アイスを「ジャム」のようにとらえる
冒頭の提言を改めて分かりやすく説明したい。
つまり、私はアイスを「ジャム」みたいにとらえている、ということなのだ。
ジャムをそのまま食べることはそうない。パンに塗ったり、プレーンヨーグルトにかける。アイスも、ジャムのようにそのまま食べるには濃すぎないか。
アイスは強い酒である
そこで出てくるのが酒のたとえだ。
強いお酒を水とか炭酸水(チェイサー)と飲んだりするだろう。私のアイスに対する考えはあれと同じなのだ。
アイスは強い酒なのだ。
なんだか興奮してきたので、一度休んでこのアイス感をまとめてみました。
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つまり、アイスが好きすぎて、「こんなに美味しいもの、それだけで食べちゃだめだ!」という思いが私をこんなふうにしたのです。
きっと、おんなじふうな思いにとらわれている人は多いと思うのですが、いかがでしょうか?!
パンやクラッカーにつける
さて、そんなアイスにとってのチェイサーになるもの。やはり一番いいのはプレーンクラッカーだろう。
それだけだとつまんない味のクラッカーだが(いや、そのままでも実際はクラッカーも美味しいのですが、便宜的にここではそういうことに…)、アイスの力でぐっと美味しくなる。
アイスの過剰な美味しさもクラッカーのつまんなさ(重ね重ねクラッカーよごめん)によって薄められるのだ。
と、その様子を表現しようと小芝居をしたら…
なにやら、女優ライトみたいのが出た(上の写真。カメラに何の設定もしてないのに)。アイスの神が舞い降りた。
ちなみに、クラッカーにアイスを乗せると、結局はアイスもクラッカーも食べてカロリー的には倍増しているわけだ。チェイサーとしては少々重すぎるのではとも思われるかもしれない。
でもほら、チェイサーって場合や好みによって水や炭酸水じゃなくって弱い酒をもってきたりするじゃないか。そういうものだと思ってください。
食パンはいわずもがな
クラッカーと並ぶアイスのチェイサーといえばやはりパンだろう。食パンとか、フランスパンとか、そういった食事パンだ。
ちなみにパンにアイスが乗ってる、というのはお店なんかでも見かけるし、まあまあ珍しいことではないと思う。
ただ、店に置いてあるようなのは、さらにその上からハチミツなどがかかっていることがありそれは大問題だ。アイスだけで十分なのに!
弱い酒(食パン)に強い酒(アイス)かけて、さらにもっと強い酒(蜂蜜)かけてどうすんだ
撮影は社内で行ったのだが、デイリーポータルZ編集部は社内キャビネットにトースターを保有しているのでパンを焼くことができるのだ。便利な世の中です。
落ち着いた大人のバーで食パンとアイスを酒とチェイサーに例えていたのだが、思わず美味しさで自分でもなかなか出ない種類の音の雄叫び(ろー!)が出て場の空気がむちゃくちゃになってしまった。
食パン、これはさすがのマッチング。
「アイスは強い酒であり、チェイサーが必要だ」という意識が全くない人にとってもアイス+食パンは絶対に美味しい、ごくわかりやすい食べ方だと思う。ただただおいしい。
そのほか食事系のクラッカーや、軽いタイプのおせんべいなんかもチェイサーとして良いだろう。
今度は駅前飲み屋街のスナックをイメージしてご紹介していたが、「ソフトサラダ」はチェイサーとしてはちょっと強すぎて小芝居が中止されてしまった。
ソフトサラダはそのまま食べても十分美味しいのだからチェイサーとは言えない(ソフトサラダは酒に例えると焼酎ロックくらいの度数はあるだろう)。
実際すごくすごくアイスに合っておいしかったのだが、これは単に「アイスと相性のいい食べ物」なだけで、今回求めるチェイサーではないのだ。