6合炊きサイズのホワイトを買った。専用のステンレスセイロ、フッ素加工内鍋も揃えて、合計29,600円。
筆者の家には炊飯器がないため、新しくお米を炊く機械を買ったと思えば、そう高い金額ではない。
調理は「炊飯」と「保温」の2つのスイッチだけで操作する。外釜に任意の量の水を入れて、炊飯のスイッチを押すと、水がなくなるまで加熱が続く。つまり、こちらがコントロールできるのは「外釜にどのくらい水を入れるか」の要素だけだ。これが非常に興味深い。
さて、電鍋を手に入れたら一度はやってみたいことがあった。
「炊飯器でホットケーキを作ると分厚く焼ける」という噂を耳にしたことがある。大同電鍋なら加熱時間を調整できる上、蒸し調理になるから、きっと炊飯器よりもかんたんに作れるはず。
期待を込めつつ、思い切って2袋ぶん(300g)の粉を使ってみることにした。
フッ素加工内鍋は傷つきやすいため、泡立て器でなくシリコンスパチュラなどで混ぜる。フッ素加工内鍋がない場合は、ステンレスの付属内鍋にクッキングシートを敷くといいだろう(取手の取れる小鍋を内鍋として使う強者もいるらしい)。
いつもフライパンで焼くときは、1枚あたり生地をどのくらい使おうかなとか、そろそろ裏返そうかなとか、結局付きっきりで面倒をみてしまうので、放っておけるのは本当に楽だ。
コーヒーなど淹れながら悠々と待っていたら、炊飯のスイッチが上がる音がした。ホットケーキはうまく膨らんだだろうか。
まるで『ぐりとぐら』のカステラだ!
上面は蒸しケーキのようだが、きっと裏側は焼き色がついているはず。
水を1/2カップ加えて、もう少し炊飯してみることに(この微調整ができるのが、電鍋のいいところ)。
待つこと十数分後……
両手にミトンをはめて、熱々の内鍋をひっくり返してみると……
やばい。でかい。子どもの夢すぎる。
「水がなくなると勝手に止まる」仕様のおかげで、焦げ付かないし、焼き色は表面にだけしっかり付く。
焼き目がついているのが表面だけで、他は均一にやわらかい。火の通りもばっちりだ。なんだか夢を見ているような気がする。
バターとメープルシロップだけで最高においしいが、スポンジケーキとして生クリームを挟んだり、フルーツを盛り付けたりするのも楽しいだろう。
さらに素晴らしいことに、この後洗うべきは内鍋、蓋、スパチュラだけなので、生の生地がこびりついたボウルや泡立て器をすすぐ必要がない。
このホットケーキが作れるってだけで、電鍋を買ってよかった〜!!と思える、素晴らしい体験だった。これは人気になるわけですよ、大同電鍋。
記事に登場した大同電鍋 Mサイズ
使用しているフッ素加工内鍋は別売です
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