街には接着剤があふれている
あるなあと思うものの意識することはないものの代表、接着剤。考えてみればこんなにたくさんのものに使われているものはない。木よりも鉄よりも確率でいえば多く使われているのではないか。
あれも接着剤、これも接着剤。これから街を歩くと「人間はこんなにものをくっつけて発展していったのだなあ…」と思うことが可能だ!
自然のもの以外は大体一回はダンボールに入ってるんだなと思ったことがある。意外と街中にあるものとして接着剤がある。
ここもあそこも接着剤が使われている。街を専門家と歩くシリーズ、今回は接着剤一筋の接着剤メーカーの方と渋谷の街を歩いたつづきである。
また街を見る目が変わってしまった。
前編はこちら → 専門家と街の接着剤を見て歩く
街にどれくらい接着剤があるのかセメダインに50年以上勤める木村修司さんと渋谷を歩いた続きである。
前回は
などなど多くのことを学んだ。
まだ折り返しである。ここからまだまだ街の接着剤が見つかる
大北:家具も接着剤ですかね?
木村:家具関係は相当使われてますね。ほとんど接着剤でくっついてる。
林:接着剤のほうが作りやすいとかあるんですか。
木村:技術的には接着剤で貼っちゃったほうがラクなので。
林:IKEAの家具が解体できなくて引っ越しのときに大変って聞いたけど
大北:くっついちゃってるせいもあるのかな?
木村:あとこういう運送に使ってるダンボールなんかもね、全部接着剤でくっついてるので。
大北:ダンボールの紙自体が接着剤で作られてるんですね。
木村:ダンボールって、薄い表面の紙のところに波打った紙を合わせて、あれも接着でくっついてる。
林:昔ダンボールって、でっかいホチキスみたいなので止まってましたけど。
木村:最近はアマゾンさんなんかも接着剤で梱包してある。
林:アマゾンのはきれいに剥がれますけどあれも接着剤ですか?
木村:ある程度の力で剥がれるものですね。
大北:接着剤で作られた紙にさらに接着して物が運ばれてるのか~。
林:あそこのガラスの内側に貼ってあるのは粘着ですよね。
木村:透明なタイプの粘着剤を塗ってある。
林:粘着剤でありながら透明じゃないとああはならないですもんね。
木村:粘着剤を透明にするって難しいんですよ。
大北:へー。
木村:どうしても太陽光に当たると化学物質は色が変わってくるので、透明性を長く維持するのは難しい技術。
大北:そんな難しさがあるんだ…!?
林:粘着メーカーががんばったんだ。
木村:がんばったやつだと思います。素晴らしい。
林:透明の接着剤はあるんですか?
木村:けっこうありますね。完全透明はなかなか難しくて。カメラのガラスレンズなんかみんな接着です。
大北:レンズはシビアでしょうね~。
林:ガラスはつけやすいんですか?
木村:ガラスはつけやすいです。さっき(※前回)言ったプラスマイナスの分子が非常にはっきりしているので。
林:そうそう、分子の話だったんですよね。
木村:最近は駐車場の車止めもブロックを接着でやるようになっちゃったんですね。
大北:あんな重そうなものも。
林:車がぶつかってきて動くかもしれないのに。
木村:ボルトで止めようとすると穴開けたり大変な施工になるんですよね。
大北:車止めの接着というのはモルタルとは別なんですね。
木村:モルタルでやる場合もありますけど、モルタルは硬いので衝撃が加わると時々ボキって折れちゃう、接着剤だと粘りがあるので。最近は下地がいろいろあるじゃないですか。モルタルは相性を選ぶのでいろんな種類の下地に使えないんです。
大北:シリコーン系とかウレタン系とか接着剤の系統はいくつもあるんですか。
木村:10種類ぐらい。大きく分けてね。エポキシ系、ウレタン系、変成シリコーン系、普通のシリコーン系とかいろいろ。
林:10種類覚えれば押さえられるんですね。
木村:一般の方なら10種類の接着剤の特徴を覚えておけば。瞬間接着剤もシアノアクリレート系っていうそういうのもあって。
大北:10個も(笑)。それって共通点とかあるんですか?
