推す飯 第15回(辛いもの編)
「推す飯」とは、明るくてらいない気持ちでただ好きな飯を推す活動です。
登場人物
サイト関係者きってのカレーファン。ただ辛いだけじゃなく、旨味も感じる辛さが好き。激辛も食べられなくはないが、余力を感じられるくらいの辛さを愛好する。
デイリーポータルZラーメン部部長。うまいものを心から愛し探訪を続ける。唐辛子系の辛さが好き。
辛いものにも酸っぱさを。辛味の分類でいうとエスニック系が大好き。胃が丈夫でたくさん食べられる。
編集部員で当企画の仕切り役。こだわりなく今ここにあるものを食べるのが基本姿勢のため特に推せる品が無いのが悩み。辛いものは大好き。
人気すぎて買えなかった憧れのラー油
江ノ島:
ラー油なんですよ。
古賀:
おう、ラー油だな。
江ノ島:
かつて食べるラー油ブームがあったと思うんですけど、そのときにネットラジオで話題になって。
古賀:
ありましたね、食べるラー油ブーム。検索したら「2009年に桃屋が出したのがきっかけ」とありました。もう随分前になるんだな。
江ノ島:
それで知ったのがこの「石垣島ラー油」です。ただ人気過ぎて当時は買えなかったんです。いまはAmazonでも買えて、便利な世の中になりました。
古賀:
そういえば桃屋の食べるラー油も入手困難な時期があったくらいですもんね。
江ノ島:
ブームから数年経って家でご飯食べているときに「そういえば石垣島ラー油ってあったな」と思って買ったら、おいしかったので今回おすすめしてみました。
なめて一瞬で理解
古賀:
これ、読んでいるみなさまにどう良さを伝えたらいいかな、一旦みんなで舐めてみましょうかね。
ネッシー:
匂いの時点ですでにおいしいです!
古賀:
確かににおいがくどくないですね!
山本:
こちらは封印をとくのでわたわたしてます……!
古賀:
あ、味、すごくさわやか!
江ノ島:
そう! さわやかなんです! さっぱりしてませんか?
古賀:
ふしぎとす~っとする。
江ノ島:
辛さもあるんですけどスッと消えて、風味が残る。
古賀:
わかりますわかります! 味のキレが良いですね。
ネッシー:
ほんとだ、さらっとしています……。 味はしっかり深いんですけど、くどくないというか、重くない。
山本:
封印、解けました! じんわりした辛さがいいですね。
納豆にまぜてよし、卵かけご飯によし……
江ノ島:
以前このボトルのまま普通に使ってて、そうすると具が出てこないんですよ。
具は油を使い切ったあとにすくってふりかけ的な感じで食べていたんですけど、なんと瓶に移し替えて使うということをあとで知ってなるほど!と思いました。
ネッシー:
パッケージにもここに……。
江ノ島:
そうなんですよ、よく読んだらちゃんと書いてあった。
山本:
移し替える容器の準備をせねば! 具の中身はもはや薬膳のようですね……そそられますね。ウコンが入ってる。
古賀:
これ、食べ方としてはご飯にかけるみたいな食べるラー油的な食べ方で良いんですかね?
江ノ島:
なんでもうまいです。ゆでたもやしにかけてもうまいですし、ぼくが最初に食べたときに衝撃的だったのは納豆に入れて食べたとき、最後の晩餐はこれでいい、と思いましたね。
古賀:
それほどに!?
江ノ島:
たまごかけご飯もおいしいし、豆腐にかけてもいい。
山本:
納豆! 早く朝が来ないかなと思います!
ネッシー:
わたしも……納豆を買いに行ってきます。
江ノ島:
おはようございます。
古賀:
心に一足先に朝が来た。
山本:
納豆は、タレ込みですか?
