広告企画 2020年4月20日

軍手もケバブもパイロンも!吹きガラスの世界はなんでもアリ

何を作っているでしょうか?(答えは本文中に)

にこだわりの趣味を持っている人に話を聞くのは面白い。

今回はあまり見たことのないタイプのガラス細工を作っている「吹きガラスドロップ」の小村さんに話を聞きました。

ガラス細工で好きな物をだいたい作ることができるとわかったので、みなさんも作りたいものを考えながら読んでみてください。

 

 

※この企画はgoo blogにいる「こだわりのすごい」ブロガーさんに話を聞きに行く広告企画です。

第一回:貝殻拾いの増倉さん
第二回:きのこ写真の小島さん
第三回:尺八の富川さん

記事を読んで自分も何かにこだわりたくなった人はgoo blogでブログをはじめましょう。そしていつか話を聞かせてください。

行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー)

前の記事:雪道を2キロ歩き、ソースかつ丼を食べ、温泉に入るサルに会う~地元の人頼りの旅in長野県~

> 個人サイト むかない安藤 Twitter

ちょっと普通じゃないガラス細工を作っている人がいる

マニアたちが集まる集会、マニアフェスタ。今年のマニアフェスタが終わったあとで、goo blogのスタッフから出展者の中に面白い人を見つけたので、と紹介してもらったのが「吹きガラスドロップ」だった。

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ブログ「吹きガラスドロップ

吹きガラスドロップ」はハンドメイドのガラス細工を展示販売している工房なんだけど、どうも作っているものがいわゆるガラス細工とは一線を画すようなのだ。

たとえばこちら。

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道に落ちている軍手。「吹きガラスドロップ」のブログより。

道に落ちている、いわゆる「片てぶくろ」。これを「吹きガラスドロップ」ではガラスで作った。片てぶくろについてはデイリーにも登場してくれたことのある石井さんが詳しい(記事:トムハンクスも片手袋の写真を撮っている)。

なぜ落ちてる手袋をガラスで作ろうと思ったのか。確かにこれはちょっと話を聞かないといけない気がする。あわてて連絡をとって「吹きガラスドロップ」のギャラリーへとおじゃました。

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吹きガラスドロップのギャラリーと小村さん。

どんな個性派が出てくるかと覚悟していたのだけれど、想像していた5倍、いや10倍は普通の素敵な方だった。

ただ、ギャラリーへ一歩足を踏み入れると、そこはやはりブログで見た通りの、ちょっと放っておけない感じの空間だった。

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看板の絶妙なゆるさがすべてを物語ります。

まずはざっと作品を見てもらい、僕がギャラリーに入った瞬間の気持ちをみなさんにも感じていただきたい。

ではどうぞ!

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まずはメンダコ!
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表情。

メンダコはずっと前に水族館で見たことがあって、深海のアイドルなんていわれるだけあって確かにかわいかったのを覚えている(詳しくはこちらの記事で)。

かわいいけど、それ以前にガラス細工でこれ作る?という思いが強い。

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メンダコは伸びてるタイプと広がってるタイプがいます。

言われてみれば!メンダコはこうして伸び縮みしながら海を漂っているのだ。

悩む前にどんどん紹介したい。次はこちら

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マンボウ。

ガラス細工の歴史上、これまでに何人がマンボウを作ろうと思っただろう。そんなにいないぞきっと。

それにしてもこの透明感たるや。海の生き物はきっとガラス細工に合うのかもしれない。

次も同じく海の生き物から、くらげ。

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クラゲ、しかも風鈴である。

風鈴はふつう鳴らす部分が風で反応するよう紙なんかでできていると思う。しかしこのクラゲ風鈴は足までガラスでできている。鳴るのか。いや、もはや問うべきはそこではないのかもしれない。

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クラゲもマンボウも、それぞれのマニアの人に作れますかって聞かれたので作ってみたんですよ。

そういったマニアがいるのか。

次もいいぞ。

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プラナリア。

 

