またこれから地味な仮装を考える楽しい時間です
2022年の地味ハロウィンは盛況のうちに終わり、来年の地味ハロウィンに向けて何をするか考える時間が始まった。
街もネットもテレビも地味ハロウィンの題材にしか見えない。
あれもいいな、これやったらうけるかなと迷っている時間(うけてる自分を想像したりしてね)も楽しんでください。
ではまた来年!
ハッピー地味ハロウィーン!
今年も地味ハロウィンが開催された。ハロウィンの定番の仮装である魔女などではなく、身近な人やシチュエーションの仮装をして集まるイベントだ。
気づいたら今年で9回目。日本のハロウィンのひとつのイベントとして定着してしまった。
今年の天才たちをずらりと紹介していこう。
地味ハロウィンのリアルイベントではひとりずつ壇上にあがってもらい仮装を紹介してもらった。
見ただけでは何の仮装か分からないが、テーマを聞いた瞬間に「ああ!」と分かるのが地味ハロウィンの爽快感である。
まずはそんな爽快感(?) がある仮装からどうぞ。
花嫁は譜面台で代用。CMと違って消された人しかいない世界である。あっち側だ。
渋谷でバニラと並んで走り始めたアドトラックに描かれている人。実物に会えて嬉しい。
時間を止めた仮装である。瞬間を切り抜いた仮装でもうひとつ。
時間が止まった。
暖かく真剣な眼差し。多摩川グラウンドでジャイアンツやファイターズを見てきた眼である(想像)。全体像はこちら
実際に切ったそうである。本当に言い張るしかない。
イスがミスターミニットの完コピ。ちなみに後ろにおいてある靴は来る途中に実際に磨いてもらったものだそうだ。
デフォルトらしい服装だがひとつだけ豪華なアイテムがある。
会場で地味になるという地味ハロウィンならではの逆転現象。
多摩川で言えば秋川渓谷あたりである。
この上級生は3年前の地味ハロウィンで合格発表を見に来た(仮装をした)人の仮装をしていた。
このときの受験生が入学して、今度は合格発表の掲示の前に上級生として立っている。地味ハロウィンのなかで時間が過ぎていた。
再現度に会場がどよめいていた。 作品はこちら
最近も学校でこれをやったとのこと。すっかり忘れていたけど、あった!
会場に来るまでの電車がまさにこの状態だったそうだ。もはや仮装ではない。
昼ごはんが景品の上に乗っかっている。
地味な仮装ゆえに聞いてもわからない…。でも元ネタを知ったらスタンディングオベーションしたくなる仮装を集めました。
CMを見たことがなかったので分からなかったが、CMを見たら爆笑してしまった。一瞬だ。
まさかの題材。群馬県民のどよめきが聞こえる。
nephewは20年以上ぶりに聞いた単語だけど、あともう20年は忘れないと思う。ありがとう。
力士が飛んでくるかもしれない席で早い時間から観戦している女性。
ポージングの再現度の高さ!
忘れてたけど、いた!そして似てる!
心なしか表情もすっかりCGのようになっている。
開催の3日前、超時事ネタである。
まんがでは見たことがあったが、実際に後ろにいると尾行されている以上の恐怖である。
映画の冒頭に出てくる人、という仮装が3人いたのでまとめて紹介したい。
ゾンビに噛まれるとゾンビになることを教えてくれるキャラ、とのこと。設定を説明するためのキャラ。もしかしたらオープニングタイトルの前かもしれない。
このあと"ひょんなことから"事件に巻き込まれて活躍するパターン。
怖いよ!
テレビで見たことある人の仮装も続々と集まった。
このガソリンスタンドに車が突っ込んできてぎりぎり助かる展開、とのこと。モノクロの監視カメラ映像でよく見る人だ。
このフォントと色を研究したそうだ。たしかにそれっぽい!
頭に矢が刺さって死んだ役なので今日でクランクアップ、という設定とのこと!
何のスポーツかわからないし、どこの国かも分からないが、にじみ出るそれっぽさ。
夕方のニュースなどで頻繁に登場するスーパーの社長。誰もが知ってる。
働く人の仮装も地味ハロウィンの定番のひとつ。みな自分のキャラをわかった上で仮装してくるので本物のような雰囲気である。
検温して名簿チェックして忙しそうだった。仮装だが。
婿というところのリアリティ!
