先日、親と秘宝館に行きました。よもやこんなことになるとは……
兵庫県・淡路島の「ナゾのパラダイス」という秘宝館をご存じでしょうか。
『探偵!ナイトスクープ』などで紹介され、関西ではひそかに名の知れたスポットです。しかし、二代目館長が亡くなり、2023年に閉館。珍スポット巡りが趣味の私は、「まだ行ったことなかったのに……。!」とひとり悶絶しました。
ところが、「今年の3月28~30日に臨時開館する」との情報が……。!喜び勇んで東京から実家のある大阪に帰ることに。
そこで、大阪の両親に「30日の日曜日に淡路島に遊びに行くから大阪の家泊まるわ」と家族LINEで連絡。
すると父親から「土曜日はお父さんもお母さんも徳島におる」「日曜日にナゾのパラダイス行くんやったら車で合流できる」と返信が。
詳しい行き先がなぜバレているのか……。そして秘宝館で合流する家族とは……。
10年前の話だったら、私は「恥ずかしいから」と絶対断って一人で行くし、両親も合流なんてしないでしょう。
しかし、私は年をとりました。「遠くに住んでいる親と、出かけられる時に出かけた方がいい」という気持ちの方が勝ち、両親と一緒に訪れることを選んだのです。
また両親も、「いかにどぎつい展示でも、むぎこはもう大人だから分別があるし大丈夫」と秘宝館に行くことに眉をひそめず、そして秘宝館自体も昭和の遺物として「歴史」になりつつあり、ギリそういうものとして楽しめる余地が生まれています。三者に等しく時が流れたのです。
洲本バスセンターで合流、両親に車を運転してもらってナゾのパラダイスへ。車内では母親が昔から好きなウルフルズの曲が流れていました。「ホテルニューアワジ(関西ではCMがガンガン流れていた)の実物初めて見たわ」などと話しながらナゾのパラダイスに到着。
駐車場から会場までの坂道を両親と桜を見ながら歩き、
入口で親の分まで入場チケットを買います。どこで親孝行しているのか私は……。
年齢を重ねると、家族はこのように落ち着いていくのだろうか……。と扉をくぐると、しみじみとした感慨を打ち壊す、ド迫力のすさまじき展示空間がありました。
パワーに次ぐパワーにあてられ、3人とも一気に無言に。さすがに一緒には見て回れず、一人で見て回りました。
さて、本日の記事はこちら。全て知らない世界を見せてくれます。
んちゅさんからは、リオのカーニバル。すべての写真が知らない世界すぎて笑ってしまいます。
高瀬さんからは、見る方向で変わる町の風景のご紹介。町が油断している感じがして好きでした。
伊藤さんからは真冬のハブさがし。通常は夏にハブを探すそうで、そこからのずらし。知らないずらしです。