小さくつくる技術
中には大きい作品もあるが、ザイフェンのおもちゃは基本的に小さいものが多い。手のひらサイズ、なんなら指さきに乗るようなものまである。
この小さくて細かい作品に発展して行ったのは、輸出の歴史が関係している。輸出の関税が重量によって決められていたため、小さい方がコストがかからないということで、どんどん小さくなっていったのだ。
このひとつひとつのパーツを、全部手作業で作っているのだ。
昔は小さい子どもも手伝って、家族総出でつくっていたらしい。器用すぎる!
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ろくろでつくる方法
おもちゃ博物館というところで作り方の展示がしてあったのだが、その工程がなかなか独特だった。
この作り方の発想はなかった……!!どんな小さいパーツでも、この方式で大量生産していく様子。
いくつか工房の中を見学させてもらったのだが、仕事は完全に分業制のようだった。つまり、同じパーツを永遠と作り続けるのだ!
作ってみたいと思ったけど、同じパーツを永遠と作るのはかなり精神力がいりそう。
小さい工房は家族でやっているようで、店先で子どもが遊んだり、ごはんを食べたりしているアットホームなところもあった。