ついこないだのようで、もう7年前
オジサンになると急に時の流れが加速するようで、こないだ書いたと思ってた記事が7年前でビックリします。もう僕の寿命的な残り30年もあっという間なんだろうな…。
プロジェクターで魔法使いになる方法 2017/05
https://dailyportalz.jp/kiji/170516199633
謎儀式の供物になったなつめ氏。『プロジェクターで魔法使いになる方法』
葉っぱで虫を作るとすごく楽しい 2017/10
https://dailyportalz.jp/kiji/171024201007
相変わらず工作が好きななつめ氏。あるいはこういうクリップが好きなのかも?(子猫の頃におもちゃにしていた)『葉っぱで虫を作るとすごく楽しい』
中華渦巻きでなんでも中華になるか実験 2018/08
https://dailyportalz.jp/kiji/180829203800
中華料理屋さんみたいにされたなつめ氏、困惑の目。『中華渦巻きでなんでも中華になるか実験』
おむすびとサンドイッチの具を入れ替えてみた 2018/09
https://dailyportalz.jp/kiji/180926204021
シャトーブリアンを食べて錯乱した僕は、肉を崇めた 2019/06
https://dailyportalz.jp/kiji/chateaubriand-nikuwo-agameru
猫のシャトーブリアンとしての子猫時代。晩年も、それはそれで可愛かったよ。『シャトーブリアンを食べて錯乱した僕は、肉を崇めた』
猫とIoT 2019/10
https://dailyportalz.jp/kiji/neko-and-iot
遠隔カメラで見た猫の嘔吐シーン。見れても何もできない。『猫とIoT』
匂いを嗅いで『今』に集中する 2020/10
https://dailyportalz.jp/kiji/nioi-kagu-mindfulness
迷惑であっても攻撃したりしないなつめ氏の偉さよ。『匂いを嗅いで『今』に集中する』
しかし、よく出てきますね。ああ、僕は本当になつめ氏のことが好きだったんだなぁ。
2020年の秋に死にかけて入院
あまり病気せずに14歳まで来たのですが、急にご飯を食べなくなり、食べてもすぐに吐いて痩せてしまった時期がありました。動物病院に入院して、心臓が肥大しているなどの病気が分かり、投薬などで回復しましたが、僕の財布はちょっと軽くなりました。(猫の治療費は国保が無いので高いのです)
以来、「タウビタ」という栄養剤を毎日与えていました。猫にはタウリンが必要なのだそうです(タウリン配合のフードもあります)。
硬いものは吐くので、カリカリを砕いてお湯でペースト状にした「ぺそぺそ飯」というのを妻が作って与えていた。
もう死ぬのかな、猫の寿命は15年っていうし、仕方ないかなとちょっと思ってましたが、同時に投与された抗生物質などが効いたのか鼻炎なども治り、入院前より元気になりました。
ハンコ廃止の今だから!すすんで押したいハンコづくり 完結編 2021/01
https://dailyportalz.jp/kiji/imadakara-hanko5
肉球の判子作りに付き合わされるなつめ氏。
猫舌の人はワカメを凍らせたらいいのでは?という提案(副音声付き) 2023/07
https://dailyportalz.jp/kiji/nekojita-wakame-kooraseru/page/2
カリカリとぺそぺそ飯の両方を食べて3年ちょっと、17歳を迎えた頃からまた食が細くなり、最大で6.5kgあった体重が少しずつ軽くなってきました。
最期は子猫の様に軽くなっていった
2023年の秋に17歳になって、冬が過ぎて春、最期の頃は自分でご飯を食べることはなく、高カロリーのペースト食を口にシリンジで入れてました。それでも、どう頑張っても1日に必要なカロリーには足らず、週に50gずつ痩せていく…。
なつめ氏的にはもう餓死したかったのかも知れないけど、生きてほしいという僕らのエゴでペースト食を与えていました。
病院にも連れていきましたが、年齢的にも手術などの積極的な治療は難しいとのことで、残りの時間を出来るだけ穏やかに、一緒に過ごすことにしました。
食が細くなった頃も、朝起きると隣で寝ていた。じじい可愛い。
亡くなる1ヶ月くらい前、仕事をしていると僕の膝に乗ってきた。もう体重は3.6kgくらい。体重65kgの人が36kgまで痩せた感じと思ってみてください。
最終末の頃、なつめ氏は物置部屋の奥に引きこもってしまいました。よく「猫は死ぬ間際になるといなくなる」と言われますが、ああ、こういう感じになるのかと思いました。
ネットワークカメラごしに見ていた。お腹が上下して生きてると安心だった。
そして最期、フーっと息を吐いて鼓動が止まり、尻尾の毛がブラシのように逆立って息を引き取りました。17歳と7ヶ月、よく生きたと思います。でもさすがに悲しくて、人間二人、ボロボロと泣いてしまいました。
火葬しました。すっかりコンパクトにまとまっちゃって、まぁ。
そういえば、エイプリルフールネタにも出てきてました
ここまでレギュラー記事のリンクを貼ってきましたが、4/1のエイプリルフールでもなつめ氏のネタを書いたことがありました。
猫のしっぽは生えかわる?!
https://dailyportalz.jp/b/2008/04/01/uso09/
『猫のしっぽは生えかわる?!』
猫はUSBでパソコンに繋がる
https://dailyportalz.jp/b/2010/04/01/uso04/
目の光はCG合成です。『猫はUSBでパソコンに繋がる』
子猫のしっぽは徐々に伸びる?!
https://dailyportalz.jp/b/2011/04/01/uso08/
『子猫のしっぽは徐々に伸びる?!』
「ちなみに、20歳を越えると2本目のしっぽが生えてくるそうです。なつめさんとじゃんけんさんもそのくらい長生きしてくれたらいいなと思います。」って書いたけど、なつめさんはちょっと足らなかったですね…。惜しかったな。
猫は老いると尻尾が2本になって猫又になるという伝説がありますが、残念ながらなつめ氏は猫又になる前に死んでしまいました。一方、じゃんけんちゃんは生まれつき尻尾が無くて、猫又になる可能性はゼロ。それでも、出来るだけ長生きしてほしいなと思います。
猫又になる可能性ゼロのじゃんけんちゃん。もうすぐ14歳なのでそろそろ健康に気をつけないといけません。なお、基本的には僕のことを敵だと思っています。それはそれで可愛い。
なるほど、エルフってこういう気持ちなのかなと思った
ファンタジー世界によく出てくるエルフやヴァンパイアは寿命が長く、普通に1000年以上生きるので「なんで人類、そんなにすぐ死んでしまうん…」みたいなセリフを呟いたりします。なんで猫、20年も経ってないのに寿命になっちゃうの…。
もちろん人間にも寿命がありますが、次の次の猫くらいまでは僕の寿命内で一緒に暮らせると思います。願わくば、じゃんけんちゃんの残り数年と、未来に出会う猫達(犬達かも知れない)が幸せな一生を送れますように。僕も頑張って、出来るだけ健康に長生きします。