

鉄道や旅を専門とするジャーナリスト栗原景さんに東横線の遺構を案内してもらった
同級生のTは休み時間に録音した車両の音をイヤフォンで聞いているそうだ。そんな噂が立った。
鉄道は趣味として濃すぎるんじゃないだろうか。しかしその分、壁が高い。
今まで興味を持たずに過ごしてきたが詳しい人に教えてもらうとどこかにその入口がわかるかもしれない。鉄道に詳しい人と街を歩いた。
動画を作ったり明日のアーというコントの舞台をしたりもします。プープーテレビにも登場。2006年より参加。(動画インタビュー)
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線路の跡をめぐり、そもそも鉄道趣味とは?を聞いていく
東急東横線はかつて高架線で高いところを走っていたが2004年からみなとみらい線とつながるために地下化した。
この高架の跡を鉄道/旅のジャーナリストである栗原景さんに案内してもらうことになった。(前回の横浜駅あたりはこちらの記事を参照)
かつての線路は横浜から東白楽あたりまで東横フラワー緑道という遊歩道になっている。これを横浜から歩いて高島山トンネルまでやってきた。考えてみれば鉄道が廃止になることは多くない。かつて鉄道だったトンネルを歩けること自体珍しい。もっとありがたがっておけばよかった。

鉄道のトンネルを歩ける場所

これは東横線のトンネル。以前は今いるこの高さで横浜駅までそのまま行ってたんです

東急線あるある、トンネル出たらいきなり高架

そうですそうです

そんなあるあるが(笑)いきなりステーキみたいでおもしろいな~東急

このトンネルが東日本大震災の直後あたりに開放されたんです。前は山を越えないと駅に行けなかったんでこのあたりに住んでる人はすごく便利になりました。
大正時代に作られたトンネルなんですけど補修をした結果現在はちょっと小さくなっています。古いトンネルの内側にコンクリートをもう一度吹き付けてあるんです。
ぼくら遺構好きとしては惜しいところではあるんですけど。ただ外側のコンクリート擁壁は鉄道時代から変わってません。
大正時代に作られたトンネルなんですけど補修をした結果現在はちょっと小さくなっています。古いトンネルの内側にコンクリートをもう一度吹き付けてあるんです。
ぼくら遺構好きとしては惜しいところではあるんですけど。ただ外側のコンクリート擁壁は鉄道時代から変わってません。

全体的にキュッと内側に縮まったんですか、へえ~

鉄道のトンネルとしては古いものですか?

首都圏のトンネルの中ではかなり古いトンネルです。一番古いのは中央線の四谷のところのトンネルで明治30年くらい

古い! 今度通るとき注意して見てみます


長いトンネルだけどそんなに怖くないですね

夜は暗いので九時半で閉めちゃうんです。横浜側を閉めてからこちらを閉めるそうですが、その間に「通りたいです!」って人が来たら再び開けるらしいですよ。

へぇ~、残業だ

気が狂いそうな仕事ですね…

鉄道はつるつるしていて大きなものを運べるが坂に弱い

高島山は標高でいうと40mくらい。南側を通る東海道が昔の海岸線だったんで、山が海岸線までぎりぎり張り出しているような地形だったんですよ。

鉄道はアップダウンのないところをずーっと行ってるんですか?

坂には弱いんでなるべく避けようとします。鉄のレールの上を鉄の車輪で走るので摩擦がすごく少ないんです。
摩擦が少ないのでものすごく重いものでもわりと簡単にひょいってやると動かせる。摩擦が少ないと、一度動き出したものはずっと動き続けようとするので、大きな力を加えなくても動かすことができます。小さい力でたくさんの物を運べるというのが鉄道の利点なんです。
その代わり摩擦が少ないので坂にはめっぽう弱い。一方、自動車はゴムタイヤや道路の摩擦がすごく強いので、トラックなどは坂には強いですが、ずっとエンジンを動かして力を加え続けなくてはいけません。
摩擦が少ないのでものすごく重いものでもわりと簡単にひょいってやると動かせる。摩擦が少ないと、一度動き出したものはずっと動き続けようとするので、大きな力を加えなくても動かすことができます。小さい力でたくさんの物を運べるというのが鉄道の利点なんです。
その代わり摩擦が少ないので坂にはめっぽう弱い。一方、自動車はゴムタイヤや道路の摩擦がすごく強いので、トラックなどは坂には強いですが、ずっとエンジンを動かして力を加え続けなくてはいけません。

ああ、そういうことですか! へえ~! そりゃトンネル掘りますよね!


