特集 2019年12月17日

クリスマスツリーの高さを自力で調べる~東急沿線さんぽ

メリークリスマス!

クリスマスが今年もやってきた。都内を歩けば、どこもきらびやかなイルミネーションで、もう年末かとセンチメンタルな気持ちになる。そんなことよりも大きなクリスマスツリーってありますよね。

 

 

 

※この記事はデイリーポータルZの運営元であるイッツコムのサービスエリア、東急沿線の魅力を紹介する記事です。

1988年神奈川県生まれ。普通の会社員です。運だけで何とか生きてきました。好きな言葉は「半熟卵はトッピングしますか?」です。もちろんトッピングします。(動画インタビュー)

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二子玉川にあるクリスマスツリー

この季節、駅前などで大きなクリスマスツリーがあるのをよく見かける。東急田園都市線の二子玉川駅にも大きなツリーはあるのでみんな見に来てほしい。

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サンタへのお願いが3つぐらい聞いてもらえそうな巨大クリスマスツリー。
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夜になるとイルミネーションがきれい。願いごとも5つまで大丈夫です。

子どもたちがキャッキャしながらクリスマスツリーを見ている。どんなプレゼントを頼むのだろうか。そんな希望あふれる子どもたちの後ろで「あのクリスマスツリーって、どのぐらいの高さがあるのか」と気になった。

サイトを見ればきっと載っているだろうが、今日は自力で高さを調べてみたい。ただ、自分が算数や数学に自信がないので、他の人にも来てもらった。

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参加者は右からライターのトルーさん、爲房さん、筆者の3名。
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子どもたちの列に並んで記念撮影をした。俺たちはクリスマスに浮かれている。

記念撮影をする際に「サンタの帽子を買ったのでかぶりましょう!」と提案したが、2人から「大丈夫です」と言われたので、購入した本人がかぶることになった。そういうくやしさがピースサインにこめられていることを知っておいてほしい。

撮影後に小声で「恥ずかしい...」と爲房さんが漏らして申し訳ない気持ちになりながらサンタの帽子をカバンにしまう。悲しみのサンタ帽。

上からツリーを見てみよう

下から見上げるだけではなくて、上から見るとなにかわかるかもしれない。そんな思いで見下ろせる場所へ向かう。

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この撮影中「不安です」と爲房さん、トルーさんにずっと伝えていた。気持ちがずっと漏れ出ている。
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全員でクリスマスツリーを見る。

クリスマスツリーと同じ高さで確認をしてみる。上から見るとわかることがあるかもしれない。

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上から見ても大きい。3階ぐらいの高さ。

「上にあるの地球ですね」、「宇宙船とか色々な飾りがしてありますね」とクリスマスツリーを中心とした会話が繰り広げられる。

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上に飾ってある地球、よく見ると地殻変動が起こる前の地球だ。
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結果、「上から見たけど、意味はあるのか?」という気持ちが全員の中に生まれた。逆に心がひとつになった瞬間である。

まずは勘で答えてみよう

まずは第一印象でどのぐらいの高さを勘で答えてもらった。

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それぞれ、12m、9m、30m。
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爲房さんの考え方がなるほどと思った。

「フェンスが自分の背よりも高いのでだいたい2mでそれを参考にしたら9mぐらいだと思います」

観察力があるってこういうことか。「50m走よりも短いぐらいだからきっと30mだろう」と考えた自分が恥ずかしくなる。

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トルーさんの考え方も爲房さんと同じフェンスを参考にして答えを出したそうだ。

100円ショップの商品を使って調べてみる

勘の次は道具を使って高さを求めてみよう。それぞれ100円ショップの商品から「これだ!」というものを買う。

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それぞれどんな商品を買うのか。

まずは筆者、江ノ島の商品。ティッシュ箱だ。

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撮影が終わったら鼻が取れてしまうのでは思うぐらいかみます。

ティッシュ箱には寸法が載っており、測りやすいと思い、購入した。

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一番長いところで20cmある。
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「だいたい、1箱分がこの高さだから」
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「めちゃくちゃあるな」

ティッシュ箱をセールで大量購入しないと頂上まで届かないぐらいの高さだということはわかった。あとは「5個分の高さがこんなだからこんぐらいか」と勘である。

毛糸を使ってなんとかする

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次はトルーさん。どうやら毛糸を使うらしい。
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上に投げた!

