2022年ゴールデンウィークとくべつ企画 身近な絶景 2022年5月3日

『耳をすませば』のモデルといわれる多摩ニュータウン・愛宕団地を眺める、赤いベンチ

ジブリ映画『耳をすませば』のモデルになったといわれる多摩ニュータウン、愛宕団地。

作中に登場するレトロな給水塔も有名だ。

坂をのぼった先に、そんな給水塔のみえる赤いベンチがある。

 

こちらは2022年のゴールデンウイーク「身近な絶景」特集の1本です。
わざわざ行くほどではないけど、友だちと通りかかったら紹介したい。そんな絶景ってほどではない乙な景色を掘り出します。一覧は記事末尾に。

平成元年生まれ。令和から原始まで、古いものと新しいものが好き。

前の記事:東京都調布市の古刹、深大寺のチャームポイントは練塀の小窓

> 個人サイト 畳の夢

51DD335A-8EC7-44C5-8B06-0EABC538BD98.jpeg
1972年、団地とともに完成した給水塔。給水塔ファンの間では非常に有名らしい

1972年に入居開始した愛宕団地は、多摩ニュータウンの中でも初期の団地だ。

「あたご一息坂」と呼ばれる、多摩丘陵らしい坂道をのぼった先にある。

4F9F39F9-C804-4A53-BE20-FA0E816F4530.jpeg
この「あたご切通し」の左上にあたご一息坂がある
FC399228-0B4A-4832-B2CE-BC7043F813E8.jpeg
息をきらしながらのぼった先に給水塔がみえてくる

 夕方、人通りの少ない坂道にポツンとベンチがあった。

ADDFC079-61B2-436C-93B7-3AAD5B7C6266.jpeg
その周りは小さな公園になっている

たまたまだろうけど、夕暮れの団地に一人、自分以外は誰も通らない。

ベンチに座って、しばし休憩をとる。

DA3FBB3D-32A6-4098-AC67-6829C8084A65.jpeg
なんだか妙に感傷的な気分になってしまった

 

帰り道、給水塔の向こうの公園ではにぎやかな子供たちの声が聞こえてきた。たった一回通っただけで、街の印象なんて決めつけるものじゃないな、と思った。

 身近な絶景 

友達と歩いてるときに「ねえここの電柱珍しくない?」って見せるような、よく見るとおもしろい景色をとりあげます。あえて「絶景」と呼んでみました。

2022年のゴールデンウイークに集中的に集めて、そのあとは少しずつ追加しています。

 

11/6

9/25

8/28

4/29

4/30

5/1

5/2

5/3

5/4

5/5

▽デイリーポータルZトップへ

banner.jpg

 

デイリーポータルZのTwitterをフォローすると、あなたのタイムラインに「役には立たないけどなんかいい情報」がとどきます!

→→→  ←←←
ひと段落(広告)

 

デイリーポータルZは、Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています。

デイリーポータルZを

 

バックナンバー

バックナンバー

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