国鉄は都市を結んで、私鉄は細かく拾っていく

この辺は、もう反町駅のホームがあったところですね。今はこの地下に ホームがあります

この駅の近さは路面電車のノリですか?

国鉄は東京と大阪のように大都市を結びましたが、私鉄は同じことをやっても勝てません。そこで、昔ながらの集落を細かく丁寧に結んであげたんです。国鉄の東海道本線は、小さな集落は無視して、田んぼの中を まっすぐに敷かれました。
それに対して、京浜急行や東横線の前身である東京横浜電鉄は、街道沿いの集落を結んだり、新しい住宅地を作ったりして地域を細かくつなぎました。
それに対して、京浜急行や東横線の前身である東京横浜電鉄は、街道沿いの集落を結んだり、新しい住宅地を作ったりして地域を細かくつなぎました。

へぇ~、新幹線みたいにドーンといくんだ



地下に鉄道があるところは全部この換気口があるんですか?

そうです。コロナに関係なく地下とかトンネルというのは換気が命なので、必ずこういうものがあります。

換気が命! あれ? 地下鉄にもあります?

ありますあります。銀座線とか丸の内線とかは地面のすぐ下なのでふつうのマンホールみたいな換気口でその上を歩くとガタンゴトン電車の音が聞こえますよ

電車の匂いするとこありますよね


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ガーダー橋に熱くなれ

あれ見てください、最大の遺構なんです。これ鉄道のガーダー橋(桁橋)が遊歩道として使われています。きれいにはしてあるんですけど大正時代から昭和初期にかけられた橋を補強して使っているんですよね。
鉄道橋のレールとかを外してそこに歩道用の桁を乗せているんだと思います。ここが昭和初期の鉄道だったんだなという面影を一番感じるところです
鉄道橋のレールとかを外してそこに歩道用の桁を乗せているんだと思います。ここが昭和初期の鉄道だったんだなという面影を一番感じるところです


ほほ~、これが。ガーダーっていうのは?

ガーダー橋(※板や棒状のものを渡して脚で支える形)っていうのは基本的な構造の鉄橋です。両側の橋台や橋脚の上に、箱のような形をした橋桁をのせた構造で。外側は昔のまんまです。リベット(鋲)、かっこいいですね。


ああ、この丸くポチっとしたやつって装飾じゃないんですね

そうです。戦前の技術ですね。上野駅の高架線なんかいくとこういうのがたくさんあります

たしかにすごい数だ

昔は溶接の技術が未熟だったので釘のようなリベットをたくさん打ち込んで接合したんです

へえ~、溶接の代わりか~!



反町駅の上に乗っかってるの、もしかして枠だけじゃないですか?

ハリボテですよね。駅はかなり地下深くにあるので、ああいう建物は特に必要ないですよね。街の景観のためにこういうデザインになったらしいです

ええ、景観のために!?

じゃあハリボテ作っておくかと


おっみごとなハリボテですね

中、ガランとしてますね

こんなによく中まで見えてしまうんですね

反町の人も「いや、残せとは言ったけどこういうこととは思わなかった…」と思ってるでしょうね

すごい、ドリフのセットみたいな駅だ


こういう鉄道の跡を使ったところで、家の表と裏の両方が道路に面してることがよくあります。昔こっち側は線路とか高架だったので向こう側に向いていたとか

なるほど! 暗渠好きと街を歩く時によく聞くやつがここでも!


この辺りが反町~東白楽の中間点じゃないですかね

街が古くて下町っぽい感じですかね。さっきの酒屋がよかったですね。おばあちゃんが飲んでるのがよかった

すばらしかったですね

年齢層がばらけてる居酒屋はいい居酒屋ですよ

駅が廃止になるとき

この新太田町駅と書かれているのは、戦時中までここにあった駅のことです。横浜大空襲で燃えてしまい、そのまま廃止されました。この南に公園があって、そこで昭和20年代に博覧会(日本貿易博覧会)が開催されたんですが、会期中の2ヶ月だけ「博覧会場前駅」として復活したらしいです

あ~、駅って増えるだけじゃなくて廃止になったりもするんですね?

戦時中は多かったです。空襲で焼けた駅もありますが、少しでも無駄を省くって観点から、隣の駅が近い駅とかを廃止することがありました。
例えば、秋葉原の近くに万世橋って駅があったんですけど、神田と御茶ノ水に近すぎることもあってなくなっちゃいました。駅を一つなくせば、資材や駅員を節約できますし、極端な言い方をすれば、その分物資や人員を戦地に送れたわけです
例えば、秋葉原の近くに万世橋って駅があったんですけど、神田と御茶ノ水に近すぎることもあってなくなっちゃいました。駅を一つなくせば、資材や駅員を節約できますし、極端な言い方をすれば、その分物資や人員を戦地に送れたわけです


ここから電車が出てきます。上から撮っても隙間からでも、わりと見晴らしいいんですよ

すごい(笑)やっと電車が出てきましたね

ここまで来てようやく電車を見る

こういう鉄道写真の撮りやすい場所って決まってるんですか?

定番のスポットっていうのはありますよね。意外に東横線は定番の写真スポットって少ない気がしますけど。

やはり地方はスペースもあるしフォトスポットも多いんですか?

鉄道ファンはあらゆる路線で写真を撮りますから、たいてい定番の撮影スポットがあります。地図を見れば、ある程度は目星がつくんじゃないかな……あ、来ましたね、東急の車両

ぞわぞわしますね、向かってくる電車の真上にいると

ほんとだ、こんなに真上から見ることないなー

高さ的にも大好きなんです、おー! しかも昔の東横線の色、渋谷の駅前にいた5000系青ガエルのリバイバル電車ですよ


これが線路幅1067mmの本物です

こうやって見ると狭いですね。

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狭い線路幅をどうしたものか大論争

実際にはこういうカーブの区間では線路幅はほんの少し広くなっています。レールはカーブしてますけど、鉄道の車輪ってまっすぐじゃないですか。そうするとレールに対して車輪が斜めに乗っかる形になるんですよ。そのままだと線路と車輪の縁がきつく当たって、スムーズに走れません。
ですから、カーブでは線路の幅が1067mmよりもちょっとだけ広めになってるんです。でもすごいですよね。1067㎜なんて狭いレールの上に3m近い幅の車両が乗っているんですから。
ですから、カーブでは線路の幅が1067mmよりもちょっとだけ広めになってるんです。でもすごいですよね。1067㎜なんて狭いレールの上に3m近い幅の車両が乗っているんですから。

へぇ! もう変えられないですよね、今さら
(※日本は鉄道を導入したときに世界標準1435mmよりも狭い1067mm(狭軌)という規格にした。詳しくは前回の記事を)
(※日本は鉄道を導入したときに世界標準1435mmよりも狭い1067mm(狭軌)という規格にした。詳しくは前回の記事を)

大正時代に大激論があったんですよね。これまでに狭軌で作ってきた鉄道を「全部レール敷き直して世界標準の広いやつにするべきだ」と。
それに対して「そんなことよりもまだ鉄道のない地方にどんどん鉄道を作ったほうがいい」っていう意見が議論になって、地方に鉄道をっていう人達が勝ったんですよ。
地方優先か都市優先かという議論で地方優先しようというのが勝った。それを支持したのが初の平民宰相と言われた原敬なんです。でもそのときに、線路幅を広くしようという主張がかなわなかった人たちの教え子たちが新幹線を作ったんですよ
それに対して「そんなことよりもまだ鉄道のない地方にどんどん鉄道を作ったほうがいい」っていう意見が議論になって、地方に鉄道をっていう人達が勝ったんですよ。
地方優先か都市優先かという議論で地方優先しようというのが勝った。それを支持したのが初の平民宰相と言われた原敬なんです。でもそのときに、線路幅を広くしようという主張がかなわなかった人たちの教え子たちが新幹線を作ったんですよ

うっへ~い! ストーリー!!

でも今地方の鉄道衰退してますから、中央集権でよかったんですかね

昭和30年代くらいまでは地方の鉄道は非常に機能してましたから。とくに戦時中と戦後すぐの混乱期はとにかく鉄道があるおかげで助かった。
やっぱり小さい鉄道でも物運ぶ力というのは当時の車の比ではないので。運転士と車掌がいたら何百人と運べるじゃないですか。地方の鉄道が一番儲かったのは戦時中なんです
やっぱり小さい鉄道でも物運ぶ力というのは当時の車の比ではないので。運転士と車掌がいたら何百人と運べるじゃないですか。地方の鉄道が一番儲かったのは戦時中なんです


あ、素晴らしいのきましたね、東京メトロ7000系ですよ、東横線を走る電車で一番古いやつで、もうすぐなくなります。この車両は有楽町線が開業したときから走ってますね。あ、新旧来ました、一番新しいやつと。

すれちがうときこんな狭いんだ

鉄道はレールがあるので位置がずれませんから、めったなことでは接触しません。あ、カーブの内側のところにもう一本レールみたいなものがありますよね。あれは護輪軌条(脱線防止ガード)といって、カーブで車輪に遠心力など横の力が働いて、線路の内側に落ちて脱線するのを防ぐ働きをします。


ここはどういう車両が来ますか?

東横線は、首都圏では一番色んな電車が入ってるところです。東急、西武、東京メトロも東武の車両も入ってきます。
通勤電車ばかりというのがさびしいんですが、唯一土曜休日だけ西武鉄道のS-Trainというのが入ってくるんです。これがまた変わった電車で、元町・中華街発西武秩父行きという(※2時間以上かけて横浜の中華街から埼玉の山間部まで行く)
通勤電車ばかりというのがさびしいんですが、唯一土曜休日だけ西武鉄道のS-Trainというのが入ってくるんです。これがまた変わった電車で、元町・中華街発西武秩父行きという(※2時間以上かけて横浜の中華街から埼玉の山間部まで行く)

お、森林公園(埼玉。横浜~森林公園間は1時間40分超)行き

森林公園行きなんてちょっと考えるとびっくりですね。線路幅や電圧は基本的に一緒なんですよ。ただ保安装置といって非常時に列車を止めるシステムが各社ごとにちょっとずつちがうんで、乗り入れる場合はそれを全部のっけてるんですよね

へぇ~、全部ドカドカ載せたらそれでOKなんだ~

さっき(※前回)言ってた京王の線路幅は独自っていうのは都営に乗り入れるからですか?

もとは地下鉄じゃなくて、路面電車、今の都電の規格に合わせて作られたんです。
都営地下鉄は後からできたんですが、乗り入れる路線の線路幅にみんな合わせたんですごく種類がたくさんあるんですよ。浅草線は1435mmですし新宿線は京王線に入るので1372mm。東急目黒線に乗り入れる三田線は1067mm。最初に作るときに規格を合わせるので。お、あれは東武ですね、東上線直通、川越まで行っちゃうわけですね
都営地下鉄は後からできたんですが、乗り入れる路線の線路幅にみんな合わせたんですごく種類がたくさんあるんですよ。浅草線は1435mmですし新宿線は京王線に入るので1372mm。東急目黒線に乗り入れる三田線は1067mm。最初に作るときに規格を合わせるので。お、あれは東武ですね、東上線直通、川越まで行っちゃうわけですね

3000車両をデータベース化する人もいる

ぼくはそんなに詳しくないんですけど、その道の人間は車両の屋根の上に載っている空調の型まで分類してるんですよね、コレクションですね

そもそもコレクションしない人もいますか?

ぼくはコレクションしないですね。のんべんだらりと楽しんでます

集めるのは大変そうですよねタスクになってきそう

データを集めるのがおもしろいのはわかりますよ。昔、国鉄の山手線とかで使われた103系という電車があって、これは日本で一番 たくさん作られた電車で、3000両以上あったんです。
この車両を、ひとつひとつ全部写真に撮ってデータベースにしている人がいました。素人目には全部同じに見えるんですけど、同じ形式でも修理した結果ここが違うとか、雨樋の形が違うとか、少しずつ違うんですよ。それがコレクター魂を刺激するんだと思います。仮面ライダーシールとかと同じで、コンプリートしたくなっちゃいますよね。
この車両を、ひとつひとつ全部写真に撮ってデータベースにしている人がいました。素人目には全部同じに見えるんですけど、同じ形式でも修理した結果ここが違うとか、雨樋の形が違うとか、少しずつ違うんですよ。それがコレクター魂を刺激するんだと思います。仮面ライダーシールとかと同じで、コンプリートしたくなっちゃいますよね。

私達は鉄道ファン大国に住んでいる

鉄道ファンはどの国に多い?

日本は圧倒的です。世界シェアでいったら7割くらいを占めるんじゃないですか? 海外の鉄道ファンはやっぱりイギリスに多いんですけど向こうは模型鉄さんが主力。お金持ちの趣味なんです

ジオラマのやつだ。あれお金持ちの趣味なんですか?

すごくお金かかりますよ。コレクションでもありますし。もっとお金持ちが高じてくると自分専用の車両を買ってしまったり。ウォルト・ディズニーとか

おっ、ディズニーは鉄オタなんですか?

テツですね。アニメクリエイターは鉄道ファンが多いんです。宮崎駿しかり庵野秀明しかり。

たしかに好きそうな人たち!

一粒で三度でも四度でも楽しめるのが鉄道趣味

そもそもなんで鉄道にファンが多いんですかね?

一番身近にある巨大メカだからじゃないですか?

ほ~!

当たり前にあるけれども、ほとんどの人が運転はできない。すると憧れの的になる

なるほど、身近なのにふれられない大きな力ですね

鉄道に全然興味ないひとを鉄道趣味に引きずり込むときにどうします? ここ見たら楽しめるよみたいな

ぼくの場合は一緒に乗りに行きますね。鉄道っていろんなことできるので。旅も写真もコレクションも、街歩きもできますし、近代考古学的なこともできますから。鉄道は好きになってくると一粒で2度どころでなく3度4度と、どれか一つの道を極める人もいれば僕みたいな幅広く楽しむ人も。
必ずこうじゃないとダメみたいなのはなくて、この人は素質があるなと思ったら、じゃあどの方面から攻めるかみたいなのを考えます。歴史にロマンを感じる人だったら、もう少し遺構がちゃんと残ってるところに案内するとか
必ずこうじゃないとダメみたいなのはなくて、この人は素質があるなと思ったら、じゃあどの方面から攻めるかみたいなのを考えます。歴史にロマンを感じる人だったら、もう少し遺構がちゃんと残ってるところに案内するとか

おお~、鉄道接待だ。今日もそうですよね。めっちゃへぇへぇ言いました…
へぇ疲れを起こすほどの知識の旅
記事を書くうえで車両の形式をしらべようとWikipediaの車両のページにいくとそこだけ趣がちがっていた。知らない部活の部室に迷い込んだような気持ちだった。
だが車両を特定し、違いを認識できるようになると今までのでかい鉄の塊が「わかるでかい鉄の塊」に変化した。なるほど、こうしてちょっとずつ興味を広げていくのだろうか。
鉄道オタクの世界は広く深く壁の高いものだなと思っていたが、私達が住んでいたのは世界一鉄道が細やかに敷かれ、発展し、鉄道オタクが集う国だったのだからそう感じていたのかもしれない。
彼らが深めた知識のおこぼれを拾って歩く街歩きはとても楽しいものだった。身近にそんな人がいたら連れて行ってもらうといい
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