木村:全部石油からできている。エチレンっていう化学物質の大元があるんですけど、そこから合成したもの。構造が違うのができる。
大北:へえ~、全部石油から。
林:すべては隙間に入り込んで固まる。固体になる。
木村:近づいて固体になる。
林:近づいて固体になるのが接着剤。
大北:だんだんわかってきたぞ…!
木村:固まり方の違いと固まったあとの性質で分類ができます。そういうのを覚えちゃうと簡単なんです。
大北:全部石油からできてるのはなぜなんですか。
木村:石油は接着剤の原料に適しているんです。
たいていの接着剤は、接着剤のもととなる材料を石油から作られたシンナーや水に溶かして液体にしたもの。
大北:固まるものを石油で溶かしてるパターンが多いんだ。
木村:それから今は石油から液体材料を作って、化学反応で固めちゃう接着剤も増えてきている。
大北:固まるところが石油由来パターンもあると。
木村:もうひとつ、さっき言ったダンボールに使うもの。ホットメルトとかホットボンド、グルーガン。あれはもともとは見た目は固体なんです。熱をかけて溶かしてあげるとドロドロになる。塗ったときは液体で、冷えて固まって固体になってくっつく。だから早く固まるんです。
林:それはこれまでの接着剤とは別で、最初固体→液体→固体なんですね。
大北:紫外線で固まる接着が出てませんか、最近。
木村:UV硬化型ですね。化学反応を使う。紫外線に当たると紫外線のエネルギーで励起っていうんですけど、化学反応のスタートボタンが押されて、一度始まると隣の分子に反応がどんどん移って行って一瞬に固まってしまうという仕組み。マニキュアもUV硬化のがある。
林:あれも接着剤。
木村:UV硬化型の樹脂。基本原理は同じ。
大北:なるほど。
木村:基本は液体から固体になる。
林:水も氷になれば接着剤で
木村:くっつきます。
林:寒いところに行って、金属を触ると手がくっつきますよね。
木村:あれと一緒で。冷凍庫に入れておけばくっついちゃいます。
大北:たとえば液体から固体になってくれるものがあったとしたら、それは全部接着剤になりえますか?
木村:なりえますよ。
大北:さっきのエチレン系の接着剤というのは時間が経てば液体から固体に変わるもの?
木村:変わるものにしたものが接着剤。でもガソリンは時間が経っても蒸発するだけで固体化できないでしょ。ああいうものからもう少し分子構造変えて固体になるものを使う。
林:エスカレーターの上の屋根がボルトみたいなものは。
木村:あれはボルトで止めてますね。樹脂だと思うんですけど。
林:ガラスじゃなくて。
木村:ああいうのをガラスでやると万が一割れたときに危ないので。ほとんどは透明樹脂、一番耐候性がいいのはポリカーボネートと言って。パネルとパネルの間は防水兼ねてシーリング接着。
林:ネジで止めたのはデザインですかね。
木村:デザインプラス、クリープ現象と言って、接着剤がちょっと弱いところは長いこと垂れ下げた状態でやっておくとずれちゃう。併用型、糊釘併用と言って一番安心感があるそういう工法で、ここ斜めでしょ。平らなら問題ないけど。
林:なるほど。すげー語りがいがあるな、ここだけで。
木村:自動販売機にも接着剤が使われてるんです。中にもう一枚、断熱材を貼ってますから。
林:接着剤なんだ。
木村:全部接着でくっついてます。
大北:これがそうなら冷蔵庫とかにも使われてるということですか。
木村:冷蔵庫にも使われてますね。洗濯機にも使われてるし。あとスピーカーね。スピーカーも接着剤の塊。全部接着剤です。
大北:あれも塊なんだ。べちゃっとくっつけないといけない。
木村:フェライトの接着とかコーンのところとか接着。音の効果なんかもシビアなんです。
林:接着剤いっぱいつけちゃうと音が良くないとかありそうですね。
木村:かといって接着以外のものでやったらもっとひどくなるので。
大北:どういう接着剤が音にいいとかわかるんですか?
