内房は良いよな
10年ほど前から親族のお墓参りのため、定期的にレンタカーで千葉県の内房に行くようになりました。それまで縁もゆかりもなかったんですけど、内房良いんですよね。



さらに、内房には道の駅や直売所がたくさんあります。東京にはあまりないので、行くたびに異常なテンションになって大量に買い物をしてしまいます。


どの道の駅や直売所も基本軸となるのは農産物や花なのですが、その他に独自の調味料や謎の民芸品、レストランや軽食といったラインナップにそれぞれの特徴があるので、色々巡りたくなります。
先日は「木更津うまくたの里」という道の駅に初めて行ったのですが、そこでちょっと変わったサービスを体験しました。
ピーナッツの楽園
うまくたの里は東京湾アクアラインを通って最初に出会う道の駅、しかも木更津東インターすぐ横という立地なので、平日にもかかわらず駐車場はかなり混んでいました。

平成29年オープンだそうですから、開業からまだ10年経ってないんですね。そのせいかトイレなんかも綺麗だし、いつも行く道の駅よりも商品ラインナップがオシャレでポップな印象を受けました。
そんな中でも、特に力を入れているのが千葉県特産のピーナッツ。どこもかしこもピーナッツだらけなのです。




モスラが何匹もやってきちゃうレベルでピーナッツだらけです。
見慣れぬ機械
「こんなにピーナッツ食べることある?」と言いつつ幾つか商品を抱えてレジに向かうと、見慣れぬ機械がありました。

近寄って説明を読むと、購入したピーナッツをこの場でペーストにしてくれるみたいです。「ふ~ん、珍しいね」とか言いながら会計を済ませ外に出たんですが、なんだか気になります。子供の頃、なんだったら今でも、法事の時ってお坊さんが叩く木魚を叩いてみたくなりませんか?ああいう感じで見慣れぬ機械に惹かれている自分がいます。
そんな私を見て子供が「やった方が良いんじゃない?」と背中を押してくれましてね。再び店内に戻りました。
ピーナッツは千葉県産かアメリカ産を選べますが、アメリカ産を購入。付いてきてくれた店員さんの指示を受け、早速機械に投入します。



私はもう人の親なので具体的には言いませんが、何かにとても似た感じでウニュニュ~とピーナッツペーストが出てきます。楽しい!

「え~!たった1袋でこんなにたくさんのペーストが!増えた~!」と子供と一緒に大喜びしたのですが、あとから冷静に考えたらそりゃあピーナッツ1袋ぶんきっちりのペーストの量ですよね。
どう使うか①甘いもの編
さてこの大量のピーナッツペースト、どうしましょうか?

まずはトーストに塗りましょう。ペーストに少しはちみつを加えてみました。

めちゃくちゃありきたりな表現ですけど「濃厚」です。やっぱり市販のピーナッツバターとは少し違う気がする。勿論、目の前でペーストされるのを見てるから、普段より「3割うまい」と感じるのかも。
以前「エルヴィスサンド」の記事を書いた私ですから、エルヴィスサンドもやってみましょう。

まあ美味くないわけがないですよね。こりゃあもう、なんにでも合いそうだ。
どう使うか②おかず編
次はおかず方向も考えてみましょう。ピーナッツペーストに醤油・鶏がらスープの素・胡椒・ラー油なんかを混ぜて(チョイスと分量は適当で良いです)、セブンのサラダチキンに乗せてみました。

棒棒鶏といいますかよだれ鶏といいますか、とにかく何か美味いものが出来ました。このペーストを野菜と混ぜれば簡単に和え物ができますし、中華麺と絡めれば汁なしそばができちゃいます。


ラーメンのスープと混ぜたら即席担々麺みたいなのが出来ちゃいますよ。

あんなにたくさんあったピーナッツペーストですが、使い勝手が良いのでなんと一週間以内で食べきってしまいました。「蜂蜜と混ぜるだけ」とか「コンビニで買ったものに和える」とか、それだけで立派な料理になるのでとても便利です。
GW中でもそれ以外でも、うまくたの里に寄る機会がある方は是非体験してみて下さい。楽しいし美味しいのでおススメです。
ツバメから学ぶ
ピーナッツペーストを買ってうまくたの里を出る時、軒下につがいのツバメがいました。

人間が近寄っても微動だにしないので「可愛いね~」と子供と見ていたんですが、大きな鳥が巣に近づいた途端、二匹で果敢に立ち向かって追い払っていました。恐らく巣には雛がいて外敵から守っていたんですね。
実はアメリカ産のピーナッツを購入したのって、千葉県産が思いのほか高かったからなんです。

子供に「なんで千葉県産じゃないの?」と聞かれて「アメリカ産の方が脂質が高くて美味そうだからな」なんて嘘ついて、誤魔化してしまいました。その直後に親として立派なツバメの姿を見たもんですから、なんか反省しました。(尊敬できる親であれよ!)って。ペーストとなって出てくるピーナッツを見て、何かを想起してる場合じゃないですよ。
そんじゃあ皆さん、楽しい連休を!