プラナリアは切っても再生するという謎の生きものである。好きなヒモをつけてペンダントに、と書かれていたが、道を歩いていてこのペンダントをつけている人がいたら、僕は話しかけてしまうかもしれない。

で、どうでしょう。僕はすでに取材を終えてガラス細工づくりも体験させてもらった後なので、これらの作品が可愛くてしようがなく見えるんだけれど、みなさんにはこれらの作品、どう映っているのだろう。

きっと記事を最後まで読んでくれたら可愛さに支配されると思うので期待してください。

さらに思いもよらないものが出てくる。

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パイロン。
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パイロン、流行ってますもんね。

流行ってますかね。

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そして最初にも載せた片てぶくろ。

パイロンと手袋ときたらそれはもう

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こうなりますわな。
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先にパイロンを作ったんですが、なんだか寂しかったんですよね。たまたま作った軍手を乗せたらしっくりきました。

ガラス細工ってグラスとか涼し気なお皿なんかを作るんじゃないのか。こういう自由度の高い趣味だと知っていたら僕だってとっくに始めていたかもしれない。

そんな思いも次で吹き飛ぶ。

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ケバブだ。

上野とかで、路面店の店先にケバブ肉のかたまりが回っているのを見たことがないだろうか。濃い顔をしたお兄さんがフレンドリーに勧めてくるあれだ。小村さんはあれをガラス細工で作った。このセンスには勝ち目がないだろう。

そろそろ作者に登場いただきたい。ガラスドロップの小村さんである。

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小村さん。

小村さんはもともとは趣味としてガラス細工の工房に通っていたのだという。その頃はこんな感じの「ちゃんとした」作品も作っていた。

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店内に灯るランプは小村さんの作品。ちゃんとしてる。

しかし指導を受けて3ヵ月くらい、ガラス細工の技術を一通り身につけた小村さんは「何を作ってもいい段階」に達したのだという。

小村さんは喜んだ。だってこれからはなんでも自由に作れるのだ。

そして作ったのが、先に紹介したメンダコはじめとするガラス細工だったわけだ。先生もまさか教え子がこうなるとは思わなかっただろう。

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なんでも作っていいんだって思うと、そりゃあもう楽しくて。

楽しいだろう。小村さんが楽しく作っていることは一つ一つの作品にも表れている。

たとえば小村さんがイチオシするこちら、顔コップ。

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顔コップはひとつひとつがまさかの表情をしている。
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もともと顔が付いているものが好きで、いろいろ作っていたんです。顔ってやっぱりパーツの微妙な位置関係で感じ方がまったく変わってきちゃうので、いいものができたときの「やった!」感が大きいんですよね。
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小村さんの最近のお気に入り。気に入らざるを得ない絶妙な表情だ。口から出ているのは舌。

お客さんの反応はどうですか?

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「これ何に使うんですか」って聞かれることが多いですね。

 まあそうだろうと思います。

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でも理由とかないんですよ、かわいいかなと思ったら作っているだけなので。だからいつも回答に困ってしまいます。
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こちらはお化けコップ。

確かに「何かに使えるかも」とか理由がないと人は買わないかもしれない。その点、小村さんの工房では実用を目的とした作品が少ないので不利ではないのか。

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なのでいちおうコップという体にして作っています。無理したらコップとしても使えます、くらいのコップですが。
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「穴をあけておけば「ペンダントとして使えます」と言えることもわかりました。」

なんとなく実用に片足を残しておく、というのは僕も記事でよくやるのでその気持ちはわかる。

でも小村さん、さすがにこれは実用性ないですよね。

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これは「イクラの軍艦」。軍艦(黒い塊ガラス)の上にイクラ(赤いガラス玉)を乗せるのが難しいのだとか。
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重さだけで言うとペーパーウエイトといえなくもないです。

今まで僕たちが想像していたガラス細工の定義がだいぶ広がったところで、実際に小村さんが作品を作っている作業場を見せてもらうことにした。

 

ブログに載せた手作り作品が販売できるようになりました!

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