地図専門家と渋谷の街を歩く

写真左:筆者。地図は苦手。マップアプリのGPS機能に心から感謝している。
(※WEBマスター林さんと編集部石川さんも同行しています)
出発地点は渋谷駅ハチ公前。
今回向かう目的地は2か所です。1か所目は地理人さんに見守られながら独力で、2か所目は存分にアドバイスを貰いながら向かいます。(目的地は予め石川さんに決めてもらいました)
石川:では、まずは神泉駅にいってもらいます。
佐伯:…Googleマップ使っていいですか?
今和泉:もちろんいいですよ。

林:それにしてもすごいですね、ハチ公前の記念撮影待ちの大行列。
今和泉:もはやここを待ち合わせ場所とするのは難しそうですね。
林ちなみに、今和泉さんは今、東西南北がどっちかわかります?
今和泉:わかります。
石川:すごい。
今和泉:わたしは“方角”を信じているので、ルートはあまり調べないんです。目的地の方角だけを認識して、緩〜く歩くことが多い。
雑談を交わす同行者の皆さんをよそに、わたしはGoogleマップを凝視します。

林:↑こういう風に地図と自分の方向を一致させるのはいいんですか?
今和泉:いいと思いますよ。わたしはやらないですけど。
佐伯:…とりあえずGoogleが示す方に進みます
最初に進むべき方向が前後左右のどちらかだけ確認した後、出発。
この日は私の後ろに同行者の大人が3人付いてきているのでかなりの緊張感でしたが、平常心を保ちつつ、いつも通りGoogleマップだけを信じて進みます。
スマホを閉じると迷う
林:あれって新大宗ビルですっけ。
今和泉:そうですね。そうですね。しかし建設現場事務所のプレハブが大きいですね。
林:これで工事終わりでいいんじゃないかな。随分大きいですよね
今和泉:3階建てくらいはありますね。
林:一部屋、事務所に貸してほしい…。
…ちなみにこうやって隣で喋ってるのってノイズですか?
佐伯:話しかけられない分には大丈夫です。
林:佐伯さん、ずっとスマホの画面を見てますね。
今和泉:曲がる指示があるポイントまでは道なりに進むだけなので、迷うことはないと思いますが。
佐伯:曲がるところをスルーしたくないので…あっ、ここ曲がります!
大通りを外れ、細い道に入ります。細い道って、細い上に入り組んでいて難しいですよね。全ての道がバカデカい直線だったらいいのですが…。
佐伯:細い道の微妙な分岐ってわかんないんですよね。迷うな。
今和泉:好きな方に行ってみてください。
佐伯:じゃあこっちに…。(少し進んでから)…あっ、違いました。逆だ。Googleマップの現在地があらぬ方向に…。

林:佐伯さん今スマホ見てないですね。
佐伯:なんか目的地が近そうだったので。
『目的地が近そう』という一点だけでスマホを閉じた筆者。しかし余裕の様子で手を後ろに組んだ瞬間、普通に迷いました。
今和泉:ここら辺は難しいですからね。あと、この道はどこに行くにも最短経路にならないので、わたしも初めて通りました。
『どこに行くにも最短経路にならない』という発言にやや動揺しつつ、引き続きなんとなくの雰囲気で歩きます。気付いたら最初に提示されたルートから外れていましたが、それはいつものことです。