特集 2024年5月2日

コーヒーの花はお茶にするとうまい! タイ・チェンマイの山では楽しそうにコーヒーが作られていた

タイのチェンマイという街に行った。古い寺院があったりして世界的に有名な観光地だが、ここはコーヒーの街でもある。

カフェでは国内産の豆を使ったコーヒーが飲めるし、珍しいものも売っている。お茶として飲むためのコーヒーの花や、その花の蜜から作ったハチミツである。

それに、近くの山ではコーヒーが生産されている。働いている人たちはなんだか楽しそうだった。

ファンクバンド「踊る!ディスコ室町」のまこまこまこっちゃんです!ギターを弾いています!京都在住!

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タイ・チェンマイはコーヒーの街。コーヒーの花も売ってる


チェンマイを訪れたのは2月のこと。わたしが住んでいる京都はまだまだ寒かったが、チェンマイの気温は25度くらいで、空気がカラッとしていて過ごしやすかった。ちょうど乾季のいい時期に来たようだった。

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古い都で観光地。京都みたいなところだ

街を歩くと、カフェがたくさんあるのが目に入る。

タイでは国内でコーヒー豆を作っているから、地元の豆を積極的に提供している店もあるようだった。

オープンテラス付きの店。ここはタイ北部の山岳エリアで作ったコーヒーを出しているらしい
ベーグルと地元産コーヒーのセット。ベーグルはもっちりした生地と、火が入ったゴマも香ばしくて最高。コーヒーももちろんうまい

カフェで注文したコーヒーを待つあいだに物販コーナーを見ると、タンブラーやマグカップとならんで、いくつか変わったものが並んでいる。

コーヒーの花や、その花の蜜から作ったハチミツが置かれているのだ。日本ではあんまり見かけないが、生産国ではそういうものが流通しているのか。

「私が作りました」的な豆と並んで

 

ビン入りで売っていた「コーヒーブロッサム」。150バーツ(=約600円)。
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「コーヒーの花茶」は台湾茶みたい


というわけで、物珍しさに釣られて買ってきたコーヒーの花である。ラベルを読むと、お湯を注いで飲むらしい。つまりお茶なのだ。

なんか薬のビンみたいでかっこいいぞ。お湯は81度と指定が細かい
中身をあけてみると、小さい花ですな(そりゃそうか)。
お湯を注いで待つと、けっこう色がでる

飲んでみると、ほんのり甘い。

台湾茶に「東方美人」という品種があるが、それに似たかんじだ。蜜のような甘さと花のような香り。コーヒーの花は、それに加えて黒糖みたいなコクを感じる。

ちなみにコーヒーの味がするかもと思って頑張って感じようとしてみたけど、それは全然しない。

しかしこれはけっこうイケる! 次また見つけたらお土産としてリピートしたい。

緑茶とも紅茶ともちがう……でも茶として違和感はない!
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花の蜜から作ったハチミツもある


お茶用の花と並んで売られていたのが、その花の蜜を利用したハチミツである。

「コーヒーハニー」と書いているが、コーヒー味のハチミツではなくて、コーヒーの花の蜜から作ったハチミツだ。

これもなかなかおいしい。

飛行機で持って帰るときに中身が漏れてしまったハチミツ。これも150バーツ=約600円。
色も味も濃い!

元が同じ材料なので当たり前なのだが、花のお茶と似た味がする。

黒糖みたいなコクが強くて、花の香りは控えめ。そしてやっぱりコーヒーの味はしない。

タイのスーパーでライチのハチミツを買ってみたけど、それより全然クセがなくておいしいぞ。

⏩ コーヒー畑を見に行く

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