江ノ島:
濃い味が好きな人はタレを全部入れてもいいかもしれません。ラー油に少ししょうゆを足して食べるのがおすすめです。
古賀:
おすすめが詳細だ。
山本:
レシピですね。
古賀:
これ、ラー油自体にも少し塩が入ってて味がついてるパターンなんですが、しょっぱすぎないのも良いですね。
ネッシー:
たしかにです! 塩を感じるけど、しょっぱみではない感じ。
江ノ島:
「『食は命薬(ぬちぐすい)』をモットーに化学調味料は一切使用せず、石垣島の香辛料などこだわりの食材を使って作っています。具が多いのも辺銀食堂の石垣島ラー油の特徴です」公式サイトからの引用です
古賀:
江ノ島くんがラー油のAIになった。
映画化もされていた……!
古賀:
この辺銀食堂という名前、ネッシーさんも知ってたんですよね?
ネッシー:
そうなんです! 昔、石垣島に行ったことがあって、たしか大学生のころでかなり昔なんですが、そのときこの名前を聞いた記憶がありまして。当時は、ラー油に対して強い熱情を抱いていなかったために、立ち止まることなく帰ってきちゃったんです。
古賀:
ああ~~、旅先の「行っておけば」ってありますね。
ネッシー:
あとあとブームになっているのをみて、ああ、あのとき立ち止まっていたら……という気持ちになり、以来ずっと心のすみにあったんですが、つい手に入りやすいラー油にばかり手を出してしまい、なかなかたどり着けていなかったので、今回食べられることになってむちゃくちゃうれしかったです。
古賀:
いつくらいからある商品なんだろう? と思って公式サイトを見てて、店主ご夫婦のこれまでに見入っていました。なんと映画化までされている……!
江ノ島:
本もあります!
古賀:
あっ、そして朗報なんですが、ラー油を瓶に移す方法、公式からハウツーが!
ネッシー:
わ! なんと……!
江ノ島:
残った具にごま油入れてもいいんだ。
ネッシー:
寛大……!
江ノ島:
丁寧に作っているだろうに寛大ですよね。
山本:
良いごま油使いたくなりますね!
古賀:
残すこと無く移せるのうれしすぎる~~。
ネッシー:
これを見ていなかったら、底に残った具を諦めていたかもしれません、ありがたすぎる。
江ノ島:
辛さを求める人には激辛もおすすめです。
古賀:
えっ! 激辛あるんですね! 普通のやつに混ぜて辛さを調節しても良いのか。買おう。
山本:
買います! そして映画も観ます!
古賀:
一瞬で懐柔される私達。しかしラー油一本で映画化されるのロマンがすぎますよね、憧れる。
江ノ島:
映画化されたいですよね。
古賀:
映画化されたかった人生でしたよね。
江ノ島:
どうやってもザ・ノンフィクションみたいな内容になる。
古賀:
栄誉ですよ、ザ・ノンフィクションは。
ラベルも手ちぎり……!
江ノ島:
何かにかけて食べてもらわなくても、良さが伝わってよかった…。
古賀:
なめるだけでこの盛り上がり。この激辛の商品紹介ページみてると、ボトルのラベルのシール、手でちぎってますよね。なんかもう恐縮すぎる。
山本:
熱情。
江ノ島:
ここも手作業なんですね。
古賀:
まさかの部分が手作業でしたね。
江ノ島:
お買い求めの際は公式サイトが一番安いのでぜひ、公式で。
ネッシー:
今度は公式で買います!!
江ノ島:
いいものを紹介した満足感でよく寝れそうです
山本:
明日の納豆が楽しみです!
江ノ島:
卵かけご飯も美味しいですのでぜひ。
推す飯 第15回(辛いもの編)
「推す飯」とは、明るくてらいない気持ちでただ好きな飯を推す活動です。
登場人物
サイト関係者きってのカレーファン。ただ辛いだけじゃなく、旨味も感じる辛さが好き。激辛も食べられなくはないが、余力を感じられるくらいの辛さを愛好する。
デイリーポータルZラーメン部部長。うまいものを心から愛し探訪を続ける。唐辛子系の辛さが好き。
辛いものにも酸っぱさを。辛味の分類でいうとエスニック系が大好き。胃が丈夫でたくさん食べられる。
編集部員で当企画の仕切り役。こだわりなく今ここにあるものを食べるのが基本姿勢のため特に推せる品が無いのが悩み。辛いものは大好き。