お腹いっぱいで取材できなかった
2泊3日で仙台にいたので「3本ぐらい記事を作って帰るぜ!」と思っていたが、毎日2杯食べて電車に乗ったら寝てしまって、寝過ごすとう状況で、もうダメだとなった。でも、おいしいかったので大丈夫です。
仙台にはおいしいものがある。ずんだ餅、牛タン、笹かま、萩の月など、上げればきりがない。
そんな仙台のおいしいものたちの中に「マーボー焼きそば」があるのをご存知だろうか。 え、私知らないです。なので、どんなものなのか、行ってみることにした。
今回深夜バスで来たのだが、行きのバスで前の人がものすごく席を倒してきて、すごい一夜を過ごした。(寝れなかった)
そんな思いで着いた仙台。朝日がまぶしい。あと、思っているよりも寒い。ただ、おれ半そでいけます! 半そでいかせてください!(ただ、風邪をひきたくない思いが勝って上着を着た。)
仙台駅から歩いて2時間、もしくは仙台駅から泉中央駅まで行き、歩いて数分。電車で行った方が近い。そこにあるのはマーボー焼きそば発祥のお店「まんみ」である。
元々マーボー焼きそばはこの「まんみ」でまかない料理として提供され、1日1食ほどしか出ないメニューだったらしい。
しかし、2013年にテレビ番組で「仙台市民なら誰もが知っているメニュー」として紹介されたところ、仙台マーボー焼そばを注文する人で行列ができるほどに。
その後、まんみを中心にて「マーボー焼そば推進委員会」がつくられて、仙台の新たなご当地料理になったそうだ。テレビってすごいね。
並びながら外にあるマーボー焼きそばとは何かを勉強する。看板によると「麻婆を使い、具は豆腐に限定しない」「麺は焼くか揚げたものとする」「中華組合公認認定人が認定したものとする」ものをマーボー焼きそばというそうだ。
仙台市内には仙台マーボー焼きそばを提供するお店がなんと50店舗ほどあり、それぞれに特徴があるそうだ。全部行きたいが、胃袋が持たない。
店内は観光客のような人もいるが、地元の人たちでにぎわっている。そして、マーボー焼きそばを頼んでいる人が多い。
そんなにみんな食べるのなら、おれだって食べたいじゃん。食べさせてくださいよ。
そして、やってきたマーボー焼きそば。見た目から脳に直接語りかけてくるおいしいさがある。
お店のホームページには「使用する麺は一度せいろで蒸したあと、パリパリになるまで乾燥させ、お湯で戻してから焼きます。そうすることで外はパリパリ、中はもちもちとした食感になります」と、麺をただ焼いただけでない。
あと、お店のマーボー焼きそば紹介ページの最後に「いつかマーボー焼きそばが学校給食で使われる日を願い、今日も鍋を振ります」と書いてあってそんなすてきな文章あるかよと思った。そんな文章を書いていきたいですね。
パリパリとしながらもモチモチしていて、初めての食感の麺だ。
そして、町の中華で出てくる麻婆豆腐、あの辛さひかえめでうま味がすごい、白飯がもりもり食べられるあの麻婆豆腐。それがかかってる。
何が言いたいって、最高においしいということだ。たぶん、仙台に来るたびに行くと思う。牛タンとかのお店はめちゃくちゃ並んでいるから。
牛タンのお店で並んでいる人たちにも教えてあげたい。と思いながらニヤニヤにして、横を通った。不審者だ。
仙台駅に戻ってきた。牛タンを食べたいと思ったが、マーボー焼きそばの撮影で来たので耐えた。えらい。
どこに行こうかなと思い、観光案内所に聞いたら「駅の近くに四川の辛さが味わえるマーボー焼きそばがありますよ」と教えてくれた。よし、そこに行こう。
ちょっと高級な感じがする。大丈夫か、襟付きのシャツがなくても。でも普通に入れてくれた。こんなおれにもやさしいお店。
