サラダチキンをなんとかしようという時代のうねり
今回買ってきたアドオンはこちら。
どちらも「サラダチキンを使う」商品であることがパッケージに明記されている。
サラダチキンというとすでに味がしっかりついていて、そのまま食べられるわけだが、文化として成熟しネクストインパクト、サードインパクトへと事態が移行しているということだろう。面舵いっぱいである。
単なるタレではなくあくまでアドオン
ミツカン「麻辣棒棒鶏」は「おひとてま。」という名前のついたシリーズの商品のようで、しかもこの「麻辣棒棒鶏」はコンビニ限定商品だという。
コンビニに駆け込み→買ったサラダチキンをもさもさ食う、そんな我々の生活がダイレクトにターゲティングされていて気持ちがすがすがしい。
使い方はほぐしてかけるだけ。商品としては「タレ」そのものだ。単に棒棒鶏のタレとして売るのではなく、サラダチキンの拡張機能としているところ、なるほどこれが商売かと思わされる。
味はもちろんうまい。
麺は食べてもいいし食べなくてもいいという商品
さらにダイショー「狼煙監修 サラダチキンを加えて作る、濃厚魚介とんこつスープ」だ。セブンイレブンでのみ販売されている商品だそうで、これがまたすごい商品だった。
ラーメン店の監修らしいのだ。パッケージには「麺なしで楽しむ名店の味」とある。
麺なしで名店の味を楽しんでいいのか!? いいんです。
期せずして思わぬ赦しを与えてきた。
作り方はスープをあけてほぐしたサラダチキンを入れ一緒にレンジにかける。サラダチキンを温めたことはなかったのだけど、スープを吸う効果もあってプルプルになりかなりおいしい。
食べすすめるごとにどうなるかというと、そう、麺が欲しくなった。麺なしで名店の味を楽しむ自由を得た者はいつしか麺を求むる。
あきらめのため息をつきもう一度パッケージを見やると、そこには「麺なしで名店の味を楽しんでよし」と赦しののちの、さらなる赦しのメッセージが書かれていたのだった。神よ。
「サラダチキンと、あと豆腐」という世界観
こうしてサラダチキンを拡張させた各社だが、返す刀でもう一つ拡張させている食材がある。豆腐だ。
さきほどのミツカンの「おひとてま。」シリーズにはサラダチキンのほかに豆腐の拡張する商品がある。
また味の素の「レンチンクック」もサラダチキンと豆腐を拡張させるシリーズだ。
拡張という名のもとにサラダチキンと豆腐が並ぶ。そうかここはやはり低糖質の世界線なのだ。
なおその味の素の「レンチンクック」シリーズの「麻辣麻婆豆腐」ですが、ほとんど中華の店の味でおいしかったことを最後にお伝えしておきます。
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