観光客のあとをそっとつける
まずは挨拶代わりにショート心配から。
帰宅してから「ポテトが入ってない!」と気づいても、「そんなこと言って食べたんだろう」と疑われるのでは。そんな心配がドライブをスルーさせません。
その3歩の積み重ねが足腰を丈夫にし長寿につながったと信じたい。
リアルお父さんは心配性(岡田あーみん)
結局目的地まで案内したほうが早そう。
ポップコーンのアルミ鍋も心配になってきました。
○時間前に着いてしまう
たくさんエピソードが集まると傾向が見えてきます。特に多かったのが「○分前」「○時間前」に目的地に着いてしまうもの。
今回いただいた中では、こちらの方が最長でした。
深夜発の飛行機の便で出発、羽田空港に22時集合というツアー旅行に参加した時のことです。
地方住みなので指定された時間より2時間くらい早く空港に着いていたいなぁと思い、新幹線やら電車の時間を調べるとちょうど帰宅ラッシュの時間にかかるようでした。
混雑しているところにスーツケースを引いて移動するのは嫌だから、ということで結局15時頃には空港に到着、約8時間空港でぶらぶらしていました。ちょっと心配し過ぎたと反省しました。(たろ)
8時間前! ちょっとした睡眠時間より長い空港滞在。それはほぼ「暮らし」です。
まだまだある長時間滞在エピソードを一気にどうぞ。
自分も母も、飛行機が午後の便でも朝一で到着しているタイプの心配性です。
昔、母も付き添いで大学の入学式に向かうと、6時間前に到着をしてしまいました。時間を潰せそうな施設や店も空いておらず、駅のベンチで座りながら寝て過ごしました。(寒かったです)
今思うと、寝過ごしたり盗難も怖いので早めに着きすぎるのも心配の種かもしれません。(酢飯酢)
伯父の話なんですが、東京駅から新幹線に乗るのに4時間前に着いてずっとホームに座って待っていたそうです。
両親は飛行機に乗るのに2時間以上前から搭乗口にいます。
私も以前はかなり早く行っていたのですが、最近度胸がついて1時間切っても不安にならなくなりました。進化を感じます。(こけっこ)
むすすさんからは「インタビューの時の心配エピソードがあれば知りたいです!」といただきました。
インタビュー中にICレコーダーが壊れたことがあるので、常にiPhoneでも録音しています。オンライン取材の時はZoomでも録音しているので、最終的に同じ音源が3つできます。実際には1つしか使いません。
ロボット掃除機もATMも心配
テクノロジーに対する心配も多くいただきました。どんなに文明が発展しようとも心配の灯(ともしび)は消えません。
「本当に届きましたか?」とメールしたくなる衝動をグッとこらえます。
ロボット掃除機に見せつけるように、人差し指を床にこすりつけてホコリを確かめる画が浮かびました。「アルプスの少女ハイジ」でロッテンマイヤーさんがやっていました。
ATMで現金を扱う時、「この機械は私のお金を数え間違えないだろうか」と、いつも心配です。過去に入れたつもりと違う額が表示されたことがあり、返却ボタンを押しましたが、「本当に入れた時のまま戻ってきたのか」と疑心暗鬼でした。
でも同時に「多めに数えてくれないかな〜」というせこい気持ちもあり、そこは図々しいところです(りんぬ)
硬貨をたくさん入れたあと「ジャンジャラジャンジャラ……」と音が鳴り続けているときも心配になります。
目覚まし時計が恐怖です。本当に鳴ってくれるか心配で、寝る前はもちろん夜中にも何度も確認してしまいます。
以前、電池が弱くなっていたせいか鳴らなかったことがありまして。心配のあまり、時計をピカピカに磨き「時計様どうか明日はよろしくお願いいたします」と平伏して人事を尽くします。
外泊したときが最悪で、ホテルの時計のスヌーズ機能・モーニングコール・携帯電話のアラームの三本立て。それでも心配で全く熟睡できません。日頃は起床時間フリーのサンデー毎日な生活なので、定刻で起きる必要がある時には本当に緊張します。(2525)
ビジネスホテルのアラーム、本当に信じていいのか心配ですよね。ちゃんと朝鳴っているところを一度も見たことがないから。初対面に早起きの命運を任せるほどの心の余裕がありません。
ワイヤレスイヤホン心配ですよね。スマホを自分から遠ざけたり近づけたりして、聞こえる音量に変化がないことを確かめています。
まだまだある心配なこと
皆さんここまで読んでくれているんでしょうか。
ここからは個人的に「わかる~」と共感したものをバババッとお届けします。
同じフリーランスとしてめちゃめちゃわかる……と思ったら、ライターのよざさんじゃないですか! いつも楽しく読んでいます。
ちなみに僕は「締切を2日後ろ倒しにできませんか」と相談して、元の締切の3日前にできたことがあります。なかなか言い出せませんでした。
電車やエレベーターに乗り降りするときに絶対に隙間にスマホを落とす心配をしてしまい、敬虔なキリスト教信者が十字架を胸に抱くようにスマホをしかと抱いて乗り降りしています。
自分の握力も信用できないし、悪人がタックルしてくるかもしれないし…(落としたことも画面を割ったことも一度もありません)(よる)
これ僕もやります。観光地の展望台とかも、手が滑って落とさないか心配ですよね。「エスカレーターの上でイヤホンをしまう」なんてのも、もってのほかです。
仕事で書類を送るのが苦手です。
お客様あての書類はダブルチェックで同僚も中身を確認してるのですが、封をした瞬間から「間違った書類を入れたかもしれない」と不安にかられます。
ダブルチェックの体制が確立していない頃は不安にかられ封を開け、確認してもう一度新しい封筒に入れ直したりしてました。封筒の無駄づかいですね。
今も開けてやり直したい衝動を同僚の手前、ぐっとこらえてます。(とみ)
心配性は取り返しの付かない行為が苦手です。「封をする」もそう。あと「投函する」も。
長期のバイクツーリングが趣味です。
鍵や窓、ガスの元栓は写真を撮っておきますが、ある時急にタバコをちゃんと消したか不安になりました。
その夜は何度も消防出動情報をチェックし、SNSでも「岡山市 火事」で検索です。
家が燃えて3日も経てば流石に何か連絡が入るでしょうから安心できます。
私が旅を楽しめるのは3日目からです。(ザ・チャンバラ岬)
僕も一人暮らしのとき、帰省先で「大家から連絡がないということは何もトラブルが起きてないのだろう」と自分を納得させていた時期があります。
耐えられないときは本当に帰っていいんだ、と勇気をもらいました。心配の多様性を認め合う社会であってほしい。
前前前世みたいな予約。
我が家も家族で帰省するときは新幹線に閉じ込められることを想定します。夫婦で心配性です。
まだまだ募集します
とても全部を紹介しきれないので、この続きは次回にさせてください。とりあえず「物をたくさんストックする」「トイレが心配」の2大特集は決まっております。
そして引き続き、皆さんの心配性エピソードを募集します。
「これって私だけ?」と思う心配事もウェルカムです。死や病気、将来などが心配なのは重々承知しておりますので、なるべくポップな心配だと大変助かります。
何卒お待ちしております……!