特集 2021年9月28日

アジフライを凧にしたい

舞い揚がれ、おれのアジフライ

知っているだろうか。アジフライってうまいんだぜ。サクサクとした外側とふわふわした味にソースをこれでもかとかけて、ご飯と一緒に食べたい。

町の食堂屋に行くと真っ黄色なからしをつけてくれる。つけすぎて涙目になりながら食べるアジフライもおいしい。ご飯2杯食べたい。

そんなアジフライを見ていて思ったことがある。こういう凧ってあるよね。

1988年神奈川県生まれ。普通の会社員です。運だけで何とか生きてきました。好きな言葉は「半熟卵はトッピングしますか?」です。もちろんトッピングします。(動画インタビュー)

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まずはアジフライを食べさせてください

少し前はローソンでもアジフライが置いてあり「これはいい時代になったものだ」と思っていたが、紹介するべくこの撮影のために新宿周辺のコンビニを歩き回ったがどこにも売っておらず、途方にくれたことも今ではいい思い出です。あったら食べてほしい。あれはうまい。

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これは朝の新宿で1時間半アジフライを探して見つからなかったときの写真です。

この日、アジフライがないのが悔しくて、うまいと評判のアジフライのお店でテイクアウトして食べた。

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これはうまいと評判のアジフライ。でかいのだ。あと。タルタルソースをありがとうございます。
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おれはソースとタルタルの両方をかけて食べる豪快な男。

テイクアウトをしたが、お店で食べる熱くてうまいアジフライを食べたい。

別日、歩いてお店を探していたらすてきな看板を見つけた。これは間違いない。

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アジフライがおいしいとお店側から言ってくれてありがたい。

さあ入ろう、そこには夢と希望の世界が広がっていると思って、お店に入ろうとしたら、やってなかった。なんでよ。

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足が震えたね。
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こういうお店が多いので注意しよう。(このお店を含めて3軒あった。全ての店の前で足が震えた。閉じられたシャッターを見つめながら。)

でも、アジフライを食べたい気持ちが抑えきれない。どうにか探した結果あった。

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新宿駅から徒歩3分もかからない長野屋。

たぶん、新宿に行ったことがある人なら1度は見たことがあるだろう。早く、アジフライを尻尾ごと食べさせてくれ。

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新宿にこんな昔ながらの食事屋があるのか。

相撲が流れる店内には女将さんの活気あふれる声が聞こえる。そんな中、アジフライを頼む。頼んだ瞬間、かつ丼もいいなと思い始めた。全部いいな。

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友人が頼んださかなフライ定食。アジフライ2匹いる。
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そして、自分が頼んだカレーライスに別注文でアジフライをつけたもの。

本当はアジフライ定食を食べようと思ったが、どうしてもカレーライスが食べたくて、「そうかカツカレーがあるならアジフライカレーもありだな!」という食に対する好奇心と、友人の「じゃあアジフライ定食は自分が食べるよ」という譲歩の気持ちの結果、カレーを食べることができた。カレーが今日もうまい。明日もきっとうまいんだろうな。

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こうして食べた。

サクサクのアジフライに甘めのカレーが合う。定食屋で食べるアジフライとカレーに間違いはない。

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揚げたてのアジフライの熱さに一瞬たじろいたがそのままいった瞬間です。

アジフライを食べて思ったが、アジフライってでかい。でかいのはいいことなので明日もアジフライがでかいといいなと思いました。小学生の日記か?

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大きなアジフライのポスターを作ろう

色々と見て回って思ったが、やはり凧に似ている。

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こういう凧。

調べたらカイトと言うもので、アメリカ生まれの無風でも気軽に揚げられやすい凧らしい。

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アジフライと同じ形。

同じ形ならきっと凧みたいに工作をすれば空に上がるのではないか。アジフライを印刷した紙に糸を張り、そこに風が舞えばきっと空に上がるだろう。

なら、大きな凧のほうがいいと思い、A0サイズ(841 mm × 1189 mm)のアジフライポスターを作ることにした。

SDカードの中に入っているアジフライの写真を印刷してもらう。キンコーズでアジフライの写真を印刷してもらう機会が訪れるなんて、夢のようだ。店員も「アジフライの写真をそのサイズで?」と困惑していた。全部夢です。

あと、余談だが確認のとき、自分の写真がでてきて恥ずかしいという気持ち、いつまでもあります。

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そうしてできた大きなアジフライ。比較用においたのはA3のアジフライ。

こういう撮影のときに「大きいほうが面白いだろう!」と気軽に印刷をすると思いのほか金額がかかるのでびっくりする。みんな、気軽にアジフライを大きく印刷するときは注意してほしい。1万円するから。

そうして印刷したアジフライのポスター’(1万円)をアジフライの形に切っていく。気軽な気持ちで1万円が出て行ったことに軽いショックを受けている。

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アジフライの形に沿って切っていく。
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河川敷でアジフライ切る最高の週末。

河川敷ではラグビーやサッカーで走り回っている。みんな元気だ。その元気が将来を作る、がんばれと思っていたら、小さな子どもに石を投げられた。いい経験をした。

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切り終わったアジフライ。食べたら「明日はご飯は大丈夫です」というぐらいの大きさ。

アジフライを凧にしていく

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そこに竹棒を貼っていく。

買ってきた凧の構造を見ながら竹で風を受けやすい形にしていく。その方が空気抵抗がすごいことになって飛ぶような気がする。いま、勘で凧を作っています。

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とりあえず完成した。

糸を張れば完成である。これで空に揚がるのだろうか。それとも揚がらずに落ちてしまうのだろうか。揚げないで刺身で食べるアジもおいしい。なめろうもいいよね。

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ドタバタしている。

アジフライは揚がらず、アジフライを引きずって全力疾走をする人になってしまった。なにが悪いのだろうか。揚げようとする気持ちか。

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揚げることができなかったが勇ましさはある。

なぜ揚がらないのか。形はだいたい売っているやつと同じなのに。これは失敗か、そうあきらめたとき、天才的なひらめきでこの状況が解決した。

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自分ではなく友人が。
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頭の方にあった竹を尾の方にした。
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そして、裏から表に糸を通して安定性も確保していた。

こんなんで揚がったら苦労はしないよーと友人にいいながらやってみた。飛んだ。アジフライが飛んだのだ。

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空に揚がったアジフライ。
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友人にも揚げてもらった。揚がった。

空にひらひらと揚がるアジフライ。見たかったのはこの光景だった。アジフライは空を舞い、素敵な表情を見せていた。なんだか、アジフライが揚がる音が聞こえる。ファンファーレのように。

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9月下旬の河川敷は半そでだと寒いので熱々のアジフライを食べたい。もしくはカレーが食べたい。

もっと風があれば大空に揚がったかもしれない。でも、思いっきり走って気持ちよかったし、何度も全力で走ったせいかふくらはぎがつりそうなので帰ります。


揚がったかどうかよりも揚がったという気持ちが大事

とんかつもおいしいが、アジフライのふわっとして魚のうま味がつまったあの感じもうまいと感じるようになってきた。もしかしたらこれが大人になるってことかもしれない。あと、アジフライにわさびしょうゆもおいしいのでぜひ。

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今夜はアジフライだ!
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