またしても謎を解いてもらいます
謎解きゲームを解くのも作るのも好きで、当サイトでオリジナル謎解きゲームに関する記事を書くのはこれで6回目だ。
1. 自宅脱出ゲームを開催した
2. 自分の作った謎解きを解いてもらうのを見ながら飲むお酒はめちゃくちゃうまい
3. 難易度MAX!激むず謎解きを作って解いてもらった
4. オリジナル謎解き「デイリーポータルZからの脱出」へようこそ
5. 謎解きゲーム版「ここはどこでしょう?」を作って解いてもらった
しかし今回の「現実謎解き」は、これまでとは一味違う。謎の50音表や謎のイラストは出てこない。現実世界でヒントを集めて事件を解決するというものだ。
今回謎解きゲームを解かされるのはこの5人。
序盤の謎など秒で解きまくる、解かされチームのメインエンジン。全人口の上位2%のIQをもつというMENSA会員。ゲームマスターのライバル。
元気さと声の大きさに定評がある。今年日記エッセイ『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』を出版し好評。日々の生活への観察力を謎解きに活かす。
有毒の生物に詳しい。にぎやかしポジションを自認しすぎて、うっかり謎を解いてしまったあと照れ隠しをするお茶目なシーンも。
回を重ねることで未経験だった古賀、伊藤が少し慣れてきたため、真の初心者枠として参戦。妖怪「化けわらじ」として謎めいた活動中。
回答欄に適当な文字を入れて総当たりで突破しようとしたり、ページのソースを解析しようとするなど、姑息な技をすぐ使いたがる。低血圧。
そして謎解き作成者でありゲームマスターでもあるのは筆者。
根が優しいのでゲームマスターでありながらついついヒントを出しすぎてしまう。
今回もYouTube Liveで生放送。アーカイブ動画はこちら。
これまで同様、「2時間以内にクリアできれば挑戦者チームの勝ち、クリアできなければゲームマスターの勝ち」というルールで行う。
薄々気づかれていると思うので白状するが、私は挑戦者や視聴者を飽きさせないようにほどよくヒントを出しているので、毎回挑戦者チームが勝っている。
伊藤:最近つみたてNISAを始めたんですけど、元本割れしてました。この悔しさを今日ぶつけたいと思います
とりもち:謎解きがどういうものかわかってなくて、ためしに一個解いてみたら解けないストレスで腕に湿疹が出ました
石川:……さっそく始めていきたいと思います
この先、謎解き「全部忘れた。」のネタバレ要素を含みます。自分でプレイしてみたい方は記事を読む前に挑戦してみてください。(面白いよ。)
サイバー捜査官
謎解きゲームのページを開くと、物語が始まる前の入り口のページに何か書かれている。
そう、この謎解きゲームはサイバー捜査官になったつもりで、パソコンを駆使して解くゲームだ。(といっても、誰でも操作できる簡単なレベルなので安心してほしい。)
というわけで、スタート。
記憶喪失
スタートして最初のページに書かれている内容はこちら。
スマホがあるが、パスコードがわからない状況。絶望的だ。
石川:ノウハウに書かれていた、EXIFを見るパターンじゃないですか?
井上:EXIFを見ても場所情報が載ってないです
石川:最初のページに書かれていた「写真の調整」を使うんですかね。一回保存してみますか
井上:画像のコントラストを調整しているんですけど……
井上:「もんじゃ」と書かれているな
古賀:「もんじゃ酒場だしや」と書かれてますね。これで検索するとどうですかね
井上:店舗がいっぱいあるな
古賀:手前は「串カツ でんがな」ですね。「串カツ でんがな」と「もんじゃ酒場だしや」が隣り合っているところを探すか
古賀:……でんがなは全国に58店舗もある。無理~!
いきなりの難問。真っ暗な画像を調整した上に、その撮影場所を特定する必要があるのだが、はっきりと見えるのはもんじゃ酒場だしやと串カツ でんがなぐらいだ。右側にもいくつかカフェやバーが写っているが、検索してもイマイチヒットしない。
しかし、ここで伊藤さんが気が付く。
伊藤:あれ、もんじゃ酒場だしや歌舞伎町店のストリートビューを見たら隣に串カツでんがながありますよ。あ、ここだ
とりもち:すごい!
古賀:ということは、撮影場所は歌舞伎町?
お見事。伊藤さんの鋭い洞察により、見事撮影場所を突き止めた。ちなみに私が想定していた正攻法はもんじゃ酒場だしやの店舗一覧の外観を手がかりにするというもの。
このように、今回の謎解きゲームは現実世界が舞台になっており、解き方は1通りではない。好きなように解いてもらえばそれでよい。