特集 2025年4月5日

デカいサーターアンダギー選手権

デカいサーターアンダギーを求めて沖縄県内をめぐりました。

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サーターアンダギーは沖縄では割と一般的に食べられるおやつで揚げドーナツみたいなものである(直訳すると「砂糖油揚げ」)。
サーターアンダギーはスーパーや惣菜店、コンビニでも売られているし、おばぁの家に行ったら袋にみっちりと詰められたサーターアンダギーをお土産にもらうこともある。

割とシンプルなおやつなのだが、割とコツがあるらしく特に大きなサーターアンダギーを揚げるには熟練の技が必要らしい。
では県内で販売されているサーターアンダギーで一番デカいサーターアンダギーを探そうじゃないか。

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一般サイズのサーターアンダギーは50g前後

デカいサーターアンダギーを探す前に一般的なサイズについて確認しておきたい。

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サーターアンダギーではなく「砂糖天ぷら」と記載されていた。

 こちらは沖縄県で展開されるスーパーで購入したサーターアンダギーである。

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 直径は6cm、重さは46gだった。

最近はサーターアンダギーも色々な商品があり、あえて小さいやつなんかもあるが、一般的なサイズはこれくらいじゃないだろうか。

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デカいサーターアンダギーを探す

それではネット検索とXなどでの聞き取りからサーターアンダギーがでかいと言われている店を巡ってみよう。
Xではいくつか情報を寄せてもらったのだが、今回は予約が必要なお店のサーターアンダギーだったりみたいなものは除いてふらっと行って買えるものだけを集めてみた。

でかい5位:なーび屋(嘉手納町)

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噂を聞きつけやってきたのは、嘉手納町のかでな道の駅1Fにある「なーび屋」。

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米軍の嘉手納基地の滑走路を見渡せる展望台があり、全国からカメラを持った航空ファンが集まってくる道の駅である。

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カウンターには透明袋に入ったサーターアンダギーが並んでいるが、奥ではどんどん新しいアンダギーが揚げられており、すぐに食べる場合は揚げたてを紙袋に入れて手渡してくれる。

naabiya04.jpg1個150円。プレーンの他、黒糖、紅芋、ごまなどのフレーバーアンダギーもある。

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naabiya06.jpg直径はおよそ8cm。

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重さは82g。外側はカリッと、中はしっかりと生地が詰まっているタイプでずっしり食べ応えがあるタイプだ。牛乳をお供にしたい。

でかい4位:かぼ天の店なかそね(沖縄市)

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ここもでかいよと聞いてやってきたのは、沖縄市の住宅街の一画で営業している隠れ家的なお店「かぼ天の店なかそね」。

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隠れ家的ながら、朝7時(!)の開店からひっきりなしにお客さんが訪れる、地域に長く愛される人気店である。

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透明袋に5個入りで550円。こちらもすぐに食べる場合は、奥でどんどん揚がっている揚げたてを袋に詰めてくれる。

nakasone04.jpg 「かぼ天」というネーミングが示しているように、かぼちゃがたっぷりと練り込まれている。

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nakasone06.jpg まん丸ではなく角が突き出したいびつな形をしているが、最大径はおよそ9.5cm。

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重さは84g。飛び出した角の部分がカリッとして、中はかぼちゃが入っているおかげかとてもふわっとした食感でおいしい。 

でかい3位:タウンプラザかねひで(沖縄県内各地)

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コザはエイサーの街なのでエイサーのものがふんだんに

 続いては沖縄のローカルスーパー「タウンプラザかねひで」。
ここ数年でリニューアルした店舗の看板は地域のものをあしらったりした「デザインド・かねひで」になっていて、探すと楽しい。

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さーたーあんだぎーは2個で256円。

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直径は8.5cm。

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重さは93gでした。

味はぎゅっと詰まった食べ応えで昔ながらの正統派サータアンダギーという感じ。人気があるのもうなずける。

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大きすぎるという人には「ミニ」もあるのも嬉しい。オリジナルキャラクターもいるよ。 

 

でかい2位:ドン・キホーテ(県内各地)

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まさかの2位にランクインしたのは驚安の殿堂こと「ドン・キホーテ」である。 

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デカい惣菜が有名だったりするが、沖縄ではなんと「当店名物」と銘打ってサーターアンダギーも売っている。

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donki03.jpg直径はだいたい9cm。1個98円なのでお値段的にもなかなか安い。

donki04.jpg 重さは112g!大きいながらも外がカリっと、中はふんわりとしていて、ドン・キホーテの底力を感じた。なんだかすごい技術があるのかもしれない。

 

でかい1位:松原製菓(那覇市)

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そして栄えある1位は公設市場の近くにある松原製菓。 かなり昔からある沖縄菓子の老舗で多種多様な沖縄菓子を扱っているお店である。

matsubara02.jpg通常サイズのサーターアンダギーも売られているのだが、サイズ大が明らかにでかい。岩みたいだ。お値段もそれなりだが、見つけた時にあまりのデカさにちょっと笑ってしまった。

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明らかにでかい。完全な球体ではないけど13cm×12cmくらいの大きさ。

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重さはなんと242g!2位のドンキよりも2倍くらいの重さである。そして恐ろしいことにこのサーターアンダギー、めっちゃうまかったのだ

サーターアンダギーなんてそんなに味が変わらないものだのだが、なんだか知らないけど松原製菓のものはついつい手が出てしまってあっというまに1個食べてしまった(カロリーが怖い)。

 

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デカいサーターアンダギーは多分まだある

大きい食べ物を見るとちょっとテンションがあがってしまう。サーターアンダギーももちろん大きければ嬉しくなるのだが、口の中の水分との戦いなので何事もバランスなのかもしれない。

サーターアンダギーは慶事に出される縁起物でもあり、大きければ大きいほどよいらしいので昔ながらの製菓店にはまだきっと大きなサーターアンダギーがあるに違いない。

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ちなみに過去にイベントの展示で、約2kgの世界一大きなサーターアンダギーというのを見かけたことがあるのだが、揚げ時間は2時間だったらしい。これ1個何カロリーくらいなのかな…、と考えてしまうのは老いた証拠なのかもしれない。 

編集部からのみどころを読む

編集部からのみどころ
一般的なサーターアンダギーは50グラムに対し、一番大きかったのは240グラム超え。おやつじゃなくてごはんくらいのカロリーがありそう。
途中にドン・キホーテのサーターアンダギーがサラっと出てきたのですが、ドン・キホーテにサーターアンダギーがあることに驚きですよね。(橋田)

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