勝手に食べ放題 海外版
「勝手に食べ放題」とは、食べ放題メニューのないお店で勝手に好きなものを好きなだけ食べる。無理して食べる必要はないのが鉄則です。
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北海道といえば六花亭
本来なら勝手に食べ放題の海外版ということでドイツで食べ放題をするはずだったのだが、ちょうど北海道に帰省しているタイミングだったので、日本のお店でドイツ人の夫に「逆・海外版」の食べ放題をしてもらうことになった。
どうせなら北海道らしいお店が良いと思い、今回は実家・帯広を代表する製菓メーカー「六花亭」の喫茶店でたらふく食べてもらうことにした。
六花亭といえばマルセイバターサンドやホワイトチョコレートなどで全国的にも知られるお店だが、有名店の割にはお財布に優しく、道民にも広く愛されている。
私は帰省する度に六花亭の喫茶店に行くことがちょっとしたイベントになっているのだが、今回はそんな大好きな六花亭で夫にお腹いっぱい食べてもらおうじゃないか。
前菜はピザ、メインはシチュー
六花亭で夫は一体何を頼むのか。お店に入るなり、いきなり目に入ってきたのがピザだ。
お菓子屋さんとして知られる六花亭なのだが、実は喫茶店ではご飯ものもいろいろ食べることができるのだ。
メニューを見る前に一品目はピザと即決した夫。ていうか、そもそもピザって前菜なのか。前菜ってサラダとかスープとかだと思っていたが、ピザなんかでいいのか。
いや、気の向くままに自分なりのフルコースを選ぶのが、勝手に食べ放題の醍醐味である。これで正しいのだ。
夫は毎日でもピザを食べたいと思っている、無類のピザ好きだ。帰国してから和食が続いていてピザに飢えていた様なのでとても幸せそうである。
隣のテーブルでは3人家族が一枚のピザを分けて食べていたが、「ドイツのピザと比べたらミニサイズだね」と夫はペロリとピザを平らげた。
次にメインとして頼んだのは、私も前から気になっていた十勝の牛肉を煮込んだビーフシチュー。うまくない訳がないだろう。
野菜や肉がごろごろ入ったおいしそうなシチューを、お皿のご飯にかけながら食べる。ドイツだったらすべて大皿にドーンと盛られてくるので、少し戸惑いながらももりもり食べ進める。
ピザもおいしかったようだが、シチューは次回も頼みたいぐらい気に入ったそうである。
この時点で腹6分目ぐらいだが、デザートを食べる余裕はまだまだある様子だ。