」という感じで作り手の愛を感じる。

ほとんど日陰のない池の中で貴重な日陰。男も日傘を、水鳥も屋根を使う時代だ。
上陸する瞬間も抑えたのでGIFでどうぞ

こんな癒しスポットが碑文谷池には3か所ある。上の二つの小屋が連なっているところは池の東側、遊具コーナーの側に位置する。

2つ目は二連の反対側の池の西側に。ここは土台が少し斜めになっているのがポイント。
そして3つ目は池の北側に。距離的にはこちらが一番間近で見ることができる。

 どれもそれなりに年季が入っているので最近作られたものではなさそうだが、水鳥たちが長年ちゃんと使っているというのも良い。この屋根の下で水鳥が休んでいる姿からは「実家感」が感じられるのだ。安心しきった水鳥たちの姿に癒される。

この二羽はずっと一緒にここにいた。夫婦かカップルが「公園デート」しているのかも
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小屋の正体は動物園の名残

気になるのはこれが一体なんなのか?ということだ。目黒区道路公園課に聞いてみた。

Q.池に浮かんでいる小屋のようなものは何ですか?

A.野鳥用の餌やり場だったものです

Q.どのような経緯で設置されたのでしょうか?

A.もともと碑文谷公園には動物園があり、その頃に野鳥へ餌をやるスペースとして設置されました。その後動物園は無くなり、園内での野鳥への餌やり禁止などの動きもあり、現在は餌やりは行っていませんが、屋根付きのスペースのみが残っています。

なんと碑文谷公園には昔、動物園があったらしい。確かに目黒区のページにも「昭和25年に区に移管されて以来、サル・シカ・タヌキなどの小動物のいる動物舎を設け、区内唯一の「動物園のある公園」としても親しまれてきた。」との記載がある。どおりで屋根に年季が入っているわけだ。

今でも公園内にはうさぎやモルモットと触れ合えるこども動物広場があるが、それとは別にちゃんとした動物園があったとは知らなかった。水鳥用の小屋はその名残だったのだ。

そんな新事実を知って改めて見ると、餌がなくなったあとも当たり前のように小屋を使い続ける水鳥たちをさらに可愛らしく感じずにはいられない。

 身近な絶景 

友達と歩いてるときに「ねえここの電柱珍しくない?」って見せるような、よく見るとおもしろい景色をとりあげます。あえて「絶景」と呼んでみました。

2022年のゴールデンウイークに集中的に集めて、そのあとは少しずつ追加しています。

 

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