カラタネオガタマというそうです
バナナの匂いがするという花はカラタネオガタマという木のものらしい。別名をバナナツリーという常緑樹で、神社や垣根に植えられることが多いという。
さっそく木が生えているという場所に行ってみよう。誰の土地だか分からないが、ともかく垣根に植えてあるそうだ。

垣根の近くに車を停め外に出ると、あたり一帯バナナの匂いがしていた。バナナ工場にいるようだ。バナナ工場ってなんですか?


花を直接嗅いでみた。鮮烈。
バナナはバナナでも香料めいたわざとらしい匂いがして最高だ。あるいは、熟しきっていたバナナの有機溶剤っぽいにおい。
どっちにしたって脳みそに直接届いてすぐさま快楽に変換されるような類いの香りだ。
バナナと嗅ぎ比べる
バナナを持ってきているので花と嗅ぎ比べてみよう。



いや、バナナが青臭すぎる!花のバナナ香と比べると笑えるほど野性味があって青臭い。
ふしぎと花のほうが良いバナナ香で、こちらは人工物かと思えるほど嫌な部分がない。青は藍より出でて藍より青しみたいな話ですね。はじめてこの言葉を使えました。

持ってきたバナナがあまり熟してなかったとはいえ、食べてもどんより青臭い。DNAレベルでもっと頑張ったほうがいいよ。
花を嗅ぎながら牛乳を飲む(バナナオレのようになるのか)
カラタネオガタマの花を嗅ぎながら牛乳を飲んでみたい。頭がバナナオレと錯覚して美味しくなると思うのだ。
それじゃあ作りましょうか、伝説を。





砂糖の入っていない牛乳は甘くなくて、ぜんぜんバナナオレになってなかった。花のにおいと比べて牛乳の風味が圧倒的に強いという問題もある。失敗である。
それはそれとして、ホイップが入っているランチパックにバナナを乗せて、生クリームをトッピングしたら美味しいと思うんです。



狙い通り美味しかったです。
いろいろ準備が大変なので、まるごとバナナを買って食べるのがいちばんいいと思います。あれは誕プレになり得るくらいうまいですよね。