特集 2024年11月21日

「蒲焼さん太郎」「焼肉さん太郎」は目隠しして食べると違いがわからない ~小学生の自由研究にまた参加した~

ノドの奥の辛みをさがせ

そんな超難問クイズ、最初のうちは何となくこっちかな?と答えていたが、続けていくうちにだんだん違いが言語化できるようになってきた。

ポイントは、ノドの奥に辛みを感じられるかどうかだ。

口に入れてかんでいる時はどちらも甘辛いが、それが終わってノドを通るとき、焼肉さん太郎のときだけピリッと辛みを感じる。

「あー、ここに辛みありますね!」とノドを診察したお医者さんみたいなことを言っていた。
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味の違いはけっこう分かるけど集中が必要

ただこれを感じとるにはかなり集中が必要で、人と話しながらやったりすると分からない。

似ているけれどよく見ると違う、双子を見分けるときのようだ。

駄菓子界のマナカナ

このクイズに集中力が必要ということは、最終的な結果にも表れていた。

3人あわせて60回中45回正解と、こうきくんの疑問に対しては「味のちがいは目隠しをしてもけっこう分かる(ただしすごく迷う)」という結果なのだけど、

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特にこうきくんと筆者は間違いが後半に固まっていた。疲れて集中力がなくなっていたことの表れだ。

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なぜなら2時間半以上やっていたのだから(写真は11ターン目のこうきくん)
蒲焼・焼肉_28.JPG
思っていたより時間がかかり部屋の予約の時間が迫っていたので、僕が飲みものを買いにいった間も進められていた。

蒲焼・焼肉_29.jpg

また、不正解は「焼肉」の後に「蒲焼」を食べたときに多いことも分かった。焼肉のピリ辛の印象が次の回でも残ってしまうからだと思う。

「焼肉」を食べた次のターンは、より一層の集中が必要となる。

蒲焼・焼肉_30.jpg
この事実は、大人たちが無邪気に楽しんでいる横でこうきくんがちゃんとメモを取っていたから分かったこと。同僚として職場に来てほしい頼もしさ。

実験の結果としてはこういったところだったが、今回はそれに加えて、蒲焼・焼肉食べ当てクイズがすごく楽しいということも分かった。

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全てを終えてこの笑顔である

そんなにお金もかからず、ちょっとした暇つぶしやゲームにちょうどいいと思うのでやってみてほしい。

そしてその時はこの自由研究のノウハウを生かし、ノドの奥の辛みをさがしてほしい。

蒲焼・焼肉_32.jpg
こちらはこうきくんのまとめ。「連続で正解して油断していると間違えやすい」という教訓も得ていた。

もっとやりたい食べ当てクイズ

原材料の表示が同じ食べものは、味が似ているだけでなくいいクイズになるということまで分かったのが面白かった。

他にも原材料名が同じ食べものを集めて、どんな食べ当てクイズができるのか見つけてみたい。

僕の次の自由研究としよう。

一方こうきくんは、この自由研究をやってみて工場でどう作り分けているのかが気になったよう。
蒲焼・焼肉_34.JPG
今度は工場見学に行こう!
ささやかなおまけ
記事に使わなかった
写真と後日談

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