地味に遠い、三崎港
もう三崎港はすぐだろうと思ったら、地味に距離があり、日差しも戻ってきてしまって焼け舗装路の熱がすごい。

三崎港へ向かって歩くと、頭上に大きな橋が掛かっていました。対岸は城ヶ島という島で、そこもなかなか良い海岸線があるようです。でも暑いし、歩いていくの大変そうなので今日はいいかな…。(と、この時は思っていました)

ほとんど下調べせずに来たので、バスの路線図や本数についてもあまり理解していません。椿の御所というバス停を見たらメチャクチャ走ってました。あれ、本数ありますね…。

三浦半島の先っちょを歩きたいという動機だけで来たので全然調べてなかったけど、京急バスの本場はこっちだったのでした。なるほど、これならバス乗り放題チケットが活かせます。多い時間は10分に1本くらい走ってます。どこに行くにも超便利。
でもまぁ、どうせだからもうちょい歩くか(歩くのが好きなんです)、と漁港を歩いていきました。


メチャクチャ観光地だった
さらに進んで三崎港に近づくと、飲食店に行列が出来ていました。やはりこの辺が観光の中心地らしいのです。

お腹も減ったし、まぐろきっぷでご飯を食べましょう。30以上のお店から好きなお店を選んで切符を見せると、まぐろきっぷ用のメニューを食べることが出来ます。
食事についても下調べしておらず、どこが美味しいとか人気店だとか分かりません。並ぶのは嫌いなので、(たまたま)行列が無かったお店に入りました。想定より空きすぎて不安になりましたが、いらっしゃいませと言われてしまったら出られません。
で、いただいたのがコチラ。地魚寿司。

美味しかったですよ?
マグロづくしなメニューもありました。赤身4貫、中トロ2貫、大トロ2貫みたいな。もしくはマグロの各部位を使ったマグロ丼とか。でも、よく考えたら、そこまでマグロだけ食べたいわけじゃないなぁ…と。気付いたら地魚握りを注文していて、そこにマグロは一欠片もいなかったってわけです。たぶん、マグロが嫌いな人用のメニュー。
三崎に行ったのにマグロ食べないなんて!と思ったでしょう。僕もこれを書きながら思ってます。でも、ちゃんと美味しかったからヨシ!

お土産きっぷも使いたい
食事きっぷを使ったので、次はお土産きっぷも使いたい。リストを見ると、スイーツとかナマモノのお土産が並んでいました。場所も重要で、今いる三崎周辺で使えるとベターです。
モノは荷物になるし、ナマモノはこの炎天下で持ち歩きたくありません。食べれば終わるスイーツなどがいいでしょうと考えましたが、なにせさっき寿司を食べてお腹が減ってない。
だったら腹ごなしに三崎口の駅まで歩いてみるか。直線距離なら4.3kmなので、行程としては6kmくらい、1時間半くらいでしょう。

ただ、海岸線を歩くのはもうやめました。海岸の形が入り組みすぎて、真面目に歩いたら10kmを越えそうだし、お土産きっぷを使えるお店の営業時間を過ぎたら困ります。
ここにきて、まぐろきっぷが行動の選択肢を狭めてきました。行動が、まぐろきっぷに縛られるー。(使い方に問題があります。行き当たりばったり過ぎ)


海岸線を歩くのやめたらやめたで、更に暑い。水はたくさん飲んでますが、全然トイレに行きたくなりません。これは脱水症状的にマズイと思って駆け込んだのがいなげや。

2リットルのアクエリアスとアイスを買いました。腹ごなしのために歩いているはずが、どうも本末転倒な気がするけど仕方ない。だって、暑いんだもん。


一息入れて歩き出す。バスがどんどん抜いていく。いま僕は腹ごなしのために歩いていますが、本来はこの区間はバスの便が豊富で、歩いて移動する人はほぼいません。ましてこの炎天下に。

そして着いた三崎口駅。

下の地図はここまで歩いた記録です。バス乗り放題なのに19km歩いててウケる。

で、間髪入れずバスに乗る。

バスの冷房がとても効いていて、汗でびしょ濡れになっていたシャツが乾きましたが低体温症になるかと思いました。温度的にてんてこ舞い。

お土産きっぷを消費
ラストオーダーギリギリに飛び込んで、どうにかお土産きっぷを消費出来ました。これがなかなかの当たりで。

ピスタチオのコクと香りがおいしいジェラートと、オレンジピールが効いた温かいデニッシュのマリアージュ。(それっぽいコメント)
クラフトジンジャーエールはしっかり生姜でおいしい。間に合ってよかったし、お腹にスペースを作って訪れて正解でした。

時間は17時。まだ日は暮れないし、帰るには早いかなって思ってしまうのが海。登山ならとっくに下山して帰る時刻ですがまだ遊べそうです。
島に行くことにしました。