「毛糸でツリーの4分の1の高さを調べようとしてます」とのこと。ツリーの4分の1までわかれば残りは計算して出せばいい。

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「これぐらいの長さになりました。」

ただ、ここで問題が発生した。今回1人1品なので糸の長さを測る道具がない。

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「どうしましょう・・・?」
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結果、腕の長さを参考にして計算をした。

高校生クイズみたいな解き方

そして、爲房さん。手にしているのは折り紙。これでどうやって測るのか。

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どんな計算で答えを出すのかはわからないが、金の折り紙のかっこよさだけはわかります。

「折り紙が正方形なので縦をツリーに合わせて、横を地面に合わせるようにすると、横の長さがツリーの高さになるのでその距離を測るというものです。」

聞いた瞬間、「?????」が頭に9億個浮かんだ。

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撮影後に送ってもらった説明図。わかりやすい!

調べたら「三平方の定理」というやつだった。その定理は過去に置いてきたのでちょっと覚えていないがうっすら聞いたことがある気がする。

「直角二等辺三角形の底辺と高さは1:1で斜辺は√2である」。受験生も社会人も今日はこれだけでも覚えて帰ってください。

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さっそく測ってみる爲房さん。
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「だいたい右端のポールがぐらいですね。」
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あとは歩幅で距離を調べて、
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「正解がでました!」
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3人の回答はこちら。最小が7.8m、最大が10.8m。

秘密兵器を使って調べてみる

そろそろ答えを知りたい。ただ、最後に違う方法で測らせてほしい。角度と距離を測ることで高さを計算して出すのだ。

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こちらが夜なべして作った角度を調べる道具。

木枠に分度器とおもりをつけたひもをくっつけた道具である。傾斜のある場所にこの道具を置くと、ひもの傾きで角度をしめしてくれる。

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平らな道だと90度になる。(今はちょっとゆれているのでずれている)

本来は地面に置いて坂道の角度を測ったりするそうだが、今回は地面に置き、木枠の角がクリスマスツリーの頂点に重なるようにして角度を測定してみる。

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イメージとしてはこんな感じで計測する。

ここで爲房さんから「角度が45度の場所を見つけたら、その地点からクリスマスツリーまでの距離が高さになりますよ」とアドバイスをもらう。出た、三平方の定理だ。

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測定してみる。
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そして、45度だと思う地点から通行人の邪魔にならないように距離をはかってみる。

5mまで測れるメジャーをのばしてはちぢめて、のばしてはちぢめる。そんなことを繰り返しながらクリスマスツリーまで測定していけば測量士の気分である。

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もう少しで測り終わると思った瞬間、
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メジャー、切れました。
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メジャーって切れるんですね。

ぎりぎりまで耐えてくれたメジャーに別れを送り、地元自治体のゴミの捨て方を調べつつ、導き出した答えはこちらだ。不燃ゴミでした。

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高さは28mです。

高い。明らかに高すぎる。最初に自分が出した30mに近いなんて、絶対間違っているのではないか。そんな疑問に高学歴コンビが立ち上がった。

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爲房さん、撮影をお願いした藤原さんが話し合っている。
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爲房さんが測りだした!
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結果、16.7mです。

色々な結果が出たが、正解を知りたいだろう。遠回りしたが、運営している二子玉川ライズのページを見てみるとを見ると12mとの記載が。

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最初の勘が正解したトルーさん。
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優勝!

優勝したトルーさんにはサンタへプレゼントをお願いしてもいい権利を差し上げます。おめでとうございます。

子どもたちの列に並ぶ恥ずかしさ

クリスマスツリー。あなたが子どものころにほしかったプレゼントはなんですか。今、あなたがほしいものはなんですか?私は10億円がほしいです。

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UFOから降りた大人たちを子どもたちがしっかりと見つめる昼下がり。
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