2021年GW企画「お役立ち記事100連発」 2021年5月3日

試食みたいな小皿に食べ物を入れて食べると泣ける

新型コロナが流行り始めてから一年以上がたち、それ以前の生活のことを懐かしく感じます。旅行とか、飲み会とか、ライブとか。すべてが懐かしい。

しかしそうやってかつての日常を思い返すとき、大切なものを一つ忘れていないでしょうか。

そうです、スーパーの試食です。

インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変わった音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。
『雑に作る ―電子工作で好きなものを作る近道集』(共著)がオライリーから出ました!

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取り分けるだけでエモい

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なんの変哲もないコーヒーゼリーです(背景布がシワシワなことをお詫び申し上げます)
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これをこうやってスプーンで食べてもいいのですが…
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こうやって薬味皿に入れてプラスチックスプーンを添えると、一気に「あの頃」の記憶がよみがえってきます
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たくさん並べるとさらなるエモが到来
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このチマっとした食べ心地は、まさに試食…!

試食コーナーの横を通り抜けながら食べるか食べないか逡巡するあの時間、そして食べた後に「おいしいですね」と言ったものの結局買わずに立ち去るあの気まずさ、いま思い出すとすべてがプレシャスな体験でした。

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なつかしさを堪能したあとは、「試食を一人でたくさん食べる」という、あの時できなかった暴挙も楽しめます
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全部食べると満足感に包まれるが、実際にはコーヒーゼリーは冷蔵庫にまだ半分残っています。ダイエットにもよい

おわかりいただけたでしょうか。いや、おわかりいただけないわけがないですよね。この良さ。

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いろいろ食べたい

実際の試食コーナーのようにひとつの食品をたくさん並べるのも良いですが、バラバラにいろいろ並べてもそれはそれで違った良さがあります。

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餃子をキッチンバサミで切る行為は試食ならでは
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たれは、かけた状態で出すと試食っぽいです
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ウィンナーを爪楊枝で刺すのも試食らしさ
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家にあったチャンジャ。あまり試食コーナーでは見かけませんが、しかしこういうチマっとしたおつまみは相性が良いです
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昨日の残りの炒め物。ちょっと乾いているのが逆にそれっぽいです
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たまにドレッシングの試食で生野菜を出しているときもありますね
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全て並べると「試食オードブル」という新ジャンルが誕生

こうなってくるともはや試食を通り越して、パーティー感すら出てきます。いずれも、今の生活からは失われてしまったものです。泣けます。

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食べ終わった後は

さて、試食だとこれらのカップは1回きりで捨てますが、家なら洗って繰り返し使うことも可能なわけです。

しかし、一つ忘れないでいただきたいことがあります。捨てるにせよ、洗って再度使うにせよ、ぜひ一度は、ビニール袋に雑に回収していただきたいのです。

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この絵こそが、もっともスーパーの試食コーナーらしさを感じた視界でした

人が「あの頃に戻りたい」と口にするとき、頭に思い描いている「あの頃」とは別に、完全に忘れている「あの頃」もあるはずです。この小さな薬味皿とプラスチックスプーンが、そんな記憶の端っこを呼び起こしてくれるでしょう。

 2021GW特集! お役立ち記事100連発! 

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