地面っぽいパフェがあった


持ち歩いても崩れないように、容器からはみ出さないデザインになっている。平らなのだ。
パフェの中でもテイクアウトのパフェは地面に近い。

床とパフェが近づいた。しかしもっといける。今は床からパフェが飛び出している。それをなくせばいい。
いったん広告です
仮の床を作る

これを仮の床とする。僕はこの上に座り、パフェはダンボールの中に入れる。
丸い穴をあけてパフェが顔を出すようにすれば、その部分の床は食べられるということになる。

座る部分は、中にジグザグにダンボールを仕込んで補強した。衝動的に始めた工作だが、細かい調整が意外とある



いったん広告です
床を食べる



見た目は床。すくって口に入れる直前まで床なのに、食べるとプリン。すごくおいしい。「ラッキー」と思うのだ。
さらに食べ進めるとガリッとした食感があって「石?」と思ったが、もちろん石ではなくココアコーンだった。ラッキー。

嬉しい気持ちが増幅され、その結果すごくおいしく感じてあっという間に食べ終わってしまった。

衝動的に大きな工作をしてパフェを食べ、ダンボールを解体して片付けた。その日の夜は達成感でビールを飲んだ。
編集部からのみどころを読む