関東甲信
茨城県民手帳
・コンパクト版440円(A5版880円、和紙コンパクト版660円、和紙A5版1210円)
・割引パスポート9施設
・路線図>東京地下鉄
・県からの広報ページが多い
・茨城県の歩みが、大化の改新で常陸国ができたところから
・日本一に野菜が多くてほっこりする(北海道、鹿児島に続き日本第三位)
なんといっても、コンパクト版が440円という安さに驚きを隠せない。全県民手帳の中でも最安と思われる。月間リストと週間ヨコ型(ホリゾンタル)の組み合わせで、書く場所がしっかりあるのもよい。
栃木県民手帳
・650円
・資料編は別冊タイプ
・いちごの品種一覧がたまらない。次ページのいちご園一覧も便利
・博物館、美術館の特典割引のほか、とちまるショップのテイクアウト50円割引は使用回数制限がない
・統計トリ子という、ペイントで描いたようなキャラクターが気になりすぎる
・路線図>東京地下鉄
カラーページの一番いい位置にいちご情報がしっかり載っていて安心。手帳による割引サービスもかなりあり、スカイツリーの下にあるアンテナショップ「とちまるショップ」でのテイクアウト50円割引は何回でも使えるようだ。
群馬県民手帳
・A6スリム770円(A5大型1430円)
・ぐんまちゃん以外にも濃緑、赤、ベージュのカバー付きで好きな色に変えられる
・資料編は別冊タイプ
・週間予定表部分に過去10年分の天気
・主なダム一覧が載っており、ダムマニアに親切
・週間カレンダー部分に上毛かるたが載っていて素晴らしい
・群馬県の沿革は旧石器時代の岩宿遺跡から2020年まで
・路線図>東京地下鉄
・群馬県内の交通図は市町村図のところに、高速、国道、鉄道の路線図が書き込まれている
表紙以外にもあらゆるところにぐんまちゃんが大活躍している。しかも、ぐんまちゃんの表紙以外にもシックなベージュや濃緑のカバーに着せ替えできる。上毛かるたの絵札と読み方が全部載っているのも素晴らしい。これで覚えたい。
埼玉県民手帳
・600円(ミントブルー、ネイビー)
・県のプロフィールページがカラーで写真も多くて読み応えあり
・県民手帳の割引サービス「ちょっ得」が39施設で使える
・週間カレンダーに過去5年分の天気(熊谷地方気象台が観測した日中の天気)
・路線図>東京地下鉄、県内鉄道ガイドマップ
巻頭カラーベージの埼玉県の紹介ページがカラー写真で見やすく、情報が多くて読み応えがある。埼玉県ゆかりの偉人も渋沢栄一の他が、塙保己一、荻野吟子、本多静六、下総皖一となっており、チョイスが渋く玄人好み。
千葉県民手帳
・600円(赤、黄色、黒)
・千葉県民音頭が気になる
・道の駅で使える特典がついている(概ねソフトクリーム50円引)
・路線図>東京地下鉄、千葉県鉄道路線図
・グラフでみるわたしたちの千葉県がカラフル
千葉県広報の屋台骨をささえるチーバくんが大活躍の千葉県民手帳。各種データがコンパクトにまとまっている。カラーのグラフページをみると、農業産出額が全国4位となっており、茨城に続く農業大県であることがわかる。
山梨県民手帳
・680円(ワインレッド、ブラック)(プレミアム版1200円)
・住所録は別冊で別売り(90円)
・甲州方言番付表
・県立美術館、博物館ほかジュエリーミュージアム、ハイジの村、森の中の水族館などで特典サービスあり
・路線図>山梨県市町村区分図に高速、国道、鉄道などを記載
なんといっても「甲州方言番付表」が面白い。カラーページが少なく、各種情報もそっけなく掲載されている点はあるものの、これだけでも買う価値はある。地図にリニア新幹線の実験線が実線で描かれていて意気込みを感じる。
長野県民手帳
・660円(ブルー、グレー)
・月間予定表右上にワンポイント手話
・広域行政機構別地域区分地図(自治体の数が多いので地味に助かるのでは?)
・路線図>東京地下鉄、大阪地下鉄、京都地下鉄、名古屋地下鉄
全県民手帳のなかで一番売れていると言われている長野県民手帳。1961年から発行しており、60年以上の歴史がある。内容は県の統計資料がしっかり収録されており、スタンダードな作りとなっている。
北陸
新潟県民手帳
・770円(黒、ベージュ)
・黒は月間カレンダーが横罫タイプで、ベージュはブロックタイプ
・月間カレンダー部分に過去3年分の天気とその月が旬の農水産物
・新潟県の日本一でチューリップ生産量、原油生産量など気になる数値が多い
・路線図>東京地下鉄、新潟県鉄道路線図
・各施設の割引サービス、イヨボヤ会館(シャケの博物館、村上市)は何回でも100円引きになるのがいい
・新潟県の蔵元一覧の日本酒ラベルたまらない
・各市町村の紹介ページが充実。写真だけでなく市町村章もカラーで確認できる
・スキー場一覧、温泉地一覧あり
・手帳の表紙に好きな言葉(社名やメッセージなど)を印刷して10冊から作れるサービスがあるらしい
月間予定部分が2パターン準備されている。過去の天気が月間予定の方にあるのはちょっとめずらしい。蔵元一覧の日本酒ラベルは素晴らしい。各市町村の紹介ページがカラー写真付きでとっても充実している。
富山県民手帳
・800円(ますずし、ベージュ)
・ますずし(オレンジ)とベージュのカラーバリエーションがあるが、ますずしの方が月間予定表がブロックタイプで、ベージュが横罫タイプ
・資料編は別冊タイプ
・路線図>東京地下鉄、鉄軌道王国富山(富山は路面電車が多い)
・週間予定に過去10年分の天気
・カラーページにすし図鑑があり、素人目には違いがわからず最高
・県民の歌ページの写真が素晴らしい
・富山の代表民謡ページがある
鮮烈なオレンジの「ますずしカラー」が映える富山県民手帳。少ないカラーページに立山の美しい写真や、すしの図鑑など挑戦的な構成。モノクロながら、市町村紹介ページでは各市町村のゆるキャラもしっかりフォロー。
石川県民手帳
・650円
・資料編は別冊タイプ
・週間予定部分に過去5年分の天気
・石川へのアクセスページがカラーで見開き。新幹線が目立つ
・路線図>東京地下鉄、大阪地下鉄
・各市町村の紹介ページ、市町村章がでかくてうれしい
・カレンダー部分のひゃくまんさん(ゆるキャラ)が、パラパラ漫画になっていてかわいい
カラーページが少ないものの、必要最低限の情報がスッキリまとまっている。新幹線でのアクセスをかなり大きくアピールしている。モノクロではあるが市町村章が大きく描いてあって、市町村章マニアにはたまらない。
福井県民手帳
・800円
・資料編は別冊タイプ
・週間予定部分に過去5年分の天気
・路線図>東京地下鉄、大阪地下鉄
・統計グラフコンクールの入賞作品が掲載されている
・福井県のあゆみ、継体天皇(福井出身)の即位から北陸新幹線敦賀開業まで
・市町村紹介ページが全ページカラーで詳しい
別冊タイプの資料編の後半部分がカラーページとなっており、1自治体1ページで、名所等とご当地グルメがしっかり紹介されている。統計グラフコンクールで子供たちが描いた入賞作品もカラーで掲載されており、ほっこりする。