特集 2023年8月30日

炎天下、三浦半島の先っちょを歩いてまぐろきっぷを使う旅

第3章城ヶ島歩き編

三崎口駅まで歩いた道中、城ヶ島が終点になっているバスが走っていることに気が付きました。なんと、バスで行けるんですよ。(なんも調べずに来たので知らなかった)

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この橋、歩いて渡らなくてもいいのです。

城ヶ島へ行くバスもそこそこ本数があり、10分ほど待ったら来ました。あー、楽。歩かなくても移動できるの、楽。しかもフリーパス。

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全能感すごい。

バスはとても速く快適で、あっという間に橋を渡って城ヶ島に着きました。

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右が三崎の街で、左が城ヶ島。

城ヶ島は周囲4kmの島で、これまでの海岸線同様に歩いて回ることが出来ます。良いじゃない、と言うことで早速歩きます。

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広めの海岸で、草も生えている。

遠くを見るとたくさんの観光客がいました。劔崎から三崎港までの海岸線は車の近くのキャンパーか釣り人以外いなかったんですが、なるほど、観光客は城ヶ島の海岸に来るようです。 

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めっちゃ人いるじゃん…。

見どころは、岩が門のようになっている「馬の背洞門」のようで、写真を撮ってる人がたくさんいました。

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これは映えスポットですな。

上を歩く人とかいそうだな、20代の俺なら登って歩いてたなって思ったら禁止されていました。そりゃそうだ。

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岩が脆いから登ったり渡ったりしないように、とのこと。若い頃に来なくてよかった。

島の端っこまで歩くと公園があり、灯台が建っていました。 安房崎灯台です。

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名前の由来は、安房の国(千葉県の南房総)が見えるから、だそうな。

この灯台はアレですね、朝、劔崎の近くの海岸から見えた灯台です。どうやらあの遠かった灯台に着いたみたいです。 

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遥かなる灯台に着いて、ちょっと感慨深い。

目を凝らすと、劔崎灯台が見えました。おお、あそこから歩いてきたのだな…。この感慨は登山の縦走に近いものがあります。

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歩いてきたからこそ感じる感慨があります。それは歩かないと分からない。

今日は、晴れすぎた感もあるけど天気に恵まれて夕日に染まった雲と海面もキレイで、なかなか良い一日でした。ただ平地を歩いただけでも充実感がありますね。暑くて死ぬかと思ったけど。

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ドヴォルザーク交響曲第9番第2章「家路」を聞きたくなる光景。

来る時はバスで渡った橋を、帰りは歩いて渡りました。けっこうな高さで港町を見下ろせて景色もよく、歩くのもいいものです。 

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帰りまーす。

橋の反対側にちょうどバス停があり、5分ほど待ったら三崎口駅行きのバスが来ました。フリーパスで乗車。いや、ほんとに便利だなまぐろきっぷ。 

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三崎周辺のバスの便利さは異常。

 結局、おかわりで歩いた城ヶ島では4.1kmを歩きました。前半と合計すると23.1kmですね(本当はバスを乗り過ごしてもうちょい歩いたけど割愛)。

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城ヶ島だけでも1日遊べる気がします。

帰りの電車も当然フリーパス。たまたま来た特急はシートが快適でした。(普通料金で乗れる特急です)

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三崎口駅の窓口でスマホの画面を見せて、切符のQRコードを窓口の端末で読み取りました。そこで往路か復路かを管理しているっぽいです。(試験運用中と言ってました)

 行こう、三崎。(また行こう)


要領はわかった、また行こう

ぜんぜん分かってないまぐろきっぷで行ってきた三浦半島。あまり使いこなせた気がしないけど、地魚の寿司はおいしかったし、スイーツもおいしかったし、バス乗り放題は便利でした。要領がわかったので、次に行った時はもっと上手く使えそうです。

三浦半島まるごときっぷなら二日間使えるし三浦半島全域であちこち行けるようです。遊べるねぇ、三浦半島。

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三崎に行ったのに食事きっぷもお土産きっぷもマグロに使わなかったのはどうなのか、と思ったので帰りに近所のスーパーでマグロの寿司を買って食べました。まぁ、これはこれで。
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