身近な絶景 2023年3月4日

海老名のショッピングモールに七重の塔

神奈川県海老名市、海老名駅のそばに「ビナウォーク」というショッピングモールがある。

ショッピング、レストラン、映画館などがあり、家族連れやカップルで賑わう。そのど真ん中に、七重の塔がそびえ立っている。

泣き面に蜂、虎に翼、ショッピングモールに七重の塔。いやいやことわざじゃなくてリアルなのだ。ちょっと見てもらえますか。

シリーズ・身近な絶景
わざわざ言うほどでもないけどちょっと面白い景色、ついでのふりして人に見せたい景色を短く紹介する記事シリーズです。
記事一覧はこの記事の末にあります。

1975年宮城県生まれ。元SEでフリーライターというインドア経歴だが、人前でしゃべる場面で緊張しない生態を持つ。主な賞罰はケータイ大喜利レジェンド。路線図が好き。(動画インタビュー)

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景色がバグっている

海老名駅はJRと小田急と相鉄が乗り入れ、西口にららぽーと海老名、東口にビナウォークという2大ショッピングモールがそびえ立つ場所である。

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こちらがビナウォーク。1番館から6番館、さらにビナプラス、ビナフロントと計8つの建物から構成されたショッピングモールだ。このときはスケートリンクも営業中。

たまたま別件で海老名まで来て、どこかでお昼ご飯を食べようかな~と駅前まで来たとき、それは見えた。

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なんかあるな……?
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えっ
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どういうこと??

遠くから屋根っぽいものが見えたとき「和食のゾーンかな」と思った。寿司や蕎麦の飲食店が集まってるフードコートかな?

でも近づいてみたら本気の七重の塔だった。こんなに縦に伸びた和食のゾーンはない。

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七重だけど、隣りのモールで換算すると3階分くらいの高さ。一重辺りの天井は低い。
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周りの人たちは平然と過ごしている。時空のひずみが生じていることに、みんな気がついていないのか……? これが俺の能力(ちから)……?

もし、この世の土地が一晩でシャッフルされたら、こういうことが起こるだろう。子どものころ、誰もが「家の隣に小学校が来ないかな」と妄想したことがあるだろうけど、実際に起こるのはこういうシュールな光景である。

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一周回って正面に来てしまったので、煽り気味のショットを撮った。
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正面の扉にはカギがかけられており、中に入ることはできない。

近づいてよく見ると建物としては新しく、「古くからここにあって動かせない」というものではなさそう。

イベント的に作られたものだとしても大きすぎるし、でも中に入ってなにかできるわけでもない。

一体この七重の塔はなんなのか。

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