それぞれが良い
一番辛いのは激辛ビーフカレー、味が好きだったのはマッサマンカレーとグリーンカレー、インパクトがあったのはチキンレッグカレー、日常的に食べたいのが牛スジカレー、食べる手が止まらなくなってヤバいのは麻辣ピーナッツ、常備しておきたい調味料は具入りラー油。
どれが最高って訳でもないし、手間やお金を掛ければもっと美味しいものはあるけど、簡単にすぐ食べられてそんなに高くもないハナマサの辛いものは、やっぱ良いものです。
肉のハナマサと言えば名前の通り肉をイメージしがちだけど、実際は業務用寄りのスーパーで、生鮮食品から調味料、インスタント食品、お酒など色んなものが売られています。中でも僕は、ハナマサで売ってるカレーとかラー油を好んで買っていました。
マイナーな話でも無いので知ってる人は多いのだろうけど、個人的には書いたことがなかったので紹介させていただきます。ということで、今回はハナマサの辛いもの特集。
まずはコレ、麻辣ピーナッツ。名前の通り麻辣で、山椒と唐辛子で辛くて痺れる味付けがなされています。
このピーナッツがもう、うまい。辛い!汗出る!舌がビリビリに痺れて味分からん!なぜか手が止まらない!って感じでいつの間にかどんどん減ってしまいます。カロリーヤバい…。
食べ終わると唐辛子と山椒が結構残ります。
これをミル付きのビンに入れて調味料として使っています。あらゆる食べ物が麻辣になって、辛い物好きにはたまりません。
この様に、麻辣ピーナッツは二度美味しい完璧なピーナッツなのでハナマサに行くとつい買ってしまってカロリーがヤバい。
次はコレ。具入りの辣油。最近は具入りのラー油も珍しくないですが、これはまず量がすごい。280gなので桃屋の具入りラー油(110g)の2.5倍です。
中華納豆ってのは、要は豆鼓のことで塩漬けした大豆を発酵させたもの。風味的には確かに納豆っぽさがあり、冷蔵庫に入れた納豆をかき混ぜる前の豆の匂い。ただ、日本の納豆ほどキツイ匂いではありません。
塩気と旨味と納豆っぽいネットリ感があり、ご飯に乗せて食べるだけでも美味いんですよ…。
もちろん餃子のつけダレとか野菜炒めに掛けるとか、普通にラー油として使うのもアリです。量が多いのでガンガン使ってもなかなか減りません。
プロ仕様シリーズのカレーから、ビーフカレーの激辛。この後出てくる黄色パックのカレー類より低価格の税込み106円。
ご飯を炊いてカレーを温めて、お皿にどーん。
食べたらもう、すっげー辛い。激辛とか言っても加減してあるでしょ?と舐めてましたが、ガチで辛いでやんのんの(辛くて語尾がおかしくなりました)。頭皮から生ぬるい汗がダラダラ垂れてくる辛さで目眩が…。
辛いモノ食べたい欲求を満たすために買い置きしておいてもいいかも知れません。
次はグリーンカレー。ココナッツミルクベースのカレーで、好き嫌いが分かれますが僕は好きです。
はい、盛り付け。ジャスミンライス炊いちゃった。
鶏肉と細切りのタケノコがゴロゴロ入ってて、なかなか豪華です。 しかし、パッケージの写真にあるヤングコーンは入ってなくてちょっガッカリ。
ハナマサのカレーのパッケージ写真でカレーに混ざっておらず上に乗ってる具材は「このカレーに入ってないトッピングですよ」ってことなんだと思います。
辛さは適度で、さっきの激辛ビーフカレーより大分マイルドに感じます。中辛くらいですかね。
およそ期待した通りのグリーンカレーの味を手軽に楽しめていいんじゃないでしょうか。3人前と考えると1人あたり130円くらいなのでコスパもいいでしょう。
マッサマンカレーって、世界一美味しいカレーと呼ばれてたんだっけ?ココナッツミルクで甘めな、タイのカレーです。
主な具は、胸肉とおぼしき鶏肉、じゃがいも、玉ねぎ、ピーナッツ。具がしっかり入っていて満足感あります。
食べてみると、ぜんぜん辛くなくてむしろ甘い。あれ?辛くない?甘口?と思った3秒後に辛味が来ました。
と言ってもヒーヒー言うほどでなく適度で、たまにカリッと豆っぽいものが歯に当たるなと思ったらピーナッツでした。香ばしくておいしい。マッサマンカレーも良いですね。
ハズレないなぁ、ハナマサの辛いもの。
ハナマサのカレーで一番すごい(語彙が小学生)と思ってるのがコレ。鶏の足がどーんと一本入ってる、その名もそのまんまなチキンレッグカレーです。
パックごとお湯で温めるんだけど、なにせ具が大きいので30分くらいお湯につけておきます。パックから取り出すときは、足が崩れないように注意してください。
これも1人で全部食べるには多いので、盛り付けたあと肉を2人で分けるか、半分タッパに取っておきましょう。全部食べるなら米が3合は要る。
鶏の脚はスプーンで押せばほろほろに崩れてしまいます。肉離れがいい!僕ら世代の筋肉みたい!すぐ肉離れする!(それが中高年)
目立つので肉が主役っぽく見えるけど、ルウに鶏の旨味が溶け出しており、食べていると「肉はダシだな?」という気もしてきます。ルウの旨味が濃い。
欠点を一つ挙げるとすると、骨まで柔らかすぎて、崩れちゃった骨がたまに口に入ってきちゃうとこかな…。注意してないと「グズッ」としたものを噛んでしまってそこそこ不快です。肉を崩すときに骨を上手く取り除いて下さい。
今回最後のカレーがコチラ。ずっしり重くて750gあります。4人前くらい?
パッケージのまま湯煎するのは難しいというか効率が悪いので、鍋にあけて温めました。こんなに量が多いレトルトカレーって初めて食べるな…。
はいおいしー!名前の通り牛すじ肉がゴロゴロのプルプル!ホントに具沢山で人参とじゃがいもが多い!すごい! これで1人分が121円なら十分安いと思います。
なお、カレールウ自体の味は普通なので、物足りない方はガラムマサラとか掛けて下さい。この価格のカレーに過度な期待は禁物じゃぜ。
このカレー、パッケージにうどんやスパゲッティにかけてもおいしいって書いてあったので、スパゲッティに掛けてみました。
確かに牛肉の旨味がスパゲティに染みて、適度にスパイシーで麻辣とかラー油が味を複雑にして、これは良い。ハナマサの辛いもの部門の集大成みたいな感じ。
一番辛いのは激辛ビーフカレー、味が好きだったのはマッサマンカレーとグリーンカレー、インパクトがあったのはチキンレッグカレー、日常的に食べたいのが牛スジカレー、食べる手が止まらなくなってヤバいのは麻辣ピーナッツ、常備しておきたい調味料は具入りラー油。
どれが最高って訳でもないし、手間やお金を掛ければもっと美味しいものはあるけど、簡単にすぐ食べられてそんなに高くもないハナマサの辛いものは、やっぱ良いものです。
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