2022年ゴールデンウィークとくべつ企画 身近な絶景 2022年5月1日

下神明の3つの線路が交わる立体交差がずっと見ていられる

ジャンクションや工場など複雑に何かが絡み合っているとそのカッコよさについつい見とれてしまうが、東急大井町線の下神明駅近くにある3つの線路が交わる立体交差が鑑賞にはもってこいなのだ。

 

こちらは2022年のゴールデンウイーク「身近な絶景」特集の1本です。
わざわざ行くほどではないけど、友だちと通りかかったら紹介したい。そんな絶景ってほどではない乙な景色を掘り出します。一覧は記事末尾に。

1992年東京生まれ。普段は商品についてくるオマケとかを考えている会社員。好きな食べ物はちくわです。最近子どもが生まれたので「人間ってすごい」と本気で感じています。(動画インタビュー)

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3つの線路+道路の四層構造

東急大井町線の下神明駅は大井町駅のお隣の小さな駅だ。

交差する線路①.jpg
高架下の改札が神殿の入り口のようでかっこいい

ここから歩いてすぐの場所に3つの線路が交差するポイントがある。

交差する線路⑤.jpg
それがこちらのポイント

下神明駅は大井町線だけが止まる駅で乗り換え駅ではないので、急に他の線路が2本も現れてちょっとびっくりする。上から新幹線、東急大井町線、JR在来線の線路だ。

交差する線路②.jpg
JRの2路線に私鉄が挟まれているのがいい。

新幹線とJR在来線は周辺に駅があるわけではないので速度を緩めることなく通り過ぎるが、その間の大井町線は駅があるので減速と加速を繰り返す。

この緩急の差によって生まれる走行音・モーター音の違いがまるで三重奏のようで飽きずに見ていられる。なんなら地上レベルには道路も走っているので車の走行音まで加えたら四重奏(カルテット)だ。

このポイントが鑑賞にもってこい、というのにはちゃんと理由がある。立体交差を一望できる場所におあつらえ向きにベンチが設置してあるのだ。

交差する線路③.jpg
鑑賞用としか思えない場所にあるベンチ。3名様限定の特等席だ。
交差する線路④.jpg
ここに座っていくらでも見ていられる。鑑賞するための線路たち。

ここに座ればいくらでも3つの線路を眺め放題である。立ったままウロウロしていると不審がられてしまうが、ベンチがあれば座っていても全くおかしくない。気兼ねなく鑑賞することができるのだ。

いざ下神明で無料カルテット鑑賞!(こう書くと胡散臭さがすごい)

 身近な絶景 

友達と歩いてるときに「ねえここの電柱珍しくない?」って見せるような、よく見るとおもしろい景色をとりあげます。あえて「絶景」と呼んでみました。

2022年のゴールデンウイークに集中的に集めて、そのあとは少しずつ追加しています。

 

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