木村:ある程度のやわらかさと硬さのバランスのところと。あとはやはり作業工程上ラインのスピードに合った乾燥速度を持ってないといけないとかあって、すごい難しい。貼って3日置いてくださいって言ったら生産もできないから。そこも難しいところですよね。接着剤の一番の欠点は固まるのに時間がかかるところ。
林:そうですね。
大北:工場だと時間は問題になりそう。
木村:ボルトとかナットは締めたときに終わっちゃうじゃない。接着はどうしても乾燥させるとか固めるとか時間がいるので、それをライン上でコントロールするというのがなかなか難しい。だからいろんな瞬間接着剤みたいに早く固まるのがあったり。
林:基本的な質問ですけど、セメダインさんで出してる接着剤って何種類ぐらいあるんですか?
木村:3000種類ぐらい。一般用だと250ぐらい。
大北:一般消費者が接着剤を買うときの一番多い用途はなんですか。
木村:修理でしょうね。だからうちの「多用途」というのが一番売れてるわけで。用途別のがありますけど、どうしても多用途型のほうが何にでも使える。で、凸凹でも、振動があっても、熱があっても使えるとなると、当社のスーパーXみたいないろんなものに対応できる接着剤のほうがよく売れる。ただし瞬間接着剤みたいに早くは固まらない。
大北:瞬間で固まる接着剤のデメリットはあるんですか?
木村:硬く固まるから衝撃に弱い。あと水に弱いので、外部に使う用途はあまりおすすめできない。あとは粘度。多孔質っていって木だとかタイルだとか凸凹したところには染み込んじゃって使えない。
大北:瞬間接着剤もそこから改善されたりしてるんですか?
木村:衝撃に強いものは出てきてます。うちも出してますけどスーパーXほどは強くはできない。限界がある。
大北:業界が震撼した、変わったみたいなのはあるんですか。
木村:これはうちのスーパーXです。画期的。
大北:宣伝だ。何にでも使えるのが画期的?
木村:弾性っていう、やわらかくても大丈夫だよというのを初めて世の中に訴えたのがスーパーX。弾性接着剤という概念で。
大北:へー、固まってもやわらかい接着剤。
木村:スーパーXの前身のPM100番という当社が出したのがある。これがぐにゃぐにゃしてて当時のお偉い先生たちから、こんなの絶対に認めないって言われていたんだけど、阪神淡路大震災でうちのが全然落ちなくて硬いのが落っこちた。
大北:建材に使ったというやつですね。
木村:振動や地震が来ても自分自身のやわらかさでヒビがはいらない剥がれない。強い接着から剥がれない接着へというのが、接着剤のコンセプトで。
林:ガッチガチにする世界からしなやかというか。
木村:力を分散して。かえって耐久性がある。
大北:へー、知らなかった。一般消費者用ですよね。
木村:その前には工業用からスタートした。
大北:建材とかで?
木村:使ってます。今タイルの接着はほとんどその系統。
大北:ずいぶん前からあった技術なんですか。
木村:35年前の、さっきご紹介した、聖蹟桜ヶ丘の例で初めて試作品みたいなものを作って。あるタイルメーカ−さんと協力して、そこの施工に初めての実績を。
林:それは設計者か施工会社が接着剤で行こうと決めたんですか?
木村:今までのモルタル工法や他にやりようがないような薄いタイルだったんです。天井に貼ったこともありますよ。ある有名な美術館の天井に使ってる。
林:1987年に聖蹟桜ヶ丘で、95年に地震があって大丈夫じゃんってなって。
木村:官民共同研究でお墨付きが出たのがその10年後かな。
林:2006年とかそのぐらいに。
木村:一挙に。
大北:そうやって建物の外観も変わったんですかね?
