デジタルリマスター 2023年8月10日

そもそも、山登りはなにが楽しいのか?(デジタルリマスター)

今まで当サイトで何本か山登りの記事を書いてきました。「山登りってゲームっぽい」とか、「雪山が楽しい7つの理由」とか、「富士山山頂で米を炊く2007」とか。

どれも一生懸命に山登りの楽しさを書いたのですが、もう少し素直にストレートに山登りの楽しさを紹介してもいいのでは?と思いました。だって、ゲームとか雪山とか、ある程度山の事を知ってる人向けに書いてるんだもの。

だから今回は、もっと平たく、山登りの事をなにも知らない人が興味を持つような記事を書きたいと思います。普通に山登りの楽しさを紹介したい。今回はそんな内容です。

2009年1月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。

あばよ涙、よろしく勇気、こんにちは松本です。

1976年千葉県鴨川市(内浦)生まれ。システムエンジニアなどやってましたが、2010年にライター兼アプリ作家として自由業化。iPhoneアプリはDIY GPS、速攻乗換案内、立体録音部、Here.info、雨かしら?などを開発しました。著書は「チェーン店B級グルメ メニュー別ガチンコ食べ比べ」「30日間マクドナルド生活」の2冊。買ってくだされ。(動画インタビュー)

前の記事:途中で談合坂サービスエリアに寄る登山

> 個人サイト keiziweb DIY GPS 速攻乗換案内

■その1 やっぱり景色が素晴らしい

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八ヶ岳の赤岳から東に下る道。結構急だけど、足場はしっかりしている。

山登りとい言えば、山頂や登山道から見られる景色が魅力です。一生懸命登っている途中、ふと顔を上げると、ふと後ろを振り向くと、絶景が広がっていたりします。山頂からの眺めも最高です。そんな景色を紹介しつつ、まずはわかりやすい魅力を知っていただきたいと思います。

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■富士山は登る山じゃないと言いますが、眺めは特別に良いですわ

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富士山から見た下界。日の光が雲間から漏れて、なんとも神々しい事に。
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富士山山頂東側(河口湖口から登るとここに着く)でご来光を迎える人々。もの凄い混んでます。
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待望のご来光。太陽が昇るまでとても寒いので、温かさ的にも嬉しい。みんな写真撮りまくりよ。
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雲海がどこまでも続く。中央に見える曲玉の様な湖は山中湖。写真下は下山する人が映っている。
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延々続く下山者の列。下っても下っても雲が遥か下。かなり途方にくれる。
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見晴らしの良さで言えば富士山に並ぶ山はそうそう無いだろう。

富士山はやっぱり眺めが良い。ほとんど飛行機の視点です。周りに高い山が無いからですね。視界が高くて広くて気持ちの良い山です。ちょっと人が多すぎる気はしますが。

夏の富士山は登山初心者も含め、とても沢山の人が登ります。夏の2ヶ月だけで30万人近い人が登るのです。老若男女、初心者も慣れた人も、多くの人が訪れるにぎやかな山です。

都会からのアクセスが良いのも素敵です。新宿から高速バスで3時間もすれば5合目、そこから登り始めて10時間も歩けば山頂に立てます(急いで登れば4,5時間ですが)。行きやすく、登りやすい、いい山です。

この景色は一生に一度くらい見に行っても良いんじゃないかと思います。が、経験はともかく(大事なのはゆっくり登る事)、ある程度の装備は必要なので、借りたり買ったり財布と相談したり、準備をしっかりして登ってください。以前、夜中に8合目くらいで震えてる軽装の日本人を見ました。外人は軽装でもへっちゃらみたいだけど、体のつくりが違うので真似しないように。奴ら在日米軍の軍人とかだし。

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■八ヶ岳は色んなピークがあって楽しいですよ

八ヶ岳は長野県茅野市にある、いくつかのピークを持つ山域です。大きく北八ヶ岳と南八ヶ岳に分かれています。最高峰は赤岳で、2,899m。交通の便が良くて、山小屋から稜線が近いのが魅力。夏はもちろん、冬でも雪山初心者の練習にちょうど良いという事で人気の山です。八ヶ岳で撮ってきた写真を数枚ごらんください。

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南八ヶ岳の地蔵尾根を登ると、東側には雲海と太陽が。雲が河みたいに山の間を流れます。
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横岳の山頂から北を向いて撮影。奥に硫黄岳が見えます。
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ダイナミックな雲と、阿弥陀岳。手前にある三角の小山は中岳。
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夕陽に染まる八ヶ岳。小同心、大同心、横岳とかその辺。
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硫黄岳の崖。怖々手を伸ばして撮影しましたよ。
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横岳山頂の標識前で記念撮影。遠くに富士山も見えます。

大体2500mを越えると、山からの景色は下界とは違った感じになります。雲の上から下界を見るというのは、なんとも気分が良いものです。世界を牛耳れる気になってきます。冬に2000mを越える山に登るのは大変だし危ないですが、夏なら危険も少なく、八ヶ岳くらいなら初心者でも登れます(というか僕が初心者だ)。

山頂からの眺めももちろん最高ですが、登っている途中に見られる自然も気持ちいいもんです。今度はそこら辺を見ていただきたいと思います。屋久島まで行かなくても原生林はありますよ。

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■その2 森はスバラシーイ、ヒーリングで癒やしでマイナスイオンデース

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八ヶ岳の原生林。緑一色で目に気持ちいい。緑色ってどうして見てるだけで気持ち良いのか。
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モサモサ生えるシダ植物。シダの可愛さは異常。これは奥多摩の写真。
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沢に苔生す岩。シダも可愛いけど苔も良いよね。奥多摩は沢が多くて夏でも涼しいのが魅力。
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奥多摩、川苔山の「百尋の滝」。真夏でも風と水の飛沫で寒いくらい。
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沢、苔、原生林。ここを歩いて気持ちよくないわけがない。

よく登りに行く奥多摩の山は沢沿いの登山道が多く、夏でも涼しくて気持ちいいです。もともとの本能的なものか、緑の中に身を置くというのは心が安まる感じがします。息するだけで気持ちいい。

森の中でする深呼吸は、それだけで体の中が浄化されている様に感じるほど。癒やされながら山頂を目指すわけです。登りながらも、登ってからも気持ちが良い。それが山登りの魅力です。

目で癒やされたら、次はお腹を癒やしましょうか。

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