席について、マーボー焼きそばを頼む。お茶をのみながら待っていると「お待たせしました」と言われた。
運ばれてきたこれが本場四川のマーボー焼きそばだ。ごめん、本当の四川にマーボー焼きそばはないかもしれない。
本格的なにおいがする。食欲をそそるにおいだ。そして、麺も焼かれており、パリッとしているがモチっとしている。
そして、味は、花山椒の香りがブワッときたあとに、しっかりした辛さを味わえる。
食べ進めるほど辛さと痺れが癖になるマーボー焼きそばだ。
豆腐やひき肉の食感もしっかりと感じられて、高級な味がする。
このあと、別の取材をしようと思っていたら、お腹いっぱいだったので電車の中で寝てしまい、降りようとした場所を寝過ごした。気づいたら石巻にいて、今日が終わった。1日って早いね。
翌日、別のお店に行こうと調べると竹竹というお店もおいしいと評判とのことで向かった。
仙台駅から歩いて15分ほどのお店。おれ、絶対ここでマーボー焼きそばとライスを頼もうと思っている。麻婆豆腐とライスなんて絶対おいしいじゃないか。
マーボー焼きそばも食べたかったが、カレーマーボー焼きそばなんてそんなずるいものがある。ずるい。ずるいので注文する!!
ホテルのプランを朝食付きにするか、素泊まりにするかで迷ったが、素泊まりにしてお腹を空かせてきてよかった。
写真を見ると泣いて泣いているように見えないかもしれないが、本当に泣いている。なんなら、泊まったホテルにあったマンガを見ても泣いた。毎日、泣いている。
無事に魔神ブウも倒せたところで、カレーマーボー焼きそばがやってきた。
カレーのスパイシーな香りってどうしてこんなにも食欲を刺激してくるのか。このカレーマーボー焼きそば、見た目もおいしそうだが、食べたらこれがものすごくおいしいのだ。もうさ、踊りたくなるほどおいしい
カレーマーボー焼きそばおいしすぎる。家でも麻婆豆腐にカレー粉を入れたい。だって、みんなの笑顔がきっと見られる料理だから。
まだまだお店はあるがもう食べられないので次で最後だ。次はスーパーのマーボー焼きそばだ。
ここの惣菜にもマーボー焼きそばがある。しかし惣菜のマーボー焼きそばなんてそんなにおいしいのか?という疑問があるだろう。わかるよ、その気持ち。
しかしウジエスーパーのマーボー焼きそばは、お弁当・お惣菜大賞2023にて麺部門最優秀賞を取っており、日本一のマーボー焼きそばなのだ。
マーボー焼きそばをそのまま食べたいという気持ちとスーパーに来たのだからカスタマイズして食べたい気持ちが争っている。
争いはよくない。みんな、平和な気持ちを常に持とう。イライラしないで。
イライラしたくないので、チーズをのせた。チーズをのせて食べたい気持ち、誰よりもあります!やらせてください!
見た目のインパクトがすごい。中華の見た目だったのに、急にイタリアがやってきた。ボンジュール。ボンジュールはフランスだ。
愛のままにわがままに生きていきたい。そんな想いが半熟たまごをのせた。止まらないその想い。
ほら、頭からっぽのほうが夢をつめこめるし、僕たちは天使だったから。だから食べます。食べたすぎて文章がすごく適当になっている。多めに見てほしい。だって、おいしそうだから。
全部のおいしい味がする。全部とは世の中にあるおいしいものの全部の味だ。なのでおいしい。
仙台に来たら食べてみてください。おいしいので。
2泊3日で仙台にいたので「3本ぐらい記事を作って帰るぜ!」と思っていたが、毎日2杯食べて電車に乗ったら寝てしまって、寝過ごすとう状況で、もうダメだとなった。でも、おいしいかったので大丈夫です。
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