ひょうたん水筒の最適解
ある日唐突に、ひょうたんの水筒が欲しいと思った。
カバンからひょうたんを取り出し、水を飲んだらかっこいいじゃないか。以前、ほしあさひさんがひょうたん水筒を普段使いする記事を書いていたが、とても粋な姿であった。
もうこれは買おう!と心に決めたのだが、色々調べていくうちに、洗い方が難しいということが判明。
中が蜜蝋なので、洗剤や高温のお湯は使えない。中に砂利を入れ、振って洗うという猛者の意見もあったが、ぬくぬくと育った現代人としては、原始的すぎて怖い。乾かすのも難しく、かびやすいらしい。
諸々世話がかかる水筒であることは間違いなく、憧れと面倒くささの間でずっと気持ちが揺れ続けた。富士山登ろうと誘われた時と同じ気持ちである。
Amazonの欲しいものリストに入れて3ヶ月ほどたった頃、普通の水筒のカバーをひょうたんにしたら万事解決じゃない?ということに、ふと気づいてしまった。
そうか……!!中を洗いやすい水筒にして、外側だけひょうたんにすればいいんだ……!! これがひょうたん水筒の最適解だ!!
ということで、ひょうたんの水筒カバーを作りました。



機能、デザイン、全てにおいて完璧な水筒が誕生したのだった。
作り方
周りをひょうたんで包むので、かなりボリュームが出ると思われる。中に入れる水筒は小さめにしよう。

コーヒーをいつでも飲めるように一時期これに入れて持ち歩いていたが、最近は家にいることが多いので出番なし。久々に日の目を見る時が来たぞ!こちらを包んでひょうたんにしよう。

ほぼ2倍の大きさだ。500mlは入りそうなビジュアルになるだろう。水筒の上げ底ってあまり見たことないな。

工作でウレタンを使いすぎて、最近ウレタンライターって呼ばれ始めた。

あとはもう、ひょうたん彫刻家の気持ちで、削っていく。

カッターとハサミを使い、地道に形を整えていく作業。最後の方は、毎回トリマーの気持ちになる。

中を削る
ひょうたんの形が出来たので、次は中を削っていく。
このまま水筒が入るくらいの穴を掘るのは難しいので、大胆に切れ込みを入れよう。

ひょうたんってお守りなどにも使われてるし、縁起的に割ってもいいのかと若干気になったが、まだひょうたん未満なのでよしとした。
完全に二つに分けた方が作りやすそうだが、戻せなくなったら怖いので、半分だけ切りこむ。


でも蓋がピンクだと可愛すぎるので、後で渋い蓋カバーも作ろう。私がひょうたんに求めているのは、可愛さではなく渋かっこよさだ。
ウレタン剥き出しだとすぐ傷むので、中に布を貼っておく。

モンスター的な怖さを感じたので、すぐに閉じておいた。