仙台で土鍋チーズこってりラーメン屋にチャーハンがある
これは萩の月を箱ごと(16個入り)を食べたあとに行った。
16個なんてそんなにお腹にたまらないだろうと思ったが、結果お腹いっぱいで牛タン1枚も入らなそうだった。でも、萩の月を食べたあとにラーメンとチャーハンを食べたら面白いかなと思ったのだ。若さって怖いよね。
いずみ中央駅の駅からバスに乗り到着する天下一品明石台店。仙台周辺の天下一品はこむらさきグループという会社が運営しており、通常の天下一品とは違ったメニューを提供している。
ここはかつて屋台で出していた天下一品の味にほれこんだ千田会長がのれん分けをお願いしたが最初は断られ、もう一つほれこんでいた熊本のこむらさきにのれんわけをしてもらい、仙台にお店を出したそうだ。
そして、再度の屋台の天下一品にのれんわけをお願いしたところ、認めてもらえ、こってりラーメンを出すことができたという歴史がある。
土鍋チーズこってりラーメンも頼んだ。頼んだけど気持ちとしてはチャーハンがメインである。だってチャーハンが好きだから。
実は仙台の天下一品はいろいろあるが、チャーハンを提供しているのはこの明石台だけである。幻のチャーハンと言っても過言ではないし、過言かもしれないけど、チャーハンはまぼろしだろうが、まぼろしじゃなかろうがおいしいので大丈夫です。
しょうゆの味が香ばしいチャーハン。具も多くて、家で食べるようなパラパラというよりもしっかり炒めたという感じのチャーハンだ。水分がないタイプ。
おいしい。しょうゆ味メインで具材もいろいろと入ったチャーハンである。
ものすごくおいしいチャーハンというよりも、親しみのある地元の友人のような、高校生からの友人なんですよーと言いたくなるようなチャーハンである。
ぐつぐつしている。真冬ならこれで暖を取れる熱さ。これを食べながらチャーハンを食べる。それが、仙台のやり方だ。
こってりのスープにチャーハンが合う。こういうスープチャーハン、天下一品に作って欲しい。大盛りして食べるから出してくれ。
萩の月を16個食べたあとにこんなに食べて大丈夫か?という気持ちがあったが大丈夫だった。強い。
飯坂温泉にあるラジウム玉子
福島県にある温泉地「飯坂温泉」。ヤマトタケル伝説にも出てくる歴史ある温泉で、松尾芭蕉や正岡子規、与謝野晶子、ヘレン・ケラーも訪れた温泉である。ウィキペディアに載っていた。みんな温泉好きだな。
近くには川が流れており、川の流れる音を聞きながら入浴できる場所もある。とても癒やされるスポットだ。肩までつかって日頃の疲れを癒したい。早くお風呂に入らせてくれ。
温泉に入ろうと思ったが「今日泊まるホテルに温泉があるらしいから我慢するか!」と思って入らなかったの、とても後悔をしている。
あのときの自分をなぐりたい。なんか着替えるのが面倒と思ったの、本当にそういうところがダメなところだぞと説教したい。
そんな飯坂温泉だが、ここが日本最初のラジウム発見の地らしい。駅前に記念碑が建っている。
キュリー夫人が発見したラジウム。それから12年後の1910年に飯坂温泉の分析がなされ、そこで微量のラジウムが含まれていることが発見された。それ以来「ラジウム温泉」として全国的にも知られるようになったそうだ。
よくスーパー銭湯とかにもあるだろうラジウム風呂。あれのやつだ。なんか入ると肩こりが治るような気がするよね。
そこで作られたのがラジウム玉子である。ラジウム温泉発祥の地のモニュメントも玉子っぽいだろう。
町のいろいろなお店で売られているが、発祥は「阿倍留商店」である。
大正時代に「愛する飯坂温泉の名産品を作りたい」と思っていた当時の店主が、共同浴場へゆで玉子でも作ろうと玉子を持って行き、手ぬぐいの中で玉子を温泉につけていた。
地元の人たちと話しているうちにゆでていたたまごのことを思い出し、家に帰ってから食べようとしたとき、白身がトロトロのたまごができていた。これがものすごくおいしくて、売りたいと思ったのが由来なんだそうである。
写真を撮らせてもらうときに聞いたが、普通の温泉たまごよりもおいしくて、飯坂温泉に来る人たちの中でもファンが多いという。
30個入りのまとめ買いをする人もいるようだ。そんなおいしいのか。
1個買ってみた。どんな味だろうか。楽しみにしながら公園を見つけたのでそこで食べてみる。
スーパーやコンビニに売られている温泉玉子には味付け用のだしがついているが、ラジウム玉子にはついてない。
味がなくて大丈夫か?
なんだこの濃厚さとコクは。なにか味付けしたのかと思うぐらい、味も感じられて、脳がしびれるほどおいしい。これが温泉の力か。いや、箱買いする人の気持ちわかるな。朝ごはんに出してほしい。
このラジウム玉子を使った料理を出すお店がないか調べてみたら、パン屋に「ラジウム玉子パン」と呼ばれる、玉子が丸ごと入ったパンがあるらしい。これは記事になるぞ!と思って勇み足で向かった。
以上、記事にするか迷ったけど結局記事にした旅の思い出たちでした 。