すべての人の願いではなく「上の人の」がポイント
まずこちらの写真を見てほしい。
先日、江ノ島に行ったときに見つけた絵馬である。
これを見つけたとき、なんてユーモアがありカッコいいんだろうと思った。
絵馬を用意するにはお金がかかるが、そんなこともいとわず赤の他人の願いを願うその心意気よ。
また、「すべての人の願いが叶いますように」といった上から目線でもなく、「○○の願いが叶いますように」と個人に限定しすぎるのでもなく、「上の人の願いが叶いますように」と、ちょうど良い具合に限定しているところがポイントである。
さらに、下でも、隣でもなく、上の願いを立ててるのも控え目さが伝わってきて良い。
自分もカッコよくなりたい
さっそく私も絵馬を購入してみる。
巫女さんに確認したところ、こちらの神田明神には500円、800円、1000円の絵馬があった。
迷わず500円のものを選んだ。
いくらカッコよく見せたいからと言っても、私はまだ初心者。そこは、そうだろう。
照れたあと、ウキウキしてくる
最初お金を払ったときは、正直少しもったいないなという気持ちが湧いた。
せっかく来たのだから私だって縁結びの願いを書きたいのだ。
しかし、絵馬に文字を書いているうちに、今度は誰かの願いを応援する立場になるのを実感してきて、なんかちょっとこっ恥ずかしいような照れた気持ちや、満足感がわいてくるように。
お金を寄付をしたときのような気持ちである。
そしてこのあとだ。すごく楽しいのが、どの絵馬の下に結ぶか決める時である。
恋愛、学業、就職、商売繁盛、健康祈願…いろんな願いがあった。
その中で、どの願いを一番応援したいかなと探すのがすごく楽しいのだ。
そして、迷った末に私が選んだのはこれだ。
応援するって気持ちいい
自分的に情熱が一番伝わった絵馬を選び、さっそくその下に自分の絵馬を結びつけた。
さっき絵馬を購入したときの、ちょっとお金がもったいないなという気持ちはもはやなく、ただただ、上の人の願いが叶えばいいなと本当に思った。
なんだか誇らしく、満足である。ああ、応援するって気持ちいい。
そしてその気持ちが、他人から見るとカッコよく見えるのだろう、きっと。
しかし今回ひとつ問題があったとしたなら、選んだ願いが縁結びに全く関係無かったことである。
ごめんやで。
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