まとめ
1本の原液でたくさんのコーラが現れた。
おすすめはタイトルにもした「うすコーラ」だが、それ以外のコーラも酔狂である。
レビューのなかに通常の濃さで割ったコーラのレビューがないが、たぶんそれは美味しいです。
ライフでペプシコーラの原液を見かけた。
コーラの原液?!そんなものを手に入れたらコーラ飲み放題じゃないか。
もちろん買ってきて愛飲しているが、ちょうどいい割り方が見つかったのでお教えします。
コーラの原液があればコーラ飲み放題。そう思ったが別にお金を出せばコーラは飲み放題だし、原液は買わなければならないのでずっと飲み放題ということでもない。
そういう冷静な判断を失わせる力が「原液」の響きにはある。
コカコーラのレシピを知ってる人は世界に数人しかいないという都市伝説があるが、対するペプシは原液をライフやサミットで売った。しかも199円(ライフ経堂店)。
パッケージに書いてあるレシピは1:4だが、私が薦めたいのは1:20だ。「うすコーラ」と呼んでいる。
うすコーラは食事に合うし、雪の宿やキャラメルコーンのような甘いスナックにも合う。
1:10だとまだほんのり甘みがある。1:15にしてもまだかすかに甘みを感じる。1:20にすると甘みがなくなり、コーラの風味だけが残るのだ。コーラの壁の向こう側に出る。
うすコーラの誕生である。
もちろんしょっぱいスナックにも合う。もやし炒めにもごはんにも合う。最強のドリンクを生んでしまった。
ひとりの意見だけだと怪しいので会議でふるまったときの意見も載せておこう。
などと概ね好評だった。そうでもない意見もあるのがリアルですね。
1:20で割るので原液がいつまでもあるというメリットがある。ちなみに通常のコーラでも1:4で割ると同様の薄さになるのだが、香りがなくなる。
原液が持つ強引な香料が薄めてもコーラの風味を残してくれる。
うすコーラの酒っぽさは西村さんが指摘している通りだが、さらに薄めると水割りのような風合いになる。もっと薄くもっと薄くとハードに探求していったら、立食パーティーの水割りにたどり着いた。
コーラの風味ではないのだが、なにかしらの風味がある。
立食パーティーのドリンクカウンターに置きっぱなしになっていて、グラスのまわりの水滴でナプキンがぺったりくっついていて、氷が全部溶けていて、「これ酒入ってるのかな?」と思う水割りである。
文章で書くと褒めてないのだが、立食パーティーのリアリティが詰まっていて味わいがある。
比率としては1:30~が目安。
ここまで薄めるとコーラの太陽系を飛び出して、知らない銀河に入る。そこにはずっと立食パーティーをしている星があった。
ここまでずっと炭酸で割ってきたが、水で割ると急にコーラがまろやかになる。
ねっとりして雅な雰囲気になった。うすコーラではなく「まろコーラ」と呼ぼう。
気の抜けたコーラは経験があるが、それとも違う。まろやかなのだ。あの気の抜けたコーラには多少の炭酸が入っていたことが分かる。
・優しい、雅な味
・炭酸って酸味があるんですね
・甘さだけ、つつじの蜜だ
・炭酸の気泡で匂いが飛んでいたのだろう
・橋田さんは好きじゃないだろう
コーラのことを薬くさいという人がいるが、それが分かる。こんな味の薬を飲んだことがないが、「薬くさい」という味である。
「まろコーラ」をうすコーラと同じぐらいに薄めてみたらどうだろうか。
甘みがなく、水の味をストレートに感じる。硬水!という味である。
もしくはコーラ飲んだコップを洗わずに水を注いでしまったときの味だ。
1本の原液でたくさんのコーラが現れた。
おすすめはタイトルにもした「うすコーラ」だが、それ以外のコーラも酔狂である。
レビューのなかに通常の濃さで割ったコーラのレビューがないが、たぶんそれは美味しいです。
この記事はタイアップではありませんが、ここから売れるとデイリーの収入になるので貼っておきます
※このリンクからお買い物していただくとアフィリエイト収益が運営費の支えになります!
![]() |
||
▽デイリーポータルZトップへ | ||
![]() |
||
![]() |
▲デイリーポータルZトップへ | ![]() |