とにかくわらぐつのかわいさよ
わらぐつが思いの外かわいかった。もうその点だけで大満足であった。
オリジナルのクリスマスブーツを作るのも楽しくていいかもしれない。
好きなお菓子を詰め込むのだ。自由に作る分には和菓子を入れたっていいだろう。
そのときのブーツはわらぐつにしておきたい。
クリスマスはもう目の前だ。
スーパーに行ったらお菓子が詰められたクリスマスブーツがたくさん売られていた。
シンプルなものからキャラクターものまでバリエーションはさまざまだ。
だが、ここで新たな提案をしてみたい。
和風のクリスマスブーツを作ってみたら楽しいんじゃなかろうか。
近所のイオンに行ってみると、それはもうたくさんの種類のクリスマスブーツが売られていた。
よりどりみどりではあったが、一番シンプルなものを買ってみた。
人生で初めて買った。
子どもの頃は「あれほしいな……!」と思っていたが、もう大人なのでスッと買える。
数百円で買えるものだったが、ブーツ部分が結構かわいい感じだ。
ところでクリスマスブーツは日本発祥の文化だ。
当サイトではライターの地主さんが発祥の地の滋賀県草津市を訪れている。
元々が日本独自の文化なのであれば、いっそ日本に振り切ってしまっても良いのではないか。
そこで和風のクリスマスブーツを作っていきたい。クリスマスは自由なのだ。
和風なクリスマスブーツを作るためには、和風なブーツが必要だ。
調べてみると、「藁沓(わらぐつ)」というものがあることを知った。
わらじのブーツ版と言ったらいいのか、雪国では伝統的に履かれていたものだそうだ。
今は民芸品として売られているようなので、小さいサイズのものを買ってみた。
かわいい!
届いた瞬間に「めっちゃかわいい」と連呼するほどのかわいさだった。
これを飾り付けて、クリスマスブーツのようにしていこう。
時期が時期なだけに、クリスマスコーナーの裏の棚が正月コーナーになっていて入手しやすくなっていたのが良かった。
あまりに正月っぽいものを買ってしまうと正月ブーツになってしまうので、そこだけ気をつけよう。
「これが和風のクリスマスだ!」と力いっぱい言うことでそれっぽく見えてきた。
元々のクリスマスブーツと色の要素を合わせているのでしっくり来ているのかもしれない。
わらぐつ自体がかわいいので、少し飾り付けをするだけで十分に良くなったと思う。
次は中にお菓子を詰めていこうと思う。
もちろんお菓子も和風でいきたい。
ふ菓子・酢昆布を筆頭に、およそクリスマスブーツには入らなそうな駄菓子を揃えてみた。
買い出しの最中、にんじんの見た目のポン菓子がややクリスマス要素を表しているかもしれないな……と思ったのだが、帰宅して冷静になったら全くそんなことはないことに気付かされた。
どんどん焼のパッケージに祭りが描かれているので、これをクリスマス要素だと言い張ってもいいかもしれない。
自分の中のクリスマス感がおかしくなってきたところでわらぐつに入れてみる。
あふれんばかりの駄菓子にワクワクするじゃないか。
お菓子をわらぐつの口から飛び出させることで躍動感とお祭り感が出た。
次にザ・和菓子なラインナップで攻めてみたい。
豆大福やあられに加えて、地元の銘菓であるピーナッツモナカも用意した。オリンピックやワールドカップよろしく、開催地枠での選抜となった。
それから、とらやの羊羹は通常パッケージに加えて来年の干支の虎のパッケージも用意した。
これによって、クリスマスを過ぎたら差し替えることで正月にも対応出来るようになる。年明けまで楽しめる仕様となった。
先ほどの駄菓子バージョンで入らなかったふ菓子も一緒に入れた。
こちらも見た目の勢いが良い。
とらやの羊羹が見えることで高級感が出ている気がする。豪華バージョンだ。
和風クリスマスブーツとしてはいいラインナップになったのではないか。
枕元に置いてあったら嬉しくなるだろう。
クリスマスブーツ業界の新機軸として打ち出せないだろうか。
わらぐつが思いの外かわいかった。もうその点だけで大満足であった。
オリジナルのクリスマスブーツを作るのも楽しくていいかもしれない。
好きなお菓子を詰め込むのだ。自由に作る分には和菓子を入れたっていいだろう。
そのときのブーツはわらぐつにしておきたい。
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