2022年ゴールデンウィークとくべつ企画 身近な絶景 2022年5月5日

フィル・コリンズも訪れたドイツでオランダ気分を味わえるスポット

オランダといえば風車とチューリップ。そんなオランダの風景をドイツにいながら味わえる場所が、ブレーメンにある。

 

こちらは2022年のゴールデンウイーク「身近な絶景」特集の1本です。
わざわざ行くほどではないけど、友だちと通りかかったら紹介したい。そんな絶景ってほどではない乙な景色を掘り出します。一覧は記事末尾に。

1986年東京生まれ。ベルリン在住のイラストレーター兼日英翻訳者。サウジアラビアに住んでいたことがある。好きなものは米と言語。

前の記事:ベルリン市内に現れるパイプがポップで楽しい

> 個人サイト words and pictures

イースター休みに北ドイツの街、ブレーメンに行ってきた。

ブレーメンと言えばブレーメンの音楽隊の像が有名だが、私がおすすめする、ガイドブックには載っていない穴場スポットはここだ。

こ、ここはオランダ?

それは、ブレーメン市内の大通りの脇にある公園の風車である。

ブレーメンを観光するついでにタダでオランダ気分も味わえてしまう、なんとも一石二鳥なスポットなのだ。「絵に描いた餅」ならぬ、「絵に描いたオランダ」である。 

チューリップといい、風車といい、どこからどう見てもオランダ。

ブレーメンからオランダの風車を見に行くには電車で5時間ほどかかるが、ここなら中央駅に向かうついでにふらっと立ち寄れるので、大変お得である。

木が茂っていて風車が見えないが、大通りのすぐ脇にある。
街のど真ん中にあるのが、反対側から見るとよく分かる。

そして実はこの風車、1980年代のヒット曲の数々で知られるミュージシャン、フィル・コリンズの「テイク・ミー・ホーム」という曲のPVにも登場しているのだ。

世界中の有名な建造物をバックにフィル・コリンズが歌うというなんとも豪華なPVなのだが、中間地点あたりにブレーメンの風車が写っている。 

場所当てクイズをしながら見れるPVです。

ブレーメン民に聞くと、本来はオランダで撮影をするはずが天候が悪かったため、急遽ブレーメンで撮影することになったらしい。ブレーメン市民がちょっと自慢したくなるエピソードだそうだ。

もしブレーメンに立ち寄ることがあれば、ぜひオランダに来たふりをしているフィル・コリンズ気分を味わってください。

 身近な絶景 

友達と歩いてるときに「ねえここの電柱珍しくない?」って見せるような、よく見るとおもしろい景色をとりあげます。あえて「絶景」と呼んでみました。

2022年のゴールデンウイークに集中的に集めて、そのあとは少しずつ追加しています。

 

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