特集『あたりまえ入門』
誰もが持っている世間知らずの一面。いま、スポットライトで照らします。(企画説明)
「伸びた分だけ切ってください」しか言えない
美容院で「サイドはどうしますか?」とか聞かれても分からないし怖いので、このまえから伸びた分だけ切ってください、といつも同じお店で言っている。
他の人はどうやって注文しているんだろうか。デイリーのライターのみんなに相談してみたところ、いくつかのパターンがあることがわかった。
1. 定型文型
ぼくと同じように、毎回同じフレーズで「同じようにやってください」という内容を伝える人は多いようだった。




僕も伸びた分だけ切る派なのですが、隔月で伺っては「2cmくらい切ってください」と言っています。長さを指定するとそれっぽさが出て良いなと思っています(りばすと)
2. お任せ型
定型文ではあるが、美容師の判断に任せる人もいた。前回とは違う髪型になる可能性もある。

洗って自然乾燥したらそのまま外に出られるみたいな「楽な髪型」を切望し、 長さの好みなど聞かれても「楽な感じで…お任せします」と言い、されるがままです。(岡田有花)

3. 参照型
他人や過去の自分の写真を参照する人。


髪型や髪色をよく変えていたときは、イメージに近い写真を見せていました。さらに気になるところがあるときは都度相談、という感じです。(べつやくれい)
4. 臨機応変型
その日ごとに毎回違う伝え方をするパターン。

気分によって頼み方が違うのですが、やってほしくないことを伝える、髪色は決めうちよりなりたいイメージを伝えて美容師さんに選んでもらう、などは共通です。
(月餅)

美容院へ行って、最初にざっくり要望を伝えます。
今日はちょっとだけ切りたい、バッサリ切りたい、パーマをかけたい、カラーを入れたいなど
(橋田玲子)
6. たまに変化型
だいたい定型だが、たまに変える人もいる。

7. 具体的な注文を伝える型
髪型の具体的な名前を注文を伝えるパターン。

髪質が硬く強く、染まらずパーマも取れやすいため、凝ったことはせずにここ数年ずっと「切りっぱなしボブ」を注文し続けています。女性ではよくある髪型らしく大体この一言で伝わります。(んちゅたぐい)
8. 進化型
注文の仕方自体を次第に工夫して変化させるパターンもある。

チャットのAIに自分の顔の形やパーツの様子と、なりたいイメージを伝えてまず髪型を固め、その髪型を美容師さんに伝えるための文言を生成してもらってその通りに説明する、というのを試したところかつてなくスムーズでした。(古賀及子)