浴衣とポロシャツにお揃いのロゴをつけていた。ディテールへのこだわりがすごい。
書類も用意してあって信じそうになったが仮装である。
深夜の無人のレジでベルを鳴らすと奥から出てくる。
名刺は宝田美輝子というパーフェクトな名前だった。ジュエリー系の展示会のイメージとのこと。そうとしか見えない。
仮装が本物になるのは地味ハロウィンでたまに起こる現象。主催者としてはとても助かる。
「整理券何番までのかた~」 とライブハウスの入り口で声を出している人だ。
カンペも自作。カンペの内容にエッジが立っている。
オーガニックっぽい服装でまとめたのがポイント、とのこと。見たことないのに見たことある気がしてくる。
大日本プロレスでは蛍光灯を募集しております、とのこと(でも仮装です)
「受付の人は教えたりもするのか」と聞いたところ「人による」との答えだった。へーと思ったが仮装なのででたらめである。
デイリーのライターでもある爲房さん。「店員顔なので」と自分の特徴をつかんだモブキャラに毎回扮してくる。
これはもうほぼパーフェクト。笑顔も。
ポイントはジャケット。テナントの状況をヒアリングしている。
フィギュアスケート会場にいる人のイメージ、とのこと。背中をかがめてついて行きたくなる。
ヘルメットをかぶって安全対策を徹底しているのがいまの台風中継である。
自分で荷物を運ぶタイプの社内異動。コピー用紙のダンボールや、箱のなかにあった食べかけの飴のリアルさに震えた。
今回の地味ハロウィンをスポンサードしてくれたイーアイデムから「イーアイデムお仕事賞」が授与された。
栄えある受賞者たちの写真が異業種交流会のようになるのが地味ハロウィンである。
アルバイト・パート・正社員も。仕事探しはイーアイデム
今年目立ったのが背景をボードで再現した仮装。
東大に合格したい人は体験してください、と呼びかけていた。東大のイメージが赤門ではなく広告なのが新しい。
八王子と横浜のきぬた歯科は兄弟。こちらは兄の横浜きぬた歯科(の仮装)。
4人しかいないのでコメント欄が辛辣、とのこと。リアル~!
AIってすぐに暗い森や帽子をかぶった男性を出してきますよね。
次は状況の仮装。誰もが自分のこととしか思えないやつです。
今朝使い切ったチューブをそのまま持ってきたとのこと。 数時間前の仮装である。
リモート会議で下半身までちゃんとしてる人がいたら知りたい。
3人とも顔は見たことがあるけどどこの部署かは知らない。という設定。あるあるあるあるである。
エレベーターで会って気まずい状況を再現。 不必要に再現。
置いてあるのはiPhone14とクリーナーだがあける気力がない。始めたら1~2時間はかかるし。
イエベ秋は二人いたが我々司会が分からず、来年はコメント陣の幅を広げようと決めた。
こちらも2人。二人目の女性が手に持っているのはチルドコーヒーの空き容器。ペットボトルではないので捨てにくい。小道具の細かさ。
弁当につまみに酒。こだまの楽しさがにじみ出ている。
これまで強引にジャンル別に紹介してきたが、いよいよどこにも入らない仮装である。どうぞ!
数多くの女優が結婚しているという「一般男性」が登場。どう見ても一般男性である。
本当だ!と言ってみたがトップガンのオフ会ってなんだろう。
手が使えないため不安定で、ステージへの上り下りのときのヒヤヒヤで会場に妙な一体感が生まれた。
とうもろこしになるためにシャツを探したという。とうもろこしになるために…。
壇上でストリートビューに参加させてもらったが、 なってみると前が見えなくて地味である。
冬虫夏草は虫に寄生する植物なので、頭から下は寄生された部分の仮装となり、これは全身を使った仮装である。との主張でした!
地味ハロウィン会場で配布された名札を使っての仮装。仮装返しである。
2022年の地味ハロウィンは盛況のうちに終わり、来年の地味ハロウィンに向けて何をするか考える時間が始まった。
街もネットもテレビも地味ハロウィンの題材にしか見えない。
あれもいいな、これやったらうけるかなと迷っている時間(うけてる自分を想像したりしてね)も楽しんでください。
ではまた来年!
地味ハロウィン2022へご協賛いただきました。ありがとうございます。
過去の地味ハロウィン
地味ハロウィン2021 リアルイベントレポート
地味ハロウィン2020
地味ハロウィン2019公式速報
速報!地味ハロウィン2018
めくるめく地味さ!地味な仮装限定ハロウィン2017
地味な仮装限定ハロウィンに300人が集まった (2016)
地味な仮装160人のハロウィンパーティー (2015)
地味な仮装のハロウィンパーティー (2014)
もっと地味ハロウィンを見たいかたはtwitterで「地味ハロウィン DPZ」で検索してご覧ください。
リモート参加の地味ハロウィンもあります。
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