なつめ氏とは?
なつめ氏は僕のうちにいた黒猫で、当サイトの記事にもたびたび登場しています。直近では2023年7月の『猫舌の人はワカメを凍らせたらいいのでは?という提案(副音声付き)』に出てきます。なつめ氏とか、なつめさんと呼んでいました。
なつめ氏が登場する記事を数えたら44本ありました。僕はデイリーポータルZで2006年から書かせてもらっていて、果たして何本書いたのかわからないのだけど(最近は月に1本だけど最初の頃は月に2本プラスコネタを書いてた)、そのうち44本はなかなかの本数ですね。妻より多く登場しています。
初登場は2007年2月で、生後半年くらいの頃です。『殿のちょんまげ、見てチョンマゲ』。うう、かわいい…。
この写真の数カ月後に僕と妻(当時はまだ結婚してないけど)が一緒に暮らし始めて、なつめ氏は僕らの猫になりました。
2006年生まれ、野良出身
なつめ氏は、妻が一人で住んでいたアパートのベランダに来ていた母猫(クロ)の子供です。父猫は茶色の長毛で、体が大きい猫でした。父猫は毛がフサフサだったから、名をフサノスケと言います。体は大きいけど気は弱く、よく近所のボスに負けていました。
クロもフサノフサもなつめ氏も野良で、特に両親は人間と一定の距離を取っていました。しかしなつめ氏は平気で部屋の中にも入ってきて、ベッドで寝たりご飯を食べたり、両親を放って気ままに過ごしていました。
半野良の期間がしばらく続き、いつしか外より家の中で過ごす時間が長くなり、親離れをして飼い猫になりました。それから17年間、なつめ氏は人間と暮らすことになりました。
そんなこんなで妻になつき飼い猫になったのはいいのだけど、当時妻が住んでいたアパートはペット禁止でした。そこで、できるだけ早く猫を飼ってもいい物件に引っ越さなければ!と、東京都の江戸川区に引っ越して、僕と妻となつめ氏の生活が始まりました。
彼は僕らが初めて飼った猫で、2人で蝶よ花よと甘やかした結果、そこそこ頑固で要求が強い猫に育ちました。
その頃はもう僕はライターとして記事を書いていたので、以降はまぁまぁな頻度で記事に登場するようになります。
2007年~2009年くらいの登場記事
殿のちょんまげ、見てチョンマゲ 2007/02
https://dailyportalz.jp/b/2007/02/07/c/2.htm
プルプル立体猫写真 2007/08
https://dailyportalz.jp/b/2007/08/15/c/
日常に潜むハラハラシチュエーション 2007/07
https://dailyportalz.jp/kiji/harassing-situations-everyday-life
立体録音部 猫がエサをねだり、食べる 2007/07
https://dailyportalz.jp/b/cs/club/detail/070708017814/1.htm
流行ったらいいな、オヤジ酒 2007/12
https://dailyportalz.jp/b/2007/12/19/c/
マニ車を生活に生かしたい 2008/02
https://dailyportalz.jp/kiji/make-mani-a-part-of-my-life
なんでもゼリーの素になれ 2008/08
https://dailyportalz.jp/b/2008/08/27/c/2.htm
大根は四次元から生える 2008/09
https://dailyportalz.jp/kiji/radishes-grow-from-fourth-dimension
干しナマコの醤油煮が出来るまで 2008/09
https://dailyportalz.jp/kiji/180803203582
そもそも、山登りはなにが楽しいのか? 2009/01
https://dailyportalz.jp/kiji/so-fun-about-climbing-mountains
ビワと僕の21世紀 2009/02
https://dailyportalz.jp/b/2009/02/04/c/3.htm
東京コネタマラソン 2009/03
https://dailyportalz.jp/b/2009/03/18/c/
壁に耳あり立体録音 2009/07
https://dailyportalz.jp/b/2009/07/08/c/
足の小指を守る研究 2009/08
https://dailyportalz.jp/b/2009/08/19/c/3.htm
最初に干すところからXO醤を作ってみた 2009/10
https://dailyportalz.jp/kiji/made-XO-sauce
行儀の良い猫でした
要求は主張するのだけどダメと教えたことはしない猫で、爪とぎは爪とぎ用の段ボールでしかしないし、食べ物やその他の物を荒らすことはしませんでした。食事をするテーブルの上には乗らないように教えたので、テーブルに登ることもしなかった。
確かに躾はしたけど、たぶんこの猫の個性なんだと思います。やるやつは教えてもやる(じゃんけんちゃんは人が見てないときにやる(バレてる))。
綺麗好きで毛艶が良く、今思い出しても良い猫でした。
なつめさんは人間の上に乗るのが好きで、僕が寝転がっているとお腹や腕に乗ってきました。トコトコ歩いてきて、ドサっと乗ってくるあの重みが懐かしく、あの重みを感じることはもう無いのか、と寂しくなります。
ところで、妻は猫アレルギー
妻はアレルギーが多くて、猫に対してもアレルギーがあるのですが、それでも猫と暮らしています(なつめさんは死んじゃったけど、まだじゃんけん(という猫)がいます)。
最近はいい薬があるようで、妻の場合は薬さえ飲んでいれば大丈夫みたいです。僕はさっぱりアレルギーが無いので猫も花粉も平気ですが、きっと癌で死にます(そういう説があるらしい)。ちゃんとがん検診を受けよう…。
妻を見てると、薬は手放せないようでなかなか大変そうです。猫アレルギーの度合いにもよると思うので積極的には勧めません。それでも、と思うのなら必ずお医者さんに相談してみてください。
閑話休題、次のページに続く!