特集 2023年8月3日

1年中クリスマスの街 ドイツ、ザイフェンを訪ねる

ドイツに行ったら必ず行きたいと思っていた場所がある。ベルリンより少し南の方にあるザイフェンという小さな街だ。ここはほぼ木のおもちゃ屋さんしかない、絵本の中のようなところなのだ。

今年の2月、実際に行ってきたので、皆さんにご紹介したい。

イカをこよなく愛する人形劇人。特にコウイカが好きです。

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木のおもちゃの街、ザイフェン

ドイツに行った目的は2つあり、当サイトのライターほりべさんに会うことと、ザイフェンというところに行ってみたかったからだ。その小さな街は、なんとほとんどおもちゃ屋さんしかないのだ。

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街全体がおもちゃ箱のよう!!!
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ずっと絵本の中にいるみたい!!
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そしてほとんどの建物が木のおもちゃ屋さん&工房という衝撃

おもちゃ屋さんしかない街、ザイフェン。こんな絵本の中のような場所が本当に存在するのだ!

基本的に労働しているおもちゃ達

おもちゃはその工房ごとに少しずつ表情が違って面白い。代々受け継いでいる家が多いようで、おもちゃを見れば、「〇〇家がつくった作品だ!」というのがわかるらしい。

見ていて思ったのだが、ほとんどのおもちゃが労働しているのだ。

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かわいいけど、みんな何かしら働いている!

誰もサボっていない。働き者だ……!

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口が開いているのは、タバコの煙が出るしかけのお人形らしい。タバコを吸いつつも、皆職業を全うしている感じがする
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コロナワクチンを打っている、くるみ割り人形のお医者さんもいた。おもちゃに時代を反映している!
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なぜか10kgのおもりを運ぶくま達。ファンシーな世界に必要なおもしって何だろう
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天使でさえパソコンをしている……!!天界にも事務作業があるのだろうか
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料理をしながらパソコン&スマホチェックする強者まで!ここまでくると忙しい現代人の縮図というか、風刺なのではと思えてくる

ひとつひとつのお人形が細かく作られており、ストーリーを想像させるので永遠に見ていられる。じっくりみていると、あっという間に時間が過ぎてしまう。

でもお店は大体17時には閉まってしまうので、朝から出かけても、全然見きれないのだ。

鉱夫からの木工職人へ

この地域は元々鉱山があり、ほとんどの人が鉱夫として働いていたようだ。だんだんと採掘量が減ってくると、みんな副業で木のおもちゃをつくりはじめ、廃鉱すると、木工の方が主要産業になったらしい。副業していると潰しがきく、というのを街全体で証明している!

それにしても、鉱夫が仕事がなくなったから木のおもちゃを作り始めるなんて、器用すぎじゃないだろうか。そんな転職のパターンあるんだ。今の仕事がダメになってもなんとかなる、と勇気をもらえるエピソードである。

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サンタさんのモチーフの作品がたくさんある!クリスマスグッズが通年手に入るのだ
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オーナメントもたくさん!まさに、一年中クリスマスの街!
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キリスト教圏の国なので、聖書にでてくるシーンの作品もたくさんある。ノアの方舟がかわいかった

もはやおもちゃではないが、巨大なろうそくたてやシャンデリアは迫力があった。これらも全部木でつくっているのだ!

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天井から吊るすシャンデリアは圧巻!これが似合う家に住んでいる人は確実にお金持ちである
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置くタイプの室内灯もある。蝋燭の火をつけると、上の風車が回るしくみ
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中のお人形もぐるぐると回る!細かいつくり!!

⏩ 小さくつくる技術

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