特集 2021年5月2日

パンの袋に自作のシールを貼ると主導権を握れる

WORLD IS MINE

パンの袋にはシールが貼ってある。太陽が東から昇るように、それは当たり前で動かしようのない真実だと思っていた。

いつ、どんなシールがどこに貼られるかは『あちら側』の人間が決めることで『こちら側』の人間は黙ってそれに従うしかない。いや、黙って従う、という意識すらなかったのかもしれない。パンの袋に貼ってあるシールがあまりに生活に染み付いてしまったために、不満や疑問を感じることすらなかったのだ。しかし突然気がついた。

僕だってシールを貼っていいのだ。

1987年東京出身。会社員。ハンバーグやカレーやチキンライスなどが好物なので、舌が子供すぎやしないかと心配になるときがある。だがコーヒーはブラックでも飲める。動画インタビュー

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パンの袋にシールが貼ってある

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パンの袋にシールが貼ってある。

何度でも言おう。パンの袋にシールが貼ってあるのだ。そしてこれは僕の意思で貼られたシールではない。『あちら側』の人間が作り、そして貼ったシールである。

シールを貼りたい気持ちは皆同じなのだから『あちら側』のシールだけ受け入れて『こちら側』のシールは我慢する、なんてことはしなくていい。必要なのは少しの勇気と、自作のシールである。

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シールを作ってラベル用紙にプリントした。
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もちろん、パンにシール貼り祭である。

集めると何かがもらえるシーツではない。シールを貼る、その喜びのためだけに存在するシールである。だってそうだろう。食べるための食べ物だし、跳ぶための縄跳びなのだ。貼るためのシール。集めて何かをもらうのは二次的な喜びに過ぎない。

キャンペーン期間っぽく『飽きるまで』と書いた。飽きるまで貼ろう。

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貼った。

貼ってやった、という感じがする。今まで剥がす一方だったシールを、ついに貼ってやったのだ。主従が逆転した瞬間である。

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3つも貼ってやった。

普通のパンじゃない感じが出てきた。普通のパンじゃない感じも出せるのだ。これが主導権である。

なんでもできる

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一面に貼った。

ここまで貼ると「こんなにポイントがあってすごい!」ともならない。従業員通路で、監視カメラに映らないように素早く取引されるパン、という感じがする。

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なんか多そうな数のシールを作ってみた。
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100点とか。
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兆とか言っちゃおうか。
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1兆117点のパン。

貼るためだけのシールなんだけど、数が多いとちゃんと重みを感じる。責任感が芽生えてくるのだ。誰へのなんの責任か分からないけど。

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マンガに出てくる金持ちが白紙の小切手渡して「好きな数を書きなさい」ってやるけど、それの、パンのシールのやつ。
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シンプルにでかい、っていうのもいいな。

商品名を覆うほどのシール。大きいシールは貼りごたえがあってよかった。

こうして僕はパンの袋に貼ってあるシール、あのシールへの主導権を取り戻した。これからは、その気になればこちらからも貼ってやれるんだぞという強い気持ちで、あのシールに向き合おうと思う。

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