木村:前はそういうのが使えなかったんだけど、だんだん使えるようになった。
林:パネルが出てきた。
木村:パネル化して。パネルメーカーさんも裏側に接着剤を使うようになった。
林:セメダインさんって僕は一般の商品しか見てなかったんですけど、そういう建材の世界で売上が伸びてるんですか?
木村:そうですね。特にハウスメーカーさんとかプレハブメーカーさんね。工場生産型の建物にはうちのを使っていただいていて。
大北:この連載は建築士さんと歩いたりするので、家はどんどんパネルになってってるって言ってました。
木村:あそこらへんみんなパネル化されてますもんね。
木村:これは溶接かなー。
林:溶接っていうのがありますね。
木村:溶接も広い意味では接着みたいなものですからね。
大北:どんどん広がってくる(笑)
林:液体にしてってことですかね。
木村:金属を溶かして相手との距離を近づけて固めてっていう形ですから。冷やして固めますから両方の分子が絡み合って、同じ材料同士だから。よくくっつくという。一種の接着原理と似たような。
林:ものをくっつけるときは溶接と、粘着と接着ですかね。他はボルト留め?
木村:溶接とか、機械的にボルト留め、あとかしめ。
林:かしめ?
木村:金属同士をリベットなどでくっつける。あとゴムバンドで止める。ゴムの張力を利用する。紐で止めるのは摩擦。昔のピラミッドなんかは石の重力と摩擦力でくっついてますから。
大北:おいてるだけではない?
木村:おいてるだけじゃなくて摩擦を利用してますよね。角度をつけて重さを使って。
木村:ここの地下工事は細かいところはわかりませんけど、渋谷川のずっと先にいくと港区の古川っていうところがあるんですよ。そこに水を貯める調整池というのがある。そこにはシールド工法で作って接着剤でコーティングしたりくっつけたりしてやってますよ。神田川の調整池もそうですし。
大北:えー、あんなでかい土木も接着剤なのか。どえらい水も貯めておけるんですね。
林:地下街も接着剤だらけですか?
木村:そうですね。ここは違いそうですけど天井が止まってることも多いし、お店の床なんかそうですよね。
大北:地下街は接着剤だらけと言えるんだ(笑)
林:ここに広場があるんですけど。上に川が流れてるらしいです。
木村:シールしてるんじゃないですか。あのコンクリートのボックスカルバート(※コンクリートでできた箱型の構造物)を組み合わせてあるでしょ。ボックスカルバート同士の隙間はなんらかの接着剤かシーリング材を使用しているかもしれません。
林:接着ですか。これ。
木村:モルタルじゃくっつかないしボルトだけで留めても水が漏ってきちゃう。内側はライニングといって必ず塗料みたいな接着剤みたいなものを塗ります。古川の調整池はそれをやってます。東京湾横断道路(東京アクアライン)のトンネルの外装防水には弾性系の接着剤でコーティングしてる。
林:外側もコンクリの塊自体を接着剤ですか。
木村:共同溝とか下水溝なんかみんなコンクリートのボックスカルバートっていう、あれを順番にくっつけていくんですね。
接着剤やシーリング材でくっつけて、防水・止水をする。
大北:モルタルではくっつかないんですか?
木村:くっつきます。だけど強度があまりないのと、こういう建築物に使うとちょっとした地震振動で揺れるじゃないですか。やはりモルタルだけだと亀裂が入っちゃったり。
林:接着剤のほうがいいですよね。
大北:すっかり接着剤信者に。
木村:今日出てこなかったものでいうとスポーツ用品とかね。そういうのにも使われてる。ゴルフクラブのヘッドとシャフトの根本のところにうちの接着剤でくっついているんです。
大北:すごい力がかかりますよね。
木村:それでも大丈夫なようになってる。あと卓球のラケットの接着とか、ラバーをくっつけてラバーは剥がさないといけないので、よくくっついて剥がれるタイプとか。バドミントンのシャトルコックという羽があるでしょ。あれも微妙な接着剤でくっついているんです。ちょっとした違いで飛び方が変わっちゃうのでけっこう難しいやつ。あとはスキーの板もほとんど接着で。私アーチェリーやりますけど、ほとんど接着でできてる。
大北:へえ~スポーツは全部シビアなんですね。
木村:そうです。シャトルコックなんか何百発打って「ちょっと変…」だとか、表現が感覚的なものだから、それに合わせるのは難しい。
林:接着剤でむしろよく飛ぶクラブも作れちゃうんですか?
木村:多少影響はするでしょうね。卓球のラバー用の接着剤なんかは性質を変えてあげればよく飛ぶとかできます。規定で決まってるからなかなか我々が操作することはできないけど。
林:スポーツって工業と密接に関係があるんですね。規格を守るのとどれだけ性能をよくするか。
木村:ルールの中で公平にしないといけないから、ばらつきがあってはいけない。
大北:楽器とかどうですか?スピーカーが接着剤の塊と聞きましたが。
木村:楽器はピアノなんかは接着剤の塊だから。
大北:やっぱり(笑)
林:接着剤の塊って多いですね!
木村:ピアノは木材、フェルト、金属、プラスチック等いろいろな材料を接着するのに沢山の種類の接着剤が使われています。
大北:ピアノってできたときから接着剤なんですか?
木村:そうだと思いますね。あとバイオリンか。ストラディバリウスなんかも、完全にニカワで作られてるから、我々の技術の合成接着剤では絶対にあの音は出せない。
大北:ニカワは作れないものなんですね。
木村:ニカワっていうのは天然ものだから。
林:ニカワも接着剤なんですか?
木村:当社の一番最初の「セメダイン」もニカワです。ニカワをコロイド状にして、チューブに詰めたのが我社のスタート。
林:チューブに詰めた使いやすいニカワが。
大北:セメダインの最初はニカワなんですね。
木村:その次がカゼイングルーという牛乳のタンパク質。3番目にやっとセメダインCの化学原料のニトロセルロース。石油系から来たものを初めて使った。
大北:ニカワ→牛乳→石油か。一回牛乳を挟んでるのすごいですね。
木村:ただ牛乳はカビが生えるらしくてなかなか難しかったみたい。セメダインCは画期的で初めて化学原料を使って、透明で、乾燥が速くて。
林:セメダインCで業績がガッと。
木村:模型飛行機大会というのが一緒になって。全国学童模型競技大会というのを冠大会で10年ぐらいやりまして、これがひとつの当社のブランドを築き上げた。
林:それは戦後ですか?
木村:戦前もあったんですけど、本格的にやったのは昭和28、29年かな。専門にやり始めまして。
林:ベビーブームの時代と模型飛行機と、セメダインさんが。
木村:全国大会の都道府県予選会なんかすごいですよ。1県で500人とか予選会に来て、優勝した子が全国から東京に集まってそこで競う。滑空時間を。それをセメダインを使って、Aプレーンっていう模型飛行機を作るんですけど、我々の年代より前の人達にとっては模型飛行機大会は今の甲子園みたいなものですよね。予選会に選ばれて、全国大会があって。
大北:ミニ四駆大会とかのはしりだ…! すごい!
林:そういうカルチャーで会社ができていたんですね。
木村:模型飛行機大会の後はガンダムのプラモデル用セメダインで知名度を上げまして。
大北:へえ~、日本のものづくりの歴史だ。
林:今日はどれが接着剤でどれが接着剤でないかよくわかりました。ありがとうございました。
あるなあと思うものの意識することはないものの代表、接着剤。考えてみればこんなにたくさんのものに使われているものはない。木よりも鉄よりも確率でいえば多く使われているのではないか。
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