特集 2025年3月27日

地図の読み方入門~地図アプリを見ているのに道に迷ってしまう方へ~

要点を抑えれば、最低限の情報は読み取れる

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今和泉:表示されたルートだけに従うのと、いったん全体を把握してから目的地へ向かうのは、どっちの方が楽でしたか?

佐伯:最初に全体像を知っていたほうが、どこが難関ポイントなのか知ったうえでいけるので、やや気楽でした。事前に『ここはムズいかも』ってわかってるだけでも心持ちが変わりますね。

今和泉:そうですね。目的地までの道筋のストーリーをなんとなく考えておくだけでも、違うと思います。

ポイント⑥:事前に目的地までのストーリーを考えておく

佐伯:石川さんはどうでした?

担当編集の石川さんも、実は地図を読むのがかなり苦手です。

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石川:『知らない町を家の近くみたいに歩いていいんだ』と思いました。

今和泉:と、言うと…?

石川:自分は普段、現在地がGoogleマップのルートの上を移動していることだけを確認しながら歩いているんです。だから方向感覚とかはなくて、ただただルートを線で見てるというか…。

今和泉:ゲームみたいですね。

:ダンジョンで通ったとこだけ明るくなるみたいな。

石川:っていうより、分岐のないコースを走るマリオカートのような…。
でも、家の近くではそうじゃないんです。地図が頭に入ってるから普通に歩ける。つまり、ある程度予習して地図を頭に入れれば、知らない町でも知っている町のように歩くことが可能なんだな、と。

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佐伯:ルートの予習は完璧じゃなくていいんだっていうのも目から鱗でした。地図が苦手でも、要点を抑えて最低限の情報さえ把握すれば、ちゃんと目的地に着けるんですね。​​​​​​

今和泉:そうですね。押さえるポイントは、ルートの比較、目印となる箇所、曲がる場所、中間地点はどこか。あとは、一旦ズームアウトした後に、再度ズームするのも大切です。

佐伯:全部超初歩のことかもしれないですけど、改めて説明してもらうと『マジでそうだな』って思いました。こうやって当たり前のことを教えてもらえるのって、本当にありがたいですね。

ポイントまとめ

ポイント①:地図は引きだけでなくズームして確認

ポイント②:たどり着きやすいルートを選ぶ

ポイント③:Googleマップ以外の地図アプリも使い分ける

ポイント④:歩き出す前に、軽く予習して全体像を把握

ポイント⑤:目印とする建物は、大きい方がいい

ポイント⑥:事前に目的地までのストーリーを考えておく

 


もっと知りたい方へ

今回は今和泉さんに、地図の読み方の超超超入門編を教えていただきました。

「もっと知りたい!」「俺は乗り換えの時点で迷います」「私って一生、東西南北を前後左右で認識する人生なんですか…?」という方は、今和泉さんのご著者『どんなに方向オンチでも地図が読めるようになる本』を強くオススメします。““全て””が載っているので必読です。

どんなに方向オンチでも地図が読めるようになる本 (だいわ文庫)

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編集部からのみどころ
記事のこのへんが隠れた面白いところで……とか書くのがこの欄の趣旨なのですが、この記事ばかりはもうノウハウが有用すぎて「とりあえず最後の6つのポイントだけ覚えてください!使い方は本文で!以上!!」な感じです。なぜなら僕も極度の方向音痴なので……。
こういうノウハウって読んだ時だけ「へー」と思いつつそのまま忘れちゃうのが常ですが、これはいちど真剣に実践してみてほしい。世界が変わります(ただし方向音痴の人に限る)。(石川)

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