2021年GW企画「お役立ち記事100連発」 2021年5月4日

地元のミニ市町村章を作ると愛着が湧く

市町村の数だけ存在するであろう紋章。佐世保市の市章は「サセホ」の文字を組み合わせたものだ。

マジックハンド機構のようで、また、投げると遠くまでひゅんひゅん回りながら飛んで行きそうなフォルムをしている。
地元を好きになろうと模索しているわたしだけど、ちっちゃい市章を作ってみたら愛着が湧くんじゃないかと試してみたらやっぱり湧いたのでお知らせしたい。

1986年生まれ佐世保在住ライター。おもに地元の文化や歴史、老舗や人物などについての取材撮影執筆、紙媒体のお手伝いなど。演劇するのも観るのも好き。猫とトムヤンクンも好きです。

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地元の市町村章をまじまじとご覧になったことはあるだろうか。その名前に使われている文字を記号的に組み合わせたものや、その土地の歴史や自然、文化などをモチーフにしたものまでさまざまだ。

わたしの住んでいる佐世保市の市章はとてもシンプルで「サセホ」の組み合わせだ。なぜなのかはここでは追いかけないけれども、今でも市民の間では「サセボ」と「サセホ」呼びが入り混じりちょっとした混乱が起きたりもしている。

しかしながら、明治7年12月、「各府県村名調査報告」に基づいて県が内務省へ提出した「長崎懸區町村調(ながさきけんくちょうそんしらべ)」に記載された呼び名が、「させぼ」であったことを、歴史的なこととして市民の皆様にもご認識いただくとともに、これらも踏まえまして、佐世保市役所、つまり行政という公の立場では市名を「させぼ」と呼んでおりますことをご理解いただきたいと思います。
佐世保市役所HPより引用)

読み方についてはさておき、わたしは地元の市章をなんだかサザエさんみたいなシルエットだなと思っていた。いままじまじと見てみるととても絶妙なバランスで、なにより尖っていてかっこいいではないか。

ちょっと立体的にしてみたい欲望がムクムクと湧いて出たのでやってみることにした。手先は器用ではないので、昔よく遊んでいたプラ板で。

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プラ板は100均で購入したが、クレヨンやパステルで着色ができるタイプなど、種類が増えていて驚いた。
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地道に着彩するという健気な行為に、地元への愛着がふつふつと湧いてくる。はじめは定規を使って頑張っていたが後半はフリーハンドになっていた。市章とはそんなラフな関係に。
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カクカクしているのがかっこいいと言ったが、カットの時間は憂鬱だった。プラ板が割れてしまわないように気を張りながら切り進めていく。
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なんだかんだちゃんと焼成できて安心。缶バッジは、市のイベントの際にゲットしたもの。

できた。角ばっているのにコロンとした佇まいがカワイイ。これに、同じく100均で買ったイヤリングキットに接着して耳からぶら下げてやるんだ。

と思っていたのだが。

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イヤリングキットを紛失してしまった。

なす術もなく、鼻の下に当ててみると髭のようにも見える。そんな楽しみ方があったとは。

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ほんとうにごめんなさい

ちょうど目の大きさと同じだったので両目にも当ててみた。まつ毛がしっかり生えた目にも見えてしまうではないか。市章の新たな一面を発見である。

うっかりミスにより嫌な汗をいっぱいかいてしまったが、今回のピンチを一緒に乗り越えたミニ市章にはもはや愛おしさしか感じなくなっていたのであった。これでまた少し地元のことが好きになれたかな。

明日は財布に忍ばせたり、飛び道具にしてみよう。

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