ルートを比較する
石川:次は『うぐいす公園』という所に行ってもらいます。今度は今のアドバイスを踏まえて、道中も助言をもらいながら行きましょう。
佐伯:まずはGoogleマップで検索します…。
佐伯:ルートが2つ出てきました。
今和泉:では比べてみましょう。
今和泉:1つめのルートは、所要時間が16分。
ズームすると途中に五差路と歩道橋があるのがわかります。ここは道を間違えやすいので要注意。で、途中でホテルを通り、終盤に曲がる回数が少し増えるかな…。でもそこさえ間違えなければ簡単そうです。

今和泉:もう1つのルートも見てみましょう。
こっちは所要時間が17分で…途中に地下道がありますね。
さて、どちらを選びますか?
佐伯:うーん…わたしだったらホテルの中を通りたくないので、ルート2にします。建物から出た後どっちに進むのかわからなくなりますし…。
今和泉:なるほど。でも、実はこれホテルの中ではなく外側を通っているんです。
今和泉:そして、2つ目のルートは最初に坂道を上る必要があります。それは地図には書かれていないけど、現在地から周りの風景を見ることでわかります。
今和泉:途中で通過する地下道は長くて暗いですし、わたしはルート1をおすすめします。
佐伯:じゃあルート1にします!
今和泉:ルート1は、前半に五差路と歩道橋とホテルがあり、後半は曲がり角が増える…このように先にポイントを抑えて、全体像を把握しておくのがいいですね。
ポイント④:歩き出す前に、軽く予習して全体像を把握 |
反省をふまえ、2箇所目へ
今和泉:最初に迷いそうなところだけ注意して見ておけば、ずっとスマホを見なくても大丈夫ですよ。
佐伯:はい…!
今和泉:さっそく五差路に着きました。さて、どちらに行きますか?
佐伯:あっちですか?
今和泉:そうです!
佐伯:さっき言ってたホテルも見えてきましたね。じゃああっち方面だ。ホテルが超デカくて助かりました。わかりやすい。
今和泉:ホテルなどの大きな建物は、遠くから見ても目印になります。一方で、地下道の入口は目立たないので、ちょっと難しいんです。
ポイント⑤:目印とする建物は、大きい方がいい |


今和泉:ホテルを通過したので、目的地まで半分を超えました。つまり曲がる回数が増えます。ここからは地図を見るのがいいですよ。
今和泉:このY字路は難しいですね。
佐伯:こういう時って、道の右側を歩いてたら右に行きたくなりますけど、左歩いてたら左に行きたくなるんですよね…。
方向音痴あるあるの上位に『勘で進んで間違える』がありますが、予めここは要注意ポイントだと把握しているので、ちゃんと地図を見ます。
佐伯:こっちですかね。
今和泉:そうです!
佐伯:こういうY字路は、東西南北を把握していても難しいんですか?
今和泉:角度が小さいY字路だと進行方向が似てるのと、どっちが道なりかは現地に来てみないとわからないので、難しいです。角度が小さいY字路だと進行方向が似てるので、難しいです。
佐伯:ところで今和泉さんは、歩いているときにぼんやりしていて道に迷うことはないんですか?
今和泉:わたしも結構ぼんやりしていることはありますが…。
佐伯:歩きながらラジオとか音楽とか聴いてたりして、わからなくなったりとか。
今和泉:歩きながら何か聞くことはありますよ。でもわからない状態ってあんまりないかもしれないですね。わからなかったらその都度地図見てますし。
佐伯:わたしは歩いているときに下を向く癖もあるので、景色も覚えられなくて、次に来た時もまた迷うんです。今和泉さんは歩くときってどこを見てます?
今和泉:うーん…大体100m先かな…?
佐伯:なるほど…。やっぱり前見て歩いた方がいいんですかね…。
佐伯:あれ?ここですか?

今和泉:ここです!
うぐいす公園の“都会の公園”すぎる風貌にやや戸惑いましたが、無事到着。今回はかなりスムーズに行けました。後半は雑談を交える余裕まで。ちょっとのポイントを押さえるだけで、この成長です。