なぜかバ行が多い、はじめてのスポーツ
これまでボルダリングやボウリングの初体験をレポートしてきた。両方とも楽しかったのに、まだ2回目に行けていない。今回はバッティングセンターだ。なぜかバ行ばかりである。
今回は安藤さんと江ノ島さんに来てもらった。なんだかチャーハンを食べないといけない予感がする。3人ともチャーハン部部員だから。
安藤さんは大学受験のセンター試験1日目で大コケし、憂さ晴らしのためにバッティングセンターへ行ったという思い出を語ってくれた。
網だらけだ。でもドラマで見たことがあるので特に新鮮みはない。
でもストラックアウトを見るのは初めてなのでわくわくした。今はなき筋肉番付が生み出したあのゲームが、バッティングセンターのゲームとして生きている。これには少し感動を覚えるぞ。
3プレイ1100円からチャージ可能らしい。1プレイってなんだ。
見てみると1プレイで20球打てるらしい。20球て。
20回バットを振り続けるだけでめちゃくちゃ疲れそうだ。みんなこれを何ゲームも楽しむっていうのか。あまりにも健康すぎる。
安藤さんも江ノ島さんも特に野球部に所属していた経歴はないとのことだ。しかしその話しぶりから、経験ほぼゼロの筆者に比べるとあきらかに慣れてそうなので先に打ってもらうことにした。
片手で打ち、デッドボールを食らう男、江ノ島茂道
まずは江ノ島さんから。打つのが怖いと不安げな安藤さんに江ノ島さんは「人じゃないですから。機械だから顔に向かって投げられて怪我することはないです」と励ましていた。そうだよな、機械だもんな。頼もしい。
予期せぬアクシデントに笑いながらも必死でほどいてあげている安藤さん。そしてその間江の島さんは片手で80キロに立ち向かう。
3球目あたりで無事ほどけ、しっかりと両手で打ち始める。
ちゃんと打ち返していてすごい。安藤さんが「江ノ島くんが持つとバットが小さく見えるね」と呟く。たしかに子供用のおもちゃに見えなくもない。
突然「イテッ!!!」という叫びとともに、江ノ島さんの打つ腕が止まった。どうしたんですか?
笑顔に見えるが、かなり痛そうだ。その後、先ほどよりも弱々しいフォームで打ち続け、なんとかゲームを終えた。
機械はミスをしないんじゃないかったのか、と喉まで出かかったが痛がる姿があまりにかわいそうでぐっと堪えた。ケガ、したくないな。