有名企業の役員から小僧まで募集している明治の求人広告
まずは昔の求人広告をありったけ集めた。

こうしてかき集めた100件ぐらいの求人広告をもとに、みんなに自分の天職を探してもらう。

まいしろ(以下まい):まず明治時代の求人からそれぞれの天職を探して欲しいんですけど....
まい:読めないんですよね。
石川:この時点でふるいにかけられてますね

べつやく:求人以外も気になるんだよね。(裁判になったけど)無実放免になりましたって広告出してる人いるよ
林:岩倉具視の手伝いの求人もあるね
まい:それ新聞で募集していいんですか!?

んちゅ:ろくろ職人の求人ありますよ。この仕事いいなー
べつやく:お寺の執事の仕事もあるよ。これいいね!

林:でもどれも細かいことが書いてないんだよね
石川:「小僧入用」って書いてあるだけの求人もありますね


石川:じゃあ僕から。僕は帝国ホテルの役員になります
まい:大きく出ている

石川:これ非出張で本部詰めなんですよ! かなり条件がいいと思います。

林:そもそも役員募集の新聞広告あるんだね
まい:これ本当に役員なんですかね? 「役員」という名の雑用とかさせられない?

んちゅ:私は警察の巡査官になります。その心は、強くなりたいからです。
まい:マインドがめちゃくちゃ明治向きだ
んちゅ:明治には珍しく35歳まで応募できるのもいいんですよ
石川:この時代、だいたいの募集が15歳までですからね
まい:世知辛いなぁ
月餅:次は私ですね。私は、中央報告社の重役になります。

月餅:下宿つきらしいからいいかなーって
まい:重役なのに下宿なんだ

石川:それが普通だったんですかね
月餅:この時代の役員のこと全然わかんないですね
まい:次は私!私はなんとなく楽しそうなので和歌と俳句の先生になります

石川:詠めるんですか?
まい:詠めないです

まい:応募するのは自由です!
べつやく:じゃあ私は色植の求人に応募しようかな

べつやく:これ明治には珍しく性別不問だからいいかなって
まい:どの広告も当たり前のように性別を指定してますもんね

林:京橋で写字生になります
石川:文字を写す人?
まい:コピー取る仕事の明治版?
林:なんか楽そうじゃない? しかも大量採用なんですよ。
