家にカレーヌードルがなくても大丈夫
カレーヌードルが食べたい。だけど手元にカップヌードルしかない。長い人生には、そんな日だってあるかもしれない。
備えあれば憂いなし。いつか来るかもしれない日のために覚えていてほしいのが、今から紹介する技だ。
ちなみにこの技、先日のDPZ20周年記念につくった動画でも紹介させてもらっているうえに、2017年に書いた記事「麻婆豆腐に4種類のスパイスをまぶすとカレーになる」の後半でも、似たようなことを紹介しているのだが、改めて伝えたい。
何度も伝えたくなるくらいおすすめなのである。
3種の粉とは「ターメリック」「クミン」「コリアンダー」。スパイスカレーを作る際、基本になるスパイスだ。
……とさらっと書いてしまったが、馴染みがないとビジネス用語並みにカタカナが並びすぎているように感じるかもしれない。覚えられない場合は、下に貼ってある写真を保存するなどしてほしい。
各々をさらっと説明すると、下記のような感じだ。
ターメリック・・・土くさい。料理を黄色く色付けてくれる。
クミン・・・食欲をそそる香りがする。意外といろんな料理に使える。トマトにかけてマリネにしてもうまい。味噌汁にも合う。
コリアンダー・・・すごーくざっくりいうと、パクチー(香菜)の粉。生の時のような香りはしない。穏やかな香りがする。
これらをどさっと投入していく。
入れる量は、全部のスパイスを同じくらいずつ。
わたしは毎回目分量でやっている。
なぜなのか。
難しく考えなくても、そこまで間違った味にならないのだ。どのスパイスにも、辛さの要素は含まれていないから、多少入れすぎても「辛くて食べられない」ってなることがない。安心感がばつぐんだ。
食べる前からもう香りがいい。「おいしいカレーの香り」がする。
で、食べてみるとさらに香りがあふれる。胃の中でスパイスがゆるやかに踊り「なんだかぽかぽかする」という状態がうまれる。
労力のわりに、いいものを食べた感がすごい。牛乳を買い出しに行ったら、お礼に1000円もらえたくらい得した気持ちだ。
なお、辛さがほしい人はここにチリパウダー(唐辛子)を適量足してみてもいいだろう。
ところで
ここまでの工程を見て、
「何種類も粉を入れるなんてめんどくさいから、どうにか1種類にしぼってくれない?」って思った人もいるんじゃないだろうか。
わたしもそう思ったので試してみました。
結果……
やっぱり、3種類入れるのがおすすめです。
ちなみにカレーヌードルに3種の粉を足すとどうなるのだろう。つまり、カレーのうえにカレーを盛り足すようなものである。
試してみたので報告しておきたい。
極力手間をかけず、カレーの香りでどうにかなりたい